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リサコラム
連載122回
本日のオードブル

リサコ30分クッキング第10回

ハイジのベッドよ、さあ!

木村里紗子のプロフィール

マダム・ワトソンにより勤務し、400名以上の顧客を持つカリスマ販売員。
大小あわせて、延べ1,000件以上のインテリア販売実績を持つ。
著書”シンプル&ラグジュアリーに暮らす”(ダイヤモンド社)(06年6月)がある。
道楽は、ベッドメイキング、掃除、いろいろなインテリアを考えだすこと。
新リゾートホテルにいち早く泊まること。
17年来のベジタリアン。ただしチーズとシャンパンは大好き。甘いものは苦手。
アマン系リゾートが好き。
好きな作家は、夏目漱石、中谷彰宏、F・サガン、マルセル・プルースト


  「クララぁ、ロッテン、マイヤーさぁん、いくわよぉ~」
 
       


リサコ30分クッキング第10回



ハイジのベッドよ、さあ!



    「寒中お見舞い申し上げます。日本中、冷え込んでおります、

    1月も半ば過ぎ、これから2月と、もっと寒い日々が続くことでしょう。

    しかし、わたくし料理人は、こんな寒さにひるむことなく、日夜仕事に

    家事にといそしんでおります。人の意欲をなくすのは、暑さ、寒さと

    空腹、そして病気でございますが、こんな季節こそ、それらに負ける

    ことなく、快適に、意欲あふれる元気な生活を営むために、料理人が

    信条としておりますことがございます」




                                                     



     「寒さの冬こそ、縮こまっておらずに、清潔な寝室でぐっすりとよい

     眠りを満喫することでございます。それでは、早速、わたくしの寝室に

     ご案内いたしましょう。”モダン”なインテリアの寝室では、ご覧のとおり、

     このような天蓋ベッドで過ごしております。さて、これから、少々

     寝室のインテリアを変えようというところでございます」



        



     
「このような天蓋ベッドは、ダブルクッションと呼ばれます、ホテル仕様

     の2段重ねのマットと、白い木製の天蓋で構成されております。

     よって、天蓋フレームとマットはくっついて見えますが、実は単独で

     ございます。さて、本日は、この天蓋ベッドの向きを変えようという算段

     ですね。では、よろしいですか?わたくし一人で動かしますよぉ~。

     カメラマンさんは、カメラを構えるのみでございます」



          



     「”せえの!”という掛け声とともにフレームとベッドのマットを引きます!

     ポイントは、マットもフレームを交互に少しずつ動かす、のみ!」



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     「ルームシューズを履きまして、グリップを効かせましょうね」



             
  



      「回転をかけながら、”押す、引く”を交互の繰り返し、ベッドは

     このとおり、90度まで回転させますよ」




                  



     「反対側に回り込み、”引く、押す”、繰り返すこと、5分もあれば

     出来る作業でございますね。こんなことは朝飯前でございます」



              



       「いよいよ最後の一押しでございますね。左右のバランスとドアの

      開閉を考えまして、設置いたしますね」




           



       「では、この際、フレームも拭き掃除をしようではございませんか。

     愛用の多重ガーゼふきんで早速、拭き始めますよ」



          



      自家発電、自家暖房という言葉がありますが、冬はこれに限ります」



       



     「つまり、自らのからだを動かして暖をとり、しかもエクササイズにも

     なりますゆえ、冬のベッドメイク、模様替え、そして掃除は、エコを

     信条とする方には、もってこいでございます」




        



     「しかも、インテリアとは、エンターテイメントの要素も持っております。

     つまり、インテリアを仕事とする者は、自らのからだを使って

     表現することが欠かせないと思うのでございます」



                



     顧客、観客を喜ばすためには、時には、”サルの木登り”のごとき

     裏技も取り入れながら、カラダで、インテリアを表現することも

     厭(いと)わないわたくしでございます。そもそもインテリアなるものは、

     ”プロセスあっての芸術表現”であってしかるべきでございますね」



                   



      よって、ベッドメイクもベッドパッドをかかえて来るところから始めねば、

     本当の料理人とは言えません。つまり、カットされた食材が皿の上に

     並んだところから、料理番組は始まらないのと同じことでございますね」




            



      さて、わたくしはベッドパッドを2枚重ねにいたします。理由はといえば、

     簡単でございます。よりラグジュアリーな寝心地を得るためと、

     1枚洗濯している間に1枚は確保しながら、ラグジュアリーな寝心地を

     堪能できるからでございます。”無精”もこのように使い方次第で

     アイデアとなりますため、まねる方も多う、ございます」



               



      「さて、いよいよ、シーツを掛けますので、きれいに平たく広げますよ。

     みなさま、これから本当のエンターテイメントが始まります。わたくしは

     少し寡黙になりますが、マウスのローラーを繰って、大いに楽しんで

     下さいますように!」




           



        「では、”ハイジのわらのベッド”を思い浮かべて!

                            よ~い、スタート!」



                   









                  




    



     「これがあるから、フラットシーツはやめられません!ベッドメイクの

    醍醐味でございますね!はらりと、ひろがるこの快感のため、

    夏でも冬でも、ベッドメイクとはお金のかからない、最高級の遊びで

    ございますね」



              



    「フラットシーツが見事着地したところで、マットに折り込んでゆきますよ

    ”ラグパ”と呼んでおります、2層式のウールのベッドパッドを重ねますと、

   当然、一般的なシーツの長さでは足りなくなります。しかし、そこは裏技、

   このように、ヘッド側のシーツは、ベッドパッド2枚のみ、くるむことでOKで

   ございますよ。裏技というより、生活の知恵でございますかね、」




             



     「ヘッド部分のシーツを少なくしても、フット部分はきっちり、長さを確保

    いたしますよ」




              



     「そうです!ぎゅう~と、しっかり引きながら、押し込んでくださいね」



              



     「はい、コーナーがポイントですね。おわかりでしょうか?わたくしのやり方

    は、このように三角に上に持ち上げます。きちんと折ってくださいね」



               



               「そして、まっすぐに下ろしますよ」



                



                   



      サイドはこのように、片側からしっかり引っ張って、押し込みます」



                  



      「いよいよですね。ほぼ、5、6分でフラットシーツは、ハイジの

     ベッドを完成させました。では、お次は、羽毛ふとんです。持ち込む

     ところは、時間の関係で省略させていただきまして、さて、また料理人

     得意のエンターテイメントの始まりですよ」




     



     「では、雲の上に寝ている気分で、ふたたび、よ~い、スタート!」



             




                




           




                




                  



      「いかがでしょうか?わたくし演じますエンターテイメントは、見ごたえ

     十分でございましたでしょうか?羽毛ふとんは、このようにたくさん

     空気を含ませてあげると、よりふっくらといたしますね」



         



     「雲の上のベッドに見事、羽毛ふとんが着地いたしましたところで、

     自家暖房もできましたことですし、本日は、ここでお開きとさせて

     頂きましょう。ではまた、来週金曜日、この時間にご期待ください

     ますように」





                                               Risaco







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