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リサコラム


2016年6月1日~30日

私自身の好きなもの、こと、ほんを
マダム・ワトソンをとおして、つれづれに語りたいと思います。木村リサコ



No.0121
2016年6月29日(水)



No.0122
2016年6月30日(木)


ほん
「はじめての水彩画」

野村重存著


こと
「ベッドの絵」






No.0117
2016年6月25日(土)



No.0118
2016年6月26日(日)


No.0119
2016年6月27日(月)


No.0120
2016年6月28日(火)



こと
「キーカラー」


こと
「背景」
ほん
「The Musicians
by Sempe」
最高に饒舌なほん


こと
「Junko Oshimaの
ミニコンサートに
行ってきました」




No.0113
2016年6月21日(火)


No.0114
2016年6月22日(水)

No.0115
2016年6月23日(木)

No.0116
2016年6月24日(金)

こと
「父の背中」


こと
「香りを伝える」

もの
「夏のテーブルの散策」

ほん
「世界旅先ベスト25」



No.0109
2016年6月17日(金)



No.0110
2016年6月18日(土)


No.0111
2016年6月19日(日)

No.0112
2016年6月20日(月)


もの
「魅惑のフリンジ」


こと
「消しゴムケシ」
ほん
「桜桃忌に寄せて
人間失格」
こと
「梱包」


No.0105
2016年6月13日(月)


No.0106
2016年6月14日(火)

No.0107
2016年6月15日(水)

No.0108
2016年6月16日(木)

こと
「心ばかりですが」


ほん
「日本人が誤解する英語」
ほん
「Sanderson The Essence of English Decoration」
こと
「あるコンテスト」


No.0101
2016年6月9日(木)


No.0102
2016年6月10日(金)

No.0103
2016年6月11日(土)
No.0104
2016年6月12日(日)

ほん
「ファブリックの
パンフレット」


こと
「プロの窓掃除」

ほん
「大人の文章術」
こと
「近所の季節」


No.0097
2016年6月5日(日)


No.0098
2016年6月6日(月)

No.0099
2016年6月7日(火)
No.0100
2016年6月8日(水)

こと
「工事現場といえば」



こと
「博多といえば」


ほん
「The Windows Book」

こと
「盲目のシンガーソング
ライター

ー大嶋潤子さんの講演会

ミニコンサート6・26」




No.0093
2016年6月1日(水)


No.0094
2016年6月2日(木)

No.0095
2016年6月3日(金)

No.0096
2016年6月4日(土)


ほん
「ほめられるほん」


もの
「出張かばんの中身」

もの
「にょきっ」

こと
「リゾートの借景」


リサコラム「もの、こと、ほん」バックナンバー集


2016年5月1日~31日





2016年4月1日~30日




2016年3月1日~31日








No.0120
2016年6月30日(木)


こと
「ベッドの絵」


ほとんど毎日何かしらのベッドの絵を描きます。




今日のこの絵は?
線書きで同じようなベッドの絵がたくさんあります。
でも実はひとつひとつ違うのです。

ベッドのサイズがシングルからアマンキングという
セミダブルを2台くっつけた大きなサイズまで
それぞれ7種類の絵なのです。





当然、サイズにより枕、背もたれ用枕(リラクシングピロー)のサイズ、個数も変わります。
パソコン上で引き延ばしたりすればサイズの調整などの操作もできるのですが、
あえて、ピローの位置、ベッドスカートのデザインなども少しづつ
変えながら、描いているのです。
よほど暇を持て余しているように見えますね。





それが何になるかと申しますと、
そのイラストをスキャンして並べておしゃれして、
コメントをつけてプリントアウトしたら、
ベッドのサイズ表記の看板になります。
完成までの所要時間の延べ2・5時間。





自分でもこんな面倒なことをと、思います。
しかし、絵で表現したものはわかりやすく見てもらえるからです。

でも実のところは
だれに言われるでもなく、やっているのです。
こんな作業がものすごく好きなのです。



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No.0121
2016年6月29日(水)


ほん
「はじめての水彩画」
野村重存著


絵を描くたびに引っ張りだしてくる愛用のほんです。
初級から中級、上級レベルまで学べる
野村重喜さんの本格的な水彩画のほんです。





ページをめくるうちに、
「え~、わたしにも、もしかして描けるかも?」と
意欲満々に描き始められるほんです。





水彩画は鉛筆で下書きをしますが、
私は細いサインペンでペン入れしてから採色をするために
純粋には水彩画とは言えないと思いますが、

絵具を使いはじめてからいろんな色、グラデーション、ぼかし、
そして色を混ぜて新しい色を作る楽しさを
覚えました。






そして これは愛用の水採用のスケッチブック。
ほんより高い画用紙がたくさんあります。

画用紙の紙質による色の出方の微妙な違いもこのほんには
事細かに書かれています。





水彩画は大人も子供も手軽に楽しめる
すばらしい表現方法だと思います。


絵の学校に行っていました遥か昔の小、中学生時代を思い出しながら
下手な絵を描いています。


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No.0120
2016年6月28日(火)

こと

「Junko Oshimaのミニコンサートに行ってきました」


NPO法人心ゆるりと佐賀県のみやき町による1周年記念の
イヴェントで、
大嶋潤子さん講演会&ミニコンサートに行ってまいりました。

久留米駅からタクシーで約15分ほどの
田園風景の広がる場所でした。





会場は若い女性の方も多く、
パネルディスカッションでは、
町長さんも参加されて、町の子育てへの支援と取り組みを
通して学ぶことがたくさんありました。





そのあとで
大嶋潤子さんの講演&ミニコンサートがありました。

失明されてからこれまでの人生と
シンガーソングライターとして
新たな人生の幸せを見つけられるまでのストーリー、
そして力強く透き通る歌声に
満席の会場は感動の嵐...

心が洗われるという経験は
いつ以来だろうかと思いました。





終わってからも
取材をしながら熱心にメモを執る、
どこかの記者さん。
支援者の方、ファンの方々、
お話しができるまでみんなじっと辛抱強く順番待ちです。





私もいっしょに写真を撮らせていただきました。
予想通りの素敵な方でした。
お肌がつやつやの美人。
一番感じたのは”オーラ”。
人に影響を与えるひとのもつ力。
こんなにすごいものは機械では決して生み出せないということ。

やっと会いたいひとに会えた
楽しくも、感動の半日でした。



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No.0119
2016年6月27日(月)


ほん

最高に饒舌なほん
「The Musicians  by Sempe」

ジャン・ジャック・サンペ


ジャン・ジャック・サンペは
二コラシリーズなどで日本でもたくさんの愛好者を持っている
フランスの著名な画家、イラストレーター、つまりアーティストです。
ひそかに「私のピカソ」と呼ばせていただいております。

そして、大事にしていますこのほん
「The Musicians  by Sempe」は
Mayumiさまからいただいたほんです。





庶民を表現する表現力に関して、
私はピカソを超えると思っています。

まずは
表紙に選ばれたこの絵。

絵の中にほとんど柄はなく、ベッドの上に脱ぎ散らかした服などは
とてもおおざっぱな線書きだけで描かれています。
なのに、





このペダルにかけたつま先にご注目。
靴を脱ぎ散らかして、練習に集中する女の子は
中に登場するプロ&アマの音楽家とは
どう見ても違う雰囲気です。

それをオレンジとグリーンの横ボーダーのソックスで
さりげなく表現しているのです。
実にここだけが唯一の柄です。

まずは、この表紙の横ボーダーのソックスで
ノックアウトされてくれという意図を感じます。

そして無事にノックアウトされました。





見開きのこのページは
「おやじバンドの晴れ舞台が無事に終わったところかな?
『今日はうまくいったな、まずます』
『それじゃ、ディナーをごちそうになるか....』
なんて言ってるのかな~」





「このひと、(バイオリニスト)
きっと自己陶酔してるよね。よだれを流しているはず。
だって、
この右足のエナメル靴の変に固まった角度がね~」
とか、





「ちょっと、そこのムッシュ~!
この曲、聴いてくれないか!」

「はぁ?なに~」

「ちょっとだけでいいから、
もう日も沈むし、仕事、終わりだろう?」

「はぁ~だからなに~?」

音楽家(あまり売れていない作曲家)は急いで車を畑の道に止めて
バイオリンをもって畑の中に走ります。

「♪♪~」

ムッシュは台車を傍らに置いたままで、
腕組みをして黙って聴き入る。

「果たして偉大なる曲になるのか否か、
その前にうまいか、下手か?」


そんなようなコメントを勝手に作りたくなる、
言葉のないサンペのこのほんは
音楽を楽しむ、最高に饒舌な「ほん」です。



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No.0118
2016年6月26日(日)


もの
「背景」



「見えますか?
この穴からじっとのぞいてみてください」





「何が見えますか?」
案内人は私の背中でそう、そっとつぶやいた。





「あ~、え~と、タオル?白いタオルが
たくさん積み重ねってます」

「それと?」

「オードトワレのようなビンが......」

「それで?」

「まだ何かあるんです?」

「はい。あります。もっと詳しく、続けてください」





「ええと、大きなタオルがきちんとたたまれて1枚、2枚、
その上にきっとそれより小さなタオルが何枚かたたまれてます。
それだけです」

「えつ?それだけ?」

「ええ。それだけ、でしょ?」

「ほんとうにそれだけですか?」

「ええ、そうでしょ、どう見ても」

「それは困りましたね」

「何が困ったのです」

「う~nnnnnn」
案内人は、眉間にしわを寄せて不愉快な顔をしていました。

「ちょっと、危ないです」

「危ない?」

「ええ十中八九」





「どう危ないのです」

「疲労困憊の極限に達しています」

「疲労困憊の極限?」

「その証拠にその意図する背景が見えていないからです」

「意図する背景?」

「しかし、おめでとうございます。
当リゾートホテルは、背景が見えない方専用のリゾートホテルなのです。
従いまして、あなたはここにお泊りなれる資格がおありということです」

「はあ~、なるほど」

「十分に癒されてくださいませ。
こちらの白いベッドルームで一晩眠れば
すべてのもつれたものが
はらりとほどけるように解決すること間違いなしですから」



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No.0117
2016年6月25日(土)


こと
「キーカラー」


雨上がりの昼休み
コンビニ弁当を抱え、ランチの場所を探して
公園をぶらぶら歩いていた。





さすがに濡れたベンチに座る人はいないと見えて
いつもならとっくに埋まっている木陰の特等席は
空いている。




ベンチの回りで逡巡していると、



赤土よりもっと赤い公園の回りの遊歩道に
黄色いものがすっと過ぎた。



うす水色の空、赤い道、緑の木々、黄色いシャツ



ジョギングしている人のようだ。



ラインマーカーのような黄色い点は
時に見え隠れしながらも
公園の周囲900mに点をつけながら周回を重ねた。



彼は自身がキーカラーになっていることを
知っているだろうか?



ヒントはいつもオフィスの外にある。


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No.0116
2016年6月24日(金)


ほん
「世界旅先ベスト25」

多賀秀行著


「一生に一度は行きたい」という
サブタイトルのついたこのほんは
星★ひとつから星★★★★★5つまで
行き先の難易度と
旅行代金の目安付きで示されています。





中には、
命をかける、かけないのレベルの
難易度の高い場所もあります。





まずは、前菜レベルの
星★ひとつ、
フランス、モン・サン・ミッシェルから、






中国、四川省の成都から400km、
さらに車で約2時間の場所にある世界遺産、
九寨溝(きゅうさいこう)という、
絶景の渓流地まで行っても
まだ難易度3です。





「何もない」という意味のナミビアのミナブ砂漠で
アプリコット色の砂漠の世界を見たら、
人生をもう終えてもいいと思うか、あるいは
もう一度、挑戦したくなるか、
なあんだ、難易度5でもたいしたことないかと思うか...





最後の南極は意外に、難易度4。

ハラハラドキドキを味わう、世界の旅ほんは
昼休みにぱらぱらとめくるだけで
自分の小ささに比較してみて、やる気倍増します。

*注 写真の時計台は近所の交差点にある時計台
緑の湿原のような写真は
やはり近所の大池公園で撮影しました。

時間のない方は、まずは近所の探索から。



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No.0115
2016年6月23日(木)


こと
「梅雨の日のテーブル散策」

紫陽花の美しい季節
庭から枝を手折ってテーブルに刺してみましょう。





紫を退けるくらいに青々と小ぶりな花弁をつける紫陽花は
玄関の三和土に楚々と活けましょうか。





まずは、お客様を中へとご案内してから、
ミントの香りのおしぼりと
ブルーのゴブレットでレモン水をお出しして、





前室のテーブルに活けるのは
うっすらと紫を帯びて、とんがった花弁を持つ青紫の紫陽花。
品あり、ボリュームあり、
とてもおしゃれな花。





シルバーの半月プレートに
透明ガラスの先細りのグラスで
野菜のジュレの
アミューズをいただいてもらいましょう。





濃い紫のまばらな花弁の紫陽花は
通好みの風情を持っているから、
ダイニングバーカウンターの上にでも。





「お好きにどうぞ」と、
ゴールドのプレートの上に紫のグラスを載せて
贅沢にもたっぷりの
クリームチーズとキャビアの前菜。





赤ピンクのどきっとする色の紫陽花は
上品できれいだけど目立ちすぎるからカウンターの端に
そっと小さく活けておきましょ。





朝積みのトマトスープは最高においしい。
鍋から直接移したゆでたてのパスタを
その上にそっと載せて、
焼いたズッキーニを浮かべます。





真っ白な花をたくさんつけた、
これは紫陽花なのかしら・
重たげな首を傾ける花をテーブルの中心に活けて、





ゴールド&シルバーのテーブルセットで
野菜だけののメインディッシュで、





なあんて、食器のコーナーで妄想をしてしまいました。


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No.0114
2016年6月22日(水)

こと
「香りを伝える」





ローズ・シフォン


この香りを知ったとき、
真っ先に思い浮かんだのは
パリのサン・ジェルマン・デ・プレのカフェでデザイン画を描いている
ソニア・リキエルのたたずまいでした。

女ぽいものと男っぽいものを混ぜ込んで出てきたエキスを
バラの香りに数滴落としたら、
きっとこんな複雑でシックで優美な香りになるのではないかと。
そんなふうに感じたのです。






ローズ・シュクレ

「一番好きな香りの風景は?」
と聞かれたとたら、すぐにバラ園と答える。

汐の香りでも、森のにおいでも、パン屋さんの香ばしいパンの香りでも、
もちろん雑踏でもなく。

肩の凝らない自然な口調で難しい問題を議論するときに
このバラの香りで満たした部屋を選ぼう。
きっと和やかに、気分よくそして早く終わるから。






ローズ・シャンパーニュ

シャンパンを味わうなら、
モーニングシャンパンが一番の理想

昼でも、夜でもなく、まだ人通りも少ない朝のカフェで、
あるいは、ホテルの中庭で。
チーズと少しのクロワッサンと。
そして冷えたシャンパンをグラスに1杯だけ。


そんな光景にあうのは、シャンパンをローズウォーターで割ったような
シズル感のあるあの香り。


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No.0113
2016年6月21日(火)


こと
「父の背中」



「やあ、元気?忙しそうだね」
ダンガリーシャツの男はストライプパジャマの男に声を
掛けました。

「元気そうに見える?」ストライプの男は答えました。






「いやね、父の日も終われば、もうちやほやもされなくなって、
ちょっと寂しい風が吹いてるって感じかな?」
ダンガリー男はにやにやしながら聞き返しました。





「ご明察だね」ストライプシャツは笑いながら答えました。

「でも疲れて見えるのは、きっとダンガリーさんがお疲れだからじゃないかしら?」
ストライプシャツの隣りのマダムが口をはさみました。

「確かに、それは言えるな。働きすぎだもんな、」ダンガリー男も笑いました。





「私たち、全然疲れてなんていないわよ~。毎日楽しいから。
それに働きすぎの日本人って言われたのは、20年前までよ。
2年前ですでに、
日本人の年間労働時間は1729時間、
それに対して、アメリカは1789時間。
60時間、アメリカより少ないらしいわよ」

「アメリカ人のほうが日本人よりよほど働いているのかしら?」
3人の黒づくめのマダムの一人が声を上げました。





「今じゃOECD38か国のうち、アメリカは17位、
日本は22位、
メキシコ人、韓国人、ロシア人、イタリア人よりも少ないらしいわよ!
ちなみにドイツは最下位らしいけどね」

「へ~、昼休みの長いイタリア人より?イメージが変わる気がするね」

「『父の背中』のイメージもだんだん変わってきたみたいね」


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No.0112
2016年6月20日(月)


こと
「梱包」


梱包にもかなりこだわりを持ちます私たちは、
不織布、ビニール袋、セロファンなど梱包資材も揃えています。
送るものに応じてラッピング、梱包を変えます。





これはキルティングのベッドスプレッド。
丁寧に梱包して、運んでも、
お客様の目に触れることなく、開梱することもありますので、
この機会にちょっとお見せします。





これはランプシェードのデコレーションを入れた状態。
まるでシフォンケーキのメレンゲのようです。
不織布で大事に包んで、箱入れしています。





これは昨日、ドイツから到着した高級なソファカバーの生地。
大きな梱包で折り曲げないよう、立てないように大事に送られてきましたが、





やはり、ビニール梱包なしで段ボールのこの端の始末など、
日本人的にはやはり、「ちょっとラフかな~」と首をかしげるところです。





最後にマダム・ワトソンの得意とするちょっとかわいい梱包を。
直径10cmに満たない箱をラッピングして
十字にリボンをかけて、
これから箱入れして梱包して発送するところです。

お口直しになりましたでしょうか?


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No.0111
2016年6月19日(日)


ほん
「桜桃忌に寄せて*人間失格」太宰治著



津島修治氏が
今から68年前の1948年6月19日、
玉川上水で遺体とし発見されてから、
ファンの間ではこの日を「桜桃忌」と呼ぶようになりました。

今日、6月19日がその人のペンネームである、
太宰治の命日です。





「自分は子供の頃から病弱で、よく寝込みましたが、
寝ながら、敷布、枕のカヴァ、掛蒲団(かけぶとん)のカヴァを、つくづく、
つまらない装飾だと思い、それが案外に実用品だった事を、二十歳近くになってわかって、
人間のつつましさに暗然とし、悲しい思いをしました」
(「人間失格」より)





本名とは何ら関係のない「太宰治」というペンネームを、
かっこいいからという理由でつけた洒落者であり、
酒飲みで数々の問題行動を起こしながら、
エレガントな一族中で、唯一のアウトローとして生きた著名な文人に
大変失礼とは存じますが、
以上の文章を解読、”現代語訳”してみました。





「僕は、子供の頃から病弱だったらしく、いつもベッド中にいる
子供の自分の姿を思い浮かべてしまう。
僕は寝ながら、シーツ、ピロケース、コンフォーターケースを
つくづく、意味のないデコレーションだと思っていた。

しかしそれはベッドリネンと呼ばれ、寝具を汚れから防ぐ実用品でありながらも、
眠る時にも幸せな感覚を味わい、
そして癒されるためのデコレーションなのだと気付いたのは、
二十歳近くなったころだった。





そうして、
人間とは合理的なものにも細やかな心遣いと思いをゆき渡らせる
存在なのだと知って、
とてもやるせなく、愛おしくなった」


仮に存命していたら、107歳の太宰治が「やれやれ」と言うでしょうか?



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No.0110
2016年6月18日(土)


こと
「消しゴムケシ」



消しゴムのことを
「ゴムケシ」と呼ぶ年代もあるようです。

私たちは、イラストの鉛筆の跡を消しゴムで消すことを
「消しゴムケシ」と呼びます。

単にペン入れした後に消すことなのですが、
これが一癖も二癖もある「こと」なのです。





なので、
「消しゴムケシ」をほかのスタッフに頼みたいな~というときでも
ぐっと我慢して、自分で消すことがほとんどです。
理由は つまり、
「消しゴムケシ」は一癖も二癖もある「こと」だからです。





消し方は消す部分を左手でV字を作るように囲み、
その中の鉛筆の跡を見極めて、
幅数ミリのストロークで小さく小さく強めに消してゆきます。

大きなストロークでは余計な部分も消してしまったり、
しわを寄らせたりと画用紙を痛めるからです。





ほかの人にお願いして、何度も紙を破られたり、
しわが寄ったり、きちんと消えていなかったりという経験から、学びました。

きれいに消えたと思った後でも、
虫眼鏡で隅々まで消し忘れがないか確認します。
A4の画用紙なら約30分~40分はかかります。
線がたくさん入っている場合は1時間もかかる作業なのです。






さて、明日大きなお宅のインテリアをご提案するイラスト、
これから色、柄を入れてゆきます。

インテリアは数ミリ単位の細かな時間と手間を経て
少しづつ完成に
近寄ってゆくものだと思っています。

面倒なことが好きな方には大変向く仕事です。


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No.0109
2016年6月17日(金)


もの
「魅惑のフリンジ」




カーテン、クッションカバーなど、インテリアデコレーションデコレーションに
欠かせないフリンジですが、
これは媚薬のように
空想の世界を作りしてくれるのです。

下の写真は
現在進行中でお客様にご注文をお受けしている魅惑の世界の一つですが...





忙しくてリゾートにゆけないから、
モルディブ、タヒチのリゾートみたいなベッドルームに
模様替えをなさりたい方のカーテン、
クッションクッションなど用です。





マリンブルー、ペールグリーンなどの丸い大胆な刺繍のある
オーガンジーのシースルーのワンピースをさらっと羽織って、
大振りな青いイヤリングを
風に揺らしている 美しい女性を想像しませんか?





日が少し陰って、オーガジーブルーのストールを羽織られば、
ラウンジで冷たい飲み物を楽しんでいるようなんて....
そんな空想を楽しんでしまいます。

これらは、お客さまに仕様の確認をしていただくためと
工場の縫製担当者に正確に取り付け位置と寸法を伝達するために
サンプルを使ってで制作している
ミニチュアなのです。





作りながらあまりのかわいさに、写真を撮ると、
「ほら、見て、見て、かわいくない?」とほかのスタッフにも
見せたくなるのです。
そして、写真を眺めながら、
イメージも夢もパリ、ロンドン、NY、タヒチ、モルディブ...と世界中に
果てしなく広がります。
幅2mほどのデスクの上で。


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No.0108
2016年6月16日(木)


こと
「あるコンテスト」


「それでは、最終選考に残ったみなさま、
順にお名前と10秒以内でアピールをお願いします」





「エントリーナンバー6番、スカップのハンカチコンビです。
私たちどちらもスカラップのハンカチです。
お得意なことはだれにも負けません」





「はい。エントリーナンバー19番です。
そんなことを言うなら、
僕たちは3人は、もっとお得なブルーのハンカチトリオです。
夏の季節にハンカチは必需品です。
ガーゼ、麻、綿、どれも気持ちいい素材のブルーは
若さの象徴ですし、さらに...」

「はい、19番の方、時間切れです!」





「私、エントリーナンバー1番。
お得と安心安全なマルセイユから来た石鹸です。
長い歴史を誇るオリーブ石鹸2人とパーム油の石鹸の
美人3姉妹ですもの」





「エントリーナンバー3番
パイルのトングスリッパです。
洗濯機で洗える、清潔、気持ちいい、夏に限らず、1年中、重宝される
スリッパです」





「実は、S,M,Lの親子でやってきました。
優勝は私に決まっているでしょう!」

「残念ながら決めていただくのは、お客さまなのですよ。
それでは、インターネット投票を今から開始いたします。
それではご覧のみなさま、今回のコンテストのテーマ、
”¥1,500のコストパフォーマンス”で検索してください!」


(*インターネット投票は実際にはございません。)



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No.0107
2016年6月15日(水)


ほん

「Sanderson The Essence of English Decoration」

Mary Scoesar著

イギリスを代表する
ファブリック&クロスメーカーとして世界的に有名な
イギリスサンダーソン社が150周年を記念して発行した
貴重な社史&インテリアの歴史書です。





サンダーソンという言葉を初めて聞く方も、
それとは 知らずに使っていたクッションカバーやテーブルクロス、ベッドリネンなどが
実はサンダーソンのものだったりと、
特に生地は写実的なプリントと美しい色使いで
日本でもとても親しみがあります。





サンダーソン社の始まりは1860年。
アーサー・サンダーソンが、フランス製の高級な壁紙の
輸入を始めたことから始まったそうです。

私自身大好きなイギリスのビクトリア朝時代のインテリアですが、
その時代のドラマなどを見るときの、見方が変わりました。





「この部屋の美しいクロスはアーサー・サンダーソンが輸入した
フランス製のクロスなのかな」と。
フランスのインテリアが流行の最先端で、
英語に時折、フランス語を交えてしゃべるのが粋とされたようですし、
そのころからすでに、「おフランス」だったのですね。





さらに、このほんのすばらしいところは、
当時の写真、膨大な図案から広告、100年以上前の請求書まで
貴重な様々な資料が公開されているところです。





写真だけでも十分に楽しめるこのほんは
150年後、300年前を紐解く人々が、
どんな感想をもって読むことだろうと思うと、過去から未来を見るような気分になります。

あと150年は大事に読み継がれますように。


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No.0106
2016年6月14日(火)


ほん
「日本人が誤解する英語」



ブックカバーもぼろぼろになって捨ててしまい、
辞書替わりに使い込んだ英語のほんがこれです。






「日本人が誤解する英語」マーク・ピーターセン著(光文社)

日本語に大変精通なさっておられるユーモア満点の先生の著で
微に入り細に入り、こまやかです。





約5年ほど前から、週1回アメリカ人の先生にチェックを受けながら
趣味で「リサコラム」などを英訳しており、
そのために購入した読み物風のおもろい英語のほんです。

これまで英訳したものは、
「シンプル&ラグジュアリーに暮らす」
「Bedroom, My Resort リゾコのベッドルームガイド」(E-book)
リサコラムシリーズでは、
「ホテルセンチメンタル」、
「Cafe After The Rain」、
「ワーズ・ワースの前庭」、
「私が目覚めるところ」は現在進行中です。





今では英訳もだいぶ慣れてきましたが、
最初は英訳なんてとてもできやしないと思っていました。

このほんで学んだことは、

「高校生までに学んだ英語はかなり間違っている部分があるということ。
英語の表現は日本語の感覚とはかなり違うけれど、
いきいきとしたニュアンスを伝えることも不可能ではないということ
そして
私のようなずぶの素人でも、
やり始めれば案外できることはまだあるということ」です。


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No.0105
2016年6月13日(月)

こと
「心ばかりですが」

「梅雨もところどころに休みを入れながら、
蒸し暑さも日に日に加速するこの頃、お元気でお過ごしでしょうか?

心ばかりのものをお贈りしたいと思い、
筆不精のペンを執りました」





「先生に最後お目にかかったのは、20年ぶりの同窓会でしたね。
相変わらずユーモラスな楽しいお話に
つい時間を忘れ、同級生たちを交え深夜まで盛り上がったことを
思い出します。

私にはすでに父はおらず、
父の日に寄せて、先生に何かお贈りしたいと思いった次第です。

先生は夏でも長袖のシャツを着ておられましたので、
長袖長ズボンのふんわり織った柔らかい生地のパジャマがいいのかしらと
思って選んでみました。

蚊取り線香を縁側で炊きながら、宇治拾遺物語に読みふける
先生にぴったりだと思うのですが。

それと、先生のハンカチは真っ白でしたが、たまにはこんな
黒のシックで洒脱なものをもっていると、生徒に、特に女子生徒に
からかわれること、間違いなしです。

ブルーグレーのストライプが先生をスリムに、そしてさらに知的?に
見せてくれることを願って」

***

ミラ・ショーンふんわりサッカー長袖長ズボンパジャマ ¥10,800
アクア・スキュータム*アイロン要らずハンカチ \1,620
合計¥12,420





「今日も、そして、明日も元気で頑張っておられることだと思います。
単身生活1周年、おめでとうございます。

こちらも負けずにみんな元気で頑張っております。

部長にはお嬢さんも息子さんもおいでではないということで、
父の日を寂しくお一人、赴任先で味わっておられるのではと思い、
チームの女子会で話し合って、メールでお伝えできない気持ちを
部長へのパジャマの贈り物に託してみました。

このおしゃれなボーダーポロシャツと半パンツを
朝のジョギングに、そして、夜のお庭の水やりに
お役立ていただければ幸いです。
どうか働きすぎないようにお気をつけくださいますように」

***

ポール・スチュアートブルー&ネイビーボーダーかの子ポロシャツ&パンツ
綿100%共に各¥5,940 
変わり織り先染めストライプ今治タオル ¥1,296
合計¥13,176





「このたびは丸2年の長きにわたり大変お世話になりました。
先生のお陰で本当に素晴らしい我が家が完成し、
そして、家族みんな、ワンランク上の人間に変わったかのような気分で
バリバリ、勉強に、仕事に趣味に励んでおります。
私の油絵も壁に掛けられるほどに上達し、
(これを自画自賛というのですね!)
ほんとうに、建築、家、環境の大切さを身をもって実感しております。

すばらしいセンスをお持ちの先生にどんなものを
贈りしたらいいものか、本当に迷いましたが、
このライラック色のシルクのようなサテンのパジャマを見つけたとき、
これしかないと思ったのです。
ぜひ、その滑らかさがさらに、すばらしいアイデアの源になればと
身勝手ではございますが、願っております」

****

ホテル・センチメンタル エジプト超長綿テイラーパジャマ
長袖長ズボンライラック・スリッパーズ ¥12,960
マルセイユ石鹸 ¥864
合計\13,824





「これからますます暑く、湿度も高くなる日々に向かいますね。
いつも私たちをサポートしていただき、
ほんとうありがとうございます。感謝しております。

そして、
お父上の介護に、お仕事にとほんとうにお疲れさまでございます。
実は、
毎日お仕事で汗を流すMさんにぴったりのパジャマを見つけたのです!
ダブルガーゼの半そで長ズボンパジャマです。
見た瞬間、これだ!と思いました。

一瞬一瞬を真剣に向き合って生きてゆかれるMさんの後ろ姿を、
多くの人は黙って見守っていることを
ぜひ知っていただきたいと勝手ながら思っております。

私たちのチーム数人でほんの気持ちですが、
どうか使っていただければほんとうにうれしいです」

****

MoonTan ダブルガーゼ綿100%の半そで長ズボンメンズパジャマ
¥9,612
変わり織り先染めストライプ今治タオル ¥1,296
合計\10,908


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No.0104
2016年6月12日(日)

こと
「近所の季節」

折り返しの6月も3分の1を過ごしてしまいました。

仕事も話題もすでに真夏から秋に移り、そうだ、あの木たちはどうしているかなと
ちょっと近所を散策してみました。





街路樹に並ぶその木々は
その葉に一層、みどりを加えているようですが、





2月前の
これでもかと花びらを重ねたやりすぎなくらいの華やかさは、
今は昔のようで、





この木が八重桜だとは認識して眺める人も少ない、
とてもシンプルな存在になっていました。





そうだ、
熊本城のような高い石垣のお宅の下でエレガントなリゾートの香りを放っていた、
あの木はどうしているかなと、「あのひとは今」
の気分で見に行ってみると、





やはり、鮮やかに黄緑色の葉を目いっぱい茂らせてはいるものの、





やはりひと月前の、あのたわわな白い花を抱いたエキゾチックな
ジャスミンの木という面影はなく、





ただ、石垣の上の白壁から、大振りの紫陽花だけが
わが世の春ならぬ、梅雨を満喫しているようでした。

時は移り、そして主役も変わり、
これを「季節は巡る」というのですね。


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No.0103
2016年6月11日(土)


ほん
「大人の文章術」


「紙くずからパイプ」

大事なメモを誤って捨ててしまったことに気付いたのは、
夕方の6時、飛行場について電話をかけようとした時です。

昨夜ホテルの部屋で電話をしながらメモを執ったことは、はっきり覚えていました。
備え付けのメモ用紙で書いたのですから。
しかし手帳に挟んだはずの電話メモが、どこにもありません。

私は青くなり、赤くなり、
そして頭は白くなりました。





私はホテルに電話をかけながら、
「わかりました。少々お待ちください」と言われた後で
「それはお受けできません」と事務的に返される文句が
現実味を帯びて浮かんできました。

しかし、
私の予想は裏切られました。
もちろん、いい方向にです。





フロントの女性は
「ご期待に添いかねます」というどころか、
「かしこまりました。すぐに係の者から、折り返しご連絡申し上げます」
と言って、
私の電話番号を聞いたのです。

部屋のくずかごの中身は私のようなうっかり者のために、
チェックアウトの翌日まで保管されるそうなのです。





それから間もなく電話が鳴りました。

私のメモは見つかったのです。

私は礼を言うと相手のスタッフにメモを読み上げてくれるようにお願いしました。
そして読み上げてもらった後で、
相手はこれからちょうど帰るところで、空港の駅は自分の通勤途中の駅なので、
すぐに空港までそのメモを届けるというのです。

私は
「とんでもございません」丁寧に断り、
それなら、メールで送ってもらえますか?それ十分ですと言って、
「ほんとうにありがとうございます」と何度も丁寧に礼を言うと、
「とんでもないことでございます」と相手は言い、

そして、





「紙くずはもう1泊いたしますから」と言ったのです。

私は「次も必ず、お世話になります」と言った後で、思い直して、
「ああ、そのメモ、お手数ですが後で送っていただけますか?
記念にとっておきたいのです」と言いました。

私はそのメモをラミネート加工して、
穴をあけ、栞にしました。

以来、その顧客とは10数年の太いパイプでつながれるようになったのです。





紫の文字、
「わかりました。少々お待ちください」
「それはお受けできません」は間違った表現。

「かしこまりました。すぐに係の者から、折り返しご連絡申し上げます
「ご期待に添いかねます」
が正しい表現。

「紙くずはもう1泊いたします」は、
帝国ホテルのサービスを気品を込めて伝えた名コピーです。

ストーリーはこのほんを読んで書いた私のフィクションです。


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No.0102
2016年6月10日(金)


「プロの窓掃除」

毎週1回、窓掃除の日があります。
高さ3mX幅約15mの窓と、裏通りの格子の出窓などの
完璧な掃除を
プロの清掃業者さんにしてもらいます。





ずっと以前は自分たちで窓掃除をしていたことがありました。
しかし、なかなか上手にできないわりにとても時間がかかり、
10数年前から店内の床、水回り、窓ガラスなどはプロにお任せしております。





窓ふきの様子を店内から見ていると面白いように
スムーズに進みます。

刷毛のついた、ウォッシャーというものでまずは
窓に洗剤を広げた後で、
ゴムのついいた、スクイジーという道具でまるで、ケーキに生クリームを
薄く塗るような感じでらせん状に洗剤を下へ下へと下ろしてゆきます。





窓ふきのポイントについてを尋ねてみました。

「大きな道具と小さな道具とはどう違いますか?」

「大きな道具は脚立が要りませんが、
汚れに対して力が入らないです」





「小さな道具は手の動く範囲ですから、
その分力が入ります」

スクイージーの作る跡を見ていると、とても魅惑的な軌跡を描いています。
α波のような波形です。
だから、見ていて気持ちがいいのでしょうか?





「拭きながら、窓枠の境を乾いたタオルで拭きあげます。
ここに水滴が残りますから」

およそ、30分で窓の表面裏面の掃除が終わります。

「社会は熟達者にたいしてお金を出す」という
言葉があります。
熟達者とは驚くほど早く完璧に仕事をこなせる人ということですね。

毎日、勉強になること、限りなしです。


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No.0101
2016年6月9日(木)


ほん
「ファブリックのパンフレット」






テーブルに広げたものは、
ファブリックメーカーのパンフレットです。
新しいコレクションが発表されると
パンフレットが同時か先行して出されます。





ほとんどがイギリス、フランスなどヨーロッパの生地メーカーの
パンフレットです。
とても美しい写真中心で文字はほとんどありません。
並べてみると、まるで美人コンテストのようです。

際立つにはいかに美しい表紙でアピールするか、でしょうか?
いえ、実はそうとも言えないのです。





逆に目立たせず、地味にゆくやり方もありそうです。
その一例が”コールファクス”というブランドのこのパンフレットです。
3年ほど前のものですが、
エクスクルーシヴな存在感をアピールして理由は、
グレーという地味な色と手触り感です。
ざらっとした表面にはエンボス加工が施され、柄が浮き出しています。





その理由の一つは、
このパンフレットの中の一押しの自信作が
この生地だからだと思います。
この生地は以前ご紹介させて頂きましたが、
シルクの上に、立体的でゴージャスな刺繍が施された生地です。
実は私の大好きな生地のひとつです。





パンフレットと見比べてみると、
その凸凹がよくわかります。
触れば、さらによくわかります。
表紙は中身を表すということでしょう。





そしてこちらは、ジェーン・チャーチルのパンフレット。
表紙の手触りはガラスのようにつるんとしていてます。
映っている写真はオレンジ色に刺繍をした輝くカーテン、
そして手前には赤い椅子とショッキングピンクの椅子。
その上にはシルクサテンの黒光りする生地の上に
しずくのような大きめな刺繍が施されたクッション。
つやつや感とゴージャス感をパンフレットの表紙でアピールしているのでしょう。





そして、こちらは高級レストランのワインリストと見間違えるような
赤ワイン色をした真四角な形。表紙には写真なしで、
単に、
ブランド名の”ルリエーヴル”と、アクセサリーカタログとだけ書かれています。
(クッションなどの小物のカタログ)

これも、おフランスのセンスですね。
もちろん、開けば、ハイソな世界が広がっています。

「目立たず、目立ち、期待をさせる」
目立つためのひとつのキーワードでしょう。



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No.0100
2016年6月8日(水)



こと
「シンガーソングライター
ー大嶋潤子さんの講演会&ミニコンサート6・26」



「潤子さんのコンサート、いの一番で駆けつけます!」の
メールを送りましたら、

「うれしくて、うれしくて、思わず3mほど飛び上がるほどの
お返事をありがとうございます」
という、ユーモラスな返信を
驚くほどの速さでくださったのは、
シンガーソングライター、大嶋潤子さんです。





31歳で全盲になり、2年間引きこもりでどん底の人生を味わい、
そして、素晴らしい伴侶を得て、母になり、
41歳で歌に出会い、
そこから新たな成功人生を歩み始められた方なのです。

仕事も家事もこなし、
テーマを決めてて毎日フェイスブックに投稿、
最大のハンディをプラスのエネルギーに転換して、
ほんとうに多くの方に勇気を与え、インスパイアし続ける、
こんなにユーモラスで楽観的な方を私は知りません。





太陽カンツォーネコンソルソ・クラシック部門2年連続上位入賞
そして、2014年にCD「Mother」をリリースされ、
近年は、
東京から各地へとコンサート活動と講演をパワフルに展開されておられます。
そしてこのたび、私どもマダム・ワトソンの近くで、
初の九州コンサートと講演会が実現することになりました。





お近くのリサコラム読者さま、ぜひ、
私と一緒に、大嶋潤子さんの 澄んだ伸びやかな声に癒されて、
プラスのエネルギーを帯びてハッピーに熱くインスパイアされましょうよ!


6月26日(日)みやき町コミュニティセンター(〒849-0113みやき町東尾6436-2)
こすもす館 多目的ホールにて、
13:00~15:00より。

お申し込み・お問合せ NPO法人心ゆるり

 ℡ 0942-80-1023
まで。

イベント内容
★子供が幸せになるこれからの町づくり「パネルディスカッション」
★大嶋潤子さん講演会&ミニコンサート
 大人¥1,000 小学生未満は無料(託児もOK¥300 先着順30名様)


そのほかの
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No.0099
2016年6月7日(火)


ほん「The Windows Book」


古きをたずねて新しきを知る本
マダム・ワトソンの蔵書のひとつ。




窓装飾の専門誌のこのほんは
なんと1982年9月1日初版本です。
窓装飾に関する
あらゆる情報が満載です。

まずは海外の窓装飾がどんな風なのか、
国ごとに写真とそれぞれに建築家がコラムで面白い解説をしています。





フランス窓はなぜ、内開きなのか。
それは、厳しい冬の寒さを過ごすためと
春になり、新緑の香りをいっぱにい部屋内に取り入れるためでは
なかったのかと。(戸塚任宏さん)





35年以上前と今の違う点は、
今の家よりずいぶん凝った大きな窓を作っているところです。

「窓が大きいと、カーテンにお金がかかるから
できるだけ小さくしてもらいました。」
というお声をよく聞く昨今は
窓と人間のかかわりでいえば、
ちょっと悲しい現実です。





斜めになった窓に沿って
斜めに紐引きレールをわざわざつけて、
カーテンの丈も斜めにした窓なんて、
今はおそらくないでしょう。





ヨーロッパの伝統の窓装飾も
時代ごとにイラスト入りで詳しく解説されています。





窓のデコレーションの極みは
今では、ベルサイユ宮殿のような場所でないと
見られなくなってしまいましたが、
時代はめぐると言いますから
きっとこんなデコラティブな時代もまたいつか
めぐってくるのかもしれません。
それまでは生きていたいものです。





そしてカーテン、ブラインドのメンテナンス方法から、





裁断はさみのいろいろ。
カーテンのレールをカットする道具から、





実際のデコレーションカーテンの生地の裁断方法、
縫製まで事細かさは百科事典です。
(百科事典という言葉もかなり死語に近いですけれど)
しかも、巻末には用語の解説辞典付きです。

34年前で\15,000ですから、
今の価格では7,8万円くらいでしょうか?

TOSOは今でももちろんレールのトップメーカーです。

このほんはずっと大事に書棚にあり、
時々ページをい開いて、貴重な過去を紐解いています。



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No.0098
2016年6月6日(月)



こと「博多といえば」

やってきました、「博多祇園山笠」の夏が。

部外者は
流(ながれ)と呼ぶ地区のチームがおみこしを担いで
早いもの競争を繰り広げる
長い大運動会を
見物するという感覚で楽しませていただきます。





最後の大運動会、
追い山の7月15日まで
5月から着々と準備が始まっておりますよ。





近年は外国人の方の参加も結構見られるようです。





そして、博多といえば、
中州、屋台もその代名詞のようなものです。

屋台といえども、演歌の世界とはちょっと違う、
雨にも雪にも夏の暑さも防げるような
クールな屋台もちゃんとございます。





北と南からやってきた二人の営業マンが
時間を決めずに行きつけの屋台で待ち合わせという光景も多いそうです。
これも粋ですね。





建築中のビルの回りの塀のイラストでずいぶんと楽しませて
頂いております。

ほんとうに味のあるすばらしいイラストを
ありがとうございます。
地元でない方も、この絵を見ながら、博多を好きになっていただけますように。



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No.0096
2016年6月5日(日)


こと「工事現場といえば」




監督さん、設計士さん、
そして、いろんな担当分野の責任者さんが時には喧々諤々の
論争を展開ということも、
しかし、ここは終始、平和に進んでいるようです。





「おーい、気をつけてね!」





「OK! 任せとけ!」





ダンプのお兄さんもクレーンの運転手さんもお天気続きで、
ごきげんのようです。
安全運転でお願いしますね~。





みんなの協力と和と、そして、ユーモアで
今日も一日、和やかなムードで、
ビルの工事も着々と予定通り進んでいるようです。



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No.0095
2016年6月4日(土)



こと 「シースルーエレベーター」

福岡市に百道浜というリゾートのような美しい人口の浜があります。

その浜を借景にしたお客様のマンションに伺うとき、
そこのシースルーエレベーターに乗るのが楽しみです。




1階から上ってゆくと、
手前に芝生の広い庭、その向こう防風林のある浜がちらっと
見えてきます。



上に上がるにつれ、
手前の緑の量が海と空のブルーの量に追い越され、



15、6階あたりで半々くらいになって、



20階を超えるとブルーが多くなり、
そして気分はリゾートホテルに来た気分に一変!

なのに、「地震のとき、怖くて、
海は全く見えない場所の戸建てにお引越しなさるとのこと」
惜しいような、もったいないような、
うらやましいような、残念なような。



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No.0095
2016年6月3日(金)



もの 「にょきっ」

おとなりのビルを何気なく見ていたら
階段に動くものを発見しました。





外階段から”にょきっ”と飛び出してくる物があります。
下の階からだんだんと上に上ってゆきます。
木の角材のようです。
5階の外階段をじっと目を凝らしてみてみると、





長い柱が、角度を変えながら、上ってゆきます。
しかし、人間の姿が見えず、





あれ、
1階下からも、今度は2本の柱が同じように”にょきっ”と出てきました。
どうやら2人で
柱を階段で上まで運んでいるようです。





一人目の職人さんの白いTシャツ姿が見え、
最上階まで無事に運び上げたようです。





次に、2本抱えた2番目の職人さん”にょきっ”も一番上の階まで
上ってきたようです。

この世に住んでいるといろんな面白いことに出くわすものです。
今日はラッキーディでした。


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No.0094
2016年6月2日(木)



もの「出張かばんの中身」

有名人でもないのに、かばんの中身を公開しても
どうなるものでもないののですが、
私の大事な相棒です。





出張かばんは常に結構な量の道具をセットして
オフィスの自分のクローゼットにスタンバイさせております。





まずは、スケッチブックと、色鉛筆などの筆記用具の入った
ペンケース。開けば立ちます。
そこに紐をつけて、首から下げられるようにしています。
立って絵を描くことも可能です。
別に予備のボールペン。ジェットストリーム
(これが一番使いやすいのです。コンビニにあります。)




そして、ふせん、ホッチキス、ホッチキスの針、電卓、鉛筆の芯などが
平たいおさまったバニティポーチ。
これはずいぶん前に東京、恵比寿のウエスティンホテルで頂きました。
洗面具が入ったものだったと思います。





主婦の友社の雑誌PLUS1LIVINGの撮影のお礼にもらったノート。
特殊な印刷のようで、柄が浮き出ています。
持ち歩くのはちょっと重たいので、
これは必要に応じて。
ずっと大事に使っています。





お化粧はしないのですが、
ウエッジ・ウッドのポーチとティッシュケース
そしてMORのハンドクリーム





ブラシ2種と
お客さまのおうちでベッドメイクをする場合に、
歩き回って髪の毛が落ちないようにクリップ式の大きな髪留め。
そして、夏には扇子。





ブラシ類はジップロックに入れて、
ポーチなどとともにまとめて別の巾着に入れています。
これはかなり年期の入ったジム・トンプソンのシルクの巾着バッグ。





忘れてはならないものがルームシューズ&巾着袋。
スリッパではお客さま然となるため、
滑らず、しっかり歩けるルームシューズがいいと思います。
リフォームの場合は2つ持ってゆくこともあります。
リフォーム済みの床やじゅうたんの上を歩くものと、
リフォーム中の床を歩くものと。





これらをまとめて、
一つのかばんに入れております。
いつでもさっと日帰り出張OKなのです。

しかし、近年はメール、スカイプのコーディネートが主流で、
登場の機会もずいぶん減りました。


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No.0093
2016年6月1日(水)



ほん「ほめられるほん」

世の中に無数にあるほんの中でも
「ほめられる」というとても珍しい「ほん」があります。





それがこれ、「ラジオ英会話]
高校生の頃からとぎれとぎれに聞いてきましたが、
改めてこの「ラジオ英会話]のすばらしさに
はまっております。





「さあ、みなさんの番ですよ。こう言ってくださいね~」と言われて
同じように言っただけで、毎回、
「やりました!」と拍手喝采されるのです。

それも15分間の間に何度も拍手喝采を浴びます。
「私、何か、すごいのかしら?」なんて
あらぬ妄想に取りつかれるように
あの手この手で褒めちぎられるのです。





その”ほめじょうす”の私の大事な友人3人をご紹介いたします。
私が紹介するまでもなく、とても著名な先生方ですが。
遠山顕先生、ケイテイ・アドラー先生、ジェフ・マニング先生です。





平日は朝6:45分を皮切りに1日4回の超長寿人気番組
「ラジオ英会話」の 「ほめる」という方法は
きっともっとも効果的な教育方法だと毎回、再認識しております。

今月も、ケン先生、笑い転げて、褒めちぎられたいです。


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