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リサコラム部屋

2016年4月20日(水)~6月30日(木)


  ようこそ、「リサコラムの部屋」へ。


「リサコラムの部屋」は10(最後に0)のつく日の更新です。
本家の「リサコラム」と同じ作者によりますが、

架空のストーリーに交えてお客様のお部屋のご紹介など、
いろいろなメインディッシュをご用意致します。


それでは、
ぜひ、おいしいお飲み物を傍らにイマジネーションの部屋をじっくり
ご堪能くださいますように。

来のわたしは一番きなかたち
へようこそ。




Room No.0034
2016年5月30日(月)


Room No.0035
2016年6月10日(金)
Room No.0036
2016年6月20日(月)
Room No.0037
2016年6月30日(木)

「かけて美しい
夏の涼やか
ベッドメイク 上級編」


「夏の寝具を
洗ってみよう」

「yukako's
elegant office」

「長い旅の先
Yasuko's ホテルルーム」


Room No.0030
2016年4月20日(水)


Room No.0031
2016年4月30日(土)

Room No.0032
2016年5月10日(火)
Room No.0033
2016年5月20日(金)


「祖母と母と私と部屋」



「クッションカバーに
アイロンを
かけてみたら」

「パジャマに
アイロンを
かけてみたら」
「麻リネンに
ベッドも
衣替えしてみようか」




「リサコラムの部屋」バックナンバー集


この小さな窓から、豊かな世界がっているのです。


2016年1月10日(日)~4月10日(日)ある日間は下の写真より。





2015年10月20日~12月30日「ワーズワースの前庭」は下の写真より。





2015年7月10日~10月10日「ワーズワースの前庭」は下の写真より。





2015年3月30日~2015年6月30日「W.T.クラブ」は下の写真より。




2014年11月30日~2015年3月20日「ホテル・サン・スーシ」は下の写真より。






2014年9月10日~11月20日「アドラーに聞きに行こう」は下の写真より。

 



2014年5月30日~8月30日「時はやさしく、時につめたく」は下の写真より。




2014年2月20日~5月22日「カーテンの向こう マダム・ワトソンのひみつ」は下の写真より。





2013年11月14日~2014年2月14日「
Café After The Rain」は下の写真より。









2013年7月25日~11月7日「楡の木の叔父」は下の写真より。




2013年4月16日~7月18日「シーサイド・ビレッジ」は下の写真より。




2013年1月8日~4月9日「HOTELS」は下の写真より。




2012年10月2日~2013年1月1日「AAA」は下の写真より。




2012年6月25日~9月24日「5分の人生」は下の写真より。



2012年3月26日~6月18日「失われた明日を求めて」は下の写真より。




2011年11月21日~2012年3月19日「露店マイヤー・倶楽部」は下の写真より。




2011年9月5日~11月14日「N氏の場合」は下の写真より。




2011年6月13日~8月29日「ノンちゃんカフェ」は下の写真より。




2011年6月6日までの「リサコラムの部屋」は下の写真より。




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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0036
2016年6月30日(火)


「長い旅の先
Yasuko's ホテルルーム」



三角屋根の天井の高いお部屋で眠るのが夢でした。





観光客でごった返す街を離れ、
ひとり電車に乗り、
わたしは
瀟洒なあのホテル目指してやってきました。

庭の小道をたどり、





空中廊下を渡った先の
庭に面した バルコニーのついた部屋がわたしの部屋でした。






高い三角屋根を見上げると
写実的なピンクのバラのカーテンには
ボリュームたっぷりのギャザーの飾りがついていました。





カーテンと同じバラの壁と
天蓋カーテンに囲まれたベッド。

鏡に映り込むすべての景色は計算されたように
あでやかで、
静かで、
華やかで
美しく...






わたしはぎゅっと女ごころをつかまれました。





休日はずっと一日
ここで静かに難しい本を読みながら、
お茶を飲み、そして
眠くなれば





ボタン雪のようなリボンのような
白い飾りが一面についた白いレースカーテンに
囲まれるベッドで
大きな枕に背中をもたせ掛けて眠りました。





絵の中から切り取られたように
花が生地が飛び出した
クッションを膝の上に置き、
ピンクのフリルのクッションにほほをうずめながら。





仕事の手を休めて、ふと、
足元までバラの香りを漂わせるその部屋のことを
思い出すとき、





クリスタルのブラケットのきらめきを思い浮かべるときのように
暖かくて、懐かしくて、





シフォンレースのカーテンのように
穏やかで清浄で、
そして思いはいつも幸せに満たされていました。





そうして、毎晩、
わたし頭の上にある
幸運をつかさどるティアラに
これからもずっと幸いをもたらしてくださいと
祈り、眠りにつきました。





そして朝、目覚めたら真っ先に、
鏡台の鏡に映るカーテンを眺め、
部屋の中のひとつひとつのその存在を確かめるのです。





三角屋根の天井、
パールの飾りとたっぷりのギャザーのカーテン、





白い天蓋カーテン、
光るパールホワイトのベッドスプレッド、イニシャル刺繍、
やわらかいフリルのついたクッション...
そして
やっとベッドから起き上がり、





クローゼットの中に入って、
まだ、ここにいたのねとつぶやき、





昨晩と何も変わっていないことに
ちょっと驚きながらも、





わたしは毎朝、わたしの部屋に変わらずいることに
ほほえみを浮かべながらも、
そっと胸をなでおろすのです。

***

やすこさま、長い道のりを経て完成したお邸はどこまでも美しく、
そしてアーティスティックでした。





インテリア以外の
いろんな楽しいお話で盛り上がったことを思い出しながら、





今日、
やすこさまのベッドルームを
架空のストーリー仕立てでご紹介できましたことはほんとうにうれしいです。

写真見ながら
ものすご~くうらやましくなってしまったのは
きっと私だけではないと思います。

20年分の感謝を込めてお礼申し上げます。


ではまた、次回、2016年7月10日(日)をお楽しみに!


写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。


お問い合わせは、こちらから
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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0035
2016年6月20日(月)


「yukako's elegant office」


別世界でした!」

もしも、ドアの外にインタビュアーがいて、
マイクが差し出されたとしたら
きっとこうしか言えなかったと思います。


噂ではyukako先生の新しいオフィスは
マリー・アントワネットのお部屋のようだとは聞いていたのですが...






そこは、
パールホワイトの光に満ちたまさに別世界だったのです。

ハプスブルグ家の貴族たちもこんな機能的で端正な自分のオフィスを
持っていなかったはずです。

正面と左の壁全面は、中間に引き出しのついた
パールホワイトのガラスキャビネットで、
圧巻でした。







右手3連の腰高窓の下も開き扉の収納になっていて、
その上の窓にはふんわりとフリルのついたダークベージュのレースカーテンと
パールアイボリーのドレープカーテンがオフィスを見守っていました。






そして、
パールアイボリーのタッセルの先端には並んだ小さなパールが
白く控えめな光を放っていたのです。
「かわいい、いや、かわいいだけじゃなくって....」







ビター過ぎず、甘すぎず、
上等なミルクチョコレートのように繊細で
しばらくは口の中で甘く切ない余韻を残したあと、
それが体中に行き渡るときのような、
なんとも幸せな感覚とでもいうのでしょうか?

私は誰もいない出来立ての麗しいオフィスの中を
ひとりぐるぐるまわりながら、
その「気配」を肺一杯に吸い込んで、





そして息を止めて急いで外に出ました。

外でやっと息をを吐き出したとき、
その吐息は、
「余裕」という音になって出てきたのです。

私に一番不足していたミネラルのようでした。





「オフィスを見ればそのひととなりがわかる」

まさに、Yukako先生の醸し出す雰囲気でした。

 ***

yukako先生、女性の憧れに知性と気品とを加えて設計された
夢のオフィス。
今回やっとご紹介できてほんとうにうれしいです。
ご一緒に考えました窓のカーテンも美しく魅惑の表情を浮かべていますね。

「いつか実際にこのお部屋で余裕のミネラルを一杯に吸い込みたい」
と切に願っております。


ではまた、次回、2016年6月30日(木)をお楽しみに!


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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0034
2016年6月10日(金)


「夏の寝具を洗ってみよう」


6月の梅雨入り前から熱帯夜の2016年の夏
これからさらに酷暑の夏になるとの予想が駆け巡っています。

さて、そんな梅雨をお元気でお過ごしでしょうか?





夏に人は歳をとるといいます。

これから始まる酷暑の夏を涼しい顔で過ごすために、
今日は寝具のお洗濯を上手にやってみたいと思います。





よくお尋ねを受けることの一つに、
「ベッドパッド、敷きふとんはどのくらいで買い替えるものですか?」
というご質問があります。




「車の買い替えサイクルくらいですね」とお答えします。
毎日車に乗る方でも、おそらく睡眠時間よりも長い方は
少ないのではないでしょうか。



車のシートも車もだんだんと経年変化してゆくのと同じように
1日、およそ6時間ほどその上に横になるベッドパッド、敷きふとんも
やはり経年変化をしてゆきます。



理想は車の買い替えより短くあって欲しいものです。
そして、枕、ベッドパッドはひと夏に2回以上のお洗濯をお勧めいたします。
特に枕は自宅の洗濯機でも洗えますから、お天気のよい盛夏には
1週間に1回お洗濯をすれば、
さっぱり、気持ちく眠れることでしょう。



さて、スタッフのKは
枕とベッドパッドをコインランドリーに
洗いに持ってゆこうと、先ほどから準備に余念がないようですね。

面白そうなので、じっくり観察してみるといたしましょう。



くるくると丸めているのは、
一層式のオリジナルピュアニューウールのベッドパッドのようです。



あら、まあ、大きなネットを用意しているようですね。



今は人間も入るくらいの大きなものもあるようですね。
中から飛び出さないように紐をきゅっと閉めてと。



今日はシングルの1層式のベッドパッドなので、
直径60X高さ40cmほどの円柱のネットのようです。



さて、お次は洗えるラグジュアリー枕ですね。



今度は平たいネットにくるんで、ファスナーを閉じて、



紐で調整して、なかなか便利なものがありますね。
これなら、ベッドパッドも細長くすれば入るようです。



さて、準備完了でしょうか。



ここで取り出しましたものは、
マダム・ワトソンの不織布の手提げバッグ。
これもそうとうに大きいようですね。



そこに先ほどのバッドパッドの丸まったものと枕がすっぽり入りましたようですね。



これをもって早速、Kは出かけるようです。



ニヒルにポーズを取った姿はまるで紳士服店のモデルのようです。
これから、そのバッグをもって、NYにでもご出張でしょうか?



颯爽と、表玄関から、向かう先はNY...



ではなく、ご近所のランドリーのようです。残念!



ハイ、到着しました。
早速、ランドリーで注意書きを読みながら、



なんと22kgも洗える洗濯機に入れるようですね。
すっぽり、さらに余裕の広さ!
しかし、この余裕がきれいに洗ってすすぐためのポイントでしょう。



さて、しばらくは本でも読んで洗い上がりを待つことに。



洗い上れば、ごく軽く乾燥機に。
お天気がよいときは、日光に当てて陰干しのほうが気持ちよさそうですから。



それでは、鼻歌でも歌いながら、手提げバッグに戻して帰るようです。





「みなさま、寝具のお洗濯も楽しからずやではございませんか?
環境が許すなら、
このようにご自分でお洗濯をなさるのもいいですね。

大きなベッドパッドなら、プロの直噴式水洗いクリーニングに
出されたほうがもちろん、時間の節約にもなります。





寝具のお洗濯を習慣にして
猛暑を気持ちよく優雅に過ごしませんか。

夏の終わりにはさらに麗しい表情で
『夏は涼しくしておりました』と言えるように」





ではまた、次回、2016年6月20日(月)をお楽しみに!


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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0034
2016年5月30日(月)



「かけて美しい、夏の涼やかベッドメイク 上級編」



白い服を来た女性や学生さんたちの半袖の白いシャツ姿に
新鮮な感覚を覚える季節ですね。






季節は夏にまっしぐらのようです。


本日は上級編の夏のベッドメイクでございます。
わたくし、Kがご案内させていただきます。

上級編と申しましても工夫はベッドスプレッド、
これひとつです。





それでは本日の完成形から

ベッドリネンはオリジナルの”リネンリゾート”とサマーシーズンの羽毛ふとん、
一年中快適なピュアニューウールのベッドパッドです。

そして本日は新作のオリジナルベッドスプレッドで
あなた様の夏のベッドルームをさらに
ここちよく、そして寝乱れたベッドリネンさえ美人顔に魅せる
魔法をかけてご覧に入れます。





それではサマーシーズンの羽毛ふとんを広げます。

羽毛ふとんの中のダウンは暑さで私たちのかいた汗をたっぷり吸って
「ふ~」と気化熱にして外に出してくれるのです。
そうして涼しさをキープしてくれる
天然のエアコンの役目を果たしています。

そのためには通気性のいい生地が必須なのです。


ご準備はいかがでしょうか?
さて、一気に行きますよ~



サマーシーズンの羽毛ふとんを
宙に放り投げるようにして広げます!



次は、コンフォーターケースです。
はためかせるように広げることで一気に広がり、
一気に楽しくなります。



コンフォーターケースは裏返しにして、
ファスナー部分を除いて全部先にひもを結んでしまいます。



結び終われば、
ファスナー部分から手を入れて、
向こう側の両端を探してしっかりつかみましょう。



そして、「えいやっ」の掛け声で、
一気に表に返します。



まるで空飛ぶふとんのように、
軽やかにふわっと浮きますね~。



両方向ファスナーなので、
中心でファスナーを止めて置きますと次の交換の時に探すストレスもなしです。



コンフォーターケースにセットした羽毛ふとんは
ヘッドボードに合わせるようにぴったり引き上げます。



さて、新作ベッドスプレッドの登場です。
麻と見間違うようなしなやかな素材感ですが、
ポリエステル100%という扱いやすさで
夏の麻のベッドリネンの上に心地よくフィットします



デザインは白い本体に麻色の額縁が3方向。
スタイリッシュモダンなスタイルです。

裾を決めてからゆっくりきれいに上まで伸ばすようにかぶせてゆきます。



額縁幅は13cmあります。
10cmより3cm広い13cmという額縁幅は
1枚もののベッドスプレッドに「余裕の裾」を与えるためなのです。



次は枕を並べます。
背もたれ用の枕を並べるスペースを約20cmほど取っておいて、
その前にまっすぐに置きます。
2個の場合は、愚直にも中心をきちんと見極めて置くのが
上級者です。




枕を包み込むようにベッドスプレッドをかぶせます。



たるみは手で切るような感じで、
枕の下に入れ込みます。



ベッドスプレッドの便利な役目の一つは
寝乱れたように見えるしわの寄ったベッドリネンをかぶせて隠せることです。



背もたれ用の枕、リラクシングピローを一番後ろに置きます。



最後にブレックファストピローを置いて完成です。




透けそうで透けない透明感。

右から見ても美しい。





横から見ても美しい。
ベールをかぶった、





ナチュラルメイクのようで、
上から見ても美しい。





魔法のパウダーをはたいただけの
しなやかでしわのない夏の白い横顔。

ふ~、どこから見ても絵のように美しいです。


オリジナルのリネンリゾートと合わせて使うための
ベッドスプレッド、

その名も
”ミラクルホワイト”は、

シングルサイズ(180X290cm)
 ¥21,600

ダブルサイズ(200X290cm) ¥23,760

ダブルサイズ(220X290cm) 
¥23,760

クイーンサイズ(250X290cm)
¥29,160

キングサイズ(250X290cm) ¥31,320


コーナーの額縁部分以外、どんなに大きなサイズでも、どこにも継ぎ目がありません。
日本製(自社工場製)

*本体の色はホワイト*額縁の色はリネン。
額縁の色の変更も追加料金にて承ります。

ご注文が込み合う場合は、
10日から2週間ほどお時間を頂戴いたします。
お早目のご注文、ご予約をどうぞ。



”リネンリゾート”のベッドリネンと抜群の相性です。





ウェブショップ「私の特注品」にてお受けできます。

お電話かメールにてご注文をお願いいたします。


いろいろなお問い合わせはこちらからどうぞ
簡単にコメントをお願い致します。

Phone:092-542-0788

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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0033
2016年5月20日(金)



「夏も近づく、八十八夜....」と、5月の1日から、
今年も気づけばもう6月がそこまでやって来ていました。

10日間のご無沙汰でございました。




いよいよ、衣替えの季節、そしてベッドルームも衣替えの季節が
やってまいりました。
毎年恒例ではございますが、
今年もあのハイジのベッドメイクをやってご覧に入れたいと思っております。




まずは、ベッドのしつらえの基本でございますね。
私、Kが持ってまいりましたものは、
ピュアニューウールの1層式のベッドパッドでございます。



冬に2層式をお使いの方は
さらにその上に1層式のバッドパッドを乗せるのも一案でございます。

汗を吸い取り、いつもさらさらでお休みいただくために
1層式のベッドパッドなら、
街中のコインランドリーでお洗濯も可能です。
わた切れを防ぐためにひもでくくるか、
必ず、大きなネットに入れてくださいますように。



さて、それでは”ハイジのベッドパッド広げ”をご披露いたしま~す。



それでは手前を持ちあがて「えいやっ!」



ふんわりとベッドパッドを飛ばしながら広げま~す。



意図は特にありません。
いわば、モチベーションUPのための気合い入れですね(笑)。

はい。無事に着地致しました。



お次はいよいよ麻のクイックシーツです。
これは丸まっていますから丸まったままで
ふわっと広げるだけです。



ゴム入りですから、簡単メイキングです。
しっかりマットレスの下に押し込んでいただければOKです。



表面はしっかり伸ばしてと。
英語で、しわひとつないほどにぴんと張ったシーツのことを
「コインが弾むように」と言うそうですが、
そんなレベルをめざしましょう!




次はサマーシーズンの羽毛ふとんに
あらかじめカバーをかけてきました。
料理番組のように多少、端折ってみました。
カバーの掛け方はまた新ためて行いま~す。



それでは足元の方から置いて、
頭の方にピンと伸ばして襟元を返します。



そして、そこにリラクシングピローを持ってまいりました。



ダブルベッドには幅75cm高さ65cmを2個置くと
並べてちょうどいいバランスになります。
襟元は一度返したら、
さらに、くるっと先端部分を巻き込んでおきますと
このようにきれいな、ラグジュアリーホテルのメイキングになりますね。



ご覧のとおり、背もたれがいがありますね。
なんとも気持ちよさそうですね。



今回はその前にサイズを変えて2サイズの枕を並べてみました。
よく寝るときにあの枕はどうしたらいいの?
と聞かれます。
「ベッド=眠る」だけではなく、「ベッド=くつろぐ」
と考えれば、ソファでごろごろとくつろぐ時間を
30分切り上げて、



ベッドで音楽を聴きながらの瞑想タイム、
あるいは本を読む、パソコンをする、テレビを見る、
いろんなくつろぎの方法で楽しむのはいかがでしょうか?
そのためのクッション感覚で枕を利用していただけるのです。
そのままコトンと眠っても熟睡できるなら寝姿勢の制約はありません。



きちんとメイキングをしたら
早く、”go to bed”したくなることは請け合いです。



今回はベッドスプレッドの代わりに
ベッドスローを用意しました。
白いしわ加工のエレガントなレースカーテンです。



ポリエステル100%で
アコーディオンのように伸びますので
細くてもすてきな表情を楽しんでいただけます。




夏のしつらえは白く、
どここまでも清潔感を漂わせて。

ある方は、
このホテル・センチメンタルの麻のベッドリネン、
”リネンリゾート”とサマーシーズンの羽毛ふとんとの
コンビネーションをお使いになって、
「せせらぎのそばで眠るよう」というご感想の名文句で
言いあらわして下さいました。





こうして、
お客様のすばらしし表現力にいつも感動して
おります次第ございます。

それでは、また来週もKのベッドメイキング講座もぜひお楽しみに
してくださいますように。

p.s. 「さあ、ベッドをきれいにするぞ!」という
モチベーションはアップしましたでしょうか?
それなら私は一番うれしいことでございます。


ではまた、次回、2016年5月30日(月)をお楽しみに!


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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0032
2016年5月10日(火)


「パジャマにアイロンをかけてみたら」


「えっ?パジャマにアイロン?」
「そんなものにアイロンまでかけないわよ~」
と言われる方の方が多いのですが、

おっと、失礼いたしました。

私は自称、アイロン王子のKでございます。





しかし、実はこんなに楽しいことはないということを
今日はぜひお見せしたいと思うのです。

まずは、お好きな音楽、DVD,テレビ、YouTube、ラジオ、何でも結構ですが、
楽しい気分になる環境にしましょう。
音楽ならテンポの速いものがベターです。
テレビならアクション映画のような画面に集中してしまうものではない
どちらかと言えば、イージーなものがいいですね。




パジャマは半乾きの状態がベストですが、
洗濯機から出してすぐでもOKです。

そして、アイロン台の上にはこれからアイロンをかけたいシーツ、コンフォーターなどの
大きなベッドリネンを広げておくことをお忘れなく!
最後には下のシーツ類も伸びていますから。

さて、私は、今日はビートルズを聞きながら
スタートといたします!



クリーニング店のアイロンがけのように正統にゆきますよ。
まずは上着の袖からです。
ここは難易度2ですね。
問題は生地は2枚に重なっているところなのです。
上はぴんとしていても、下はアイロンじわだらけにならないように、
まずは手アイロンです。



十分に手で伸ばしたら、す~すと調子よく行ったところで、
うっん、付け根はどうする?
はい。
袖のカーブに部分に沿ってアイロンを滑らせたら、
袖付けの部分は生地が幾重にも重なって固くなっていますから
霧吹きをしてしっかり押さえましょう。



う~、なめからですね。



次は、前身頃です。
ここは実は一番かけやすい部分です。



乾ききっているなら、しっとりするくらいに十分な霧吹きを。
裾の方からまっすぐにアイロンを滑らせてください。

ボタンのついている間からアイロンを突きだすように、
反対からなら、アイロンを突き刺すように。



ポケット部分も難易度2ですね。
パイピン部分、刺繍の部分をしっかり伸ばすために、袖を当て布替わりにして
上から押さえます。
刺繍も傷めず、しっかり伸びますよ。

反対の見頃も同じように。



それでは背中の部分です。
いきなりアイロンを押し当てるのではなく、
まずは、
手できちんと伸ばして広げることでうまくゆきます。
ここでも手アイロンです。
その後の仕上がりが変わりますから。



掛けにくい襟の近くに部分はアイロで半円を描くように
少しづつ手で伸ばしながらかけるとうまくゆきます。



最後に襟です。
まずは定石の手アイロンでぴんと伸ばしてから。



襟は生地が2重になっていますので、
アイロンじわがつきやすい部分です。
何度もアイロンを動かさないように多くても1往復で、ゆっくりと慎重に。



はい、上着の出来上がりです。
アイロン前とはまるで別人さんですね。



それではズボンにゆきます。
スタート!
ここも袖と同じように裾からまっすぐにかけるのが基本です。



いいですね~その調子、その調子!



いろいよズボンの山頂付近の難関にやって来ました。
マニアは、
右利きであれば、右端をアイロンで押さえておき、
すぐに左手でゴムを伸ばし、平たく伸びたゴム部分にゴムが縮もうとする前に
さっとアイロンを滑らせるという技を使います。
ゴム部分まで完璧にアイロンが掛けられます。
ぜひ、お試しを!



さて、ズボンも終われば、
美しく変身したパジャマを眺めて愛でましょう



美しいポケットの刺繍には、
"ホテル・Tahahiro Kurihara"と書かれているのだと私は思っています。



美しい襟元です。
自分がアイロンをかけたとは思えないような美しい仕上がりに
毎回自信が付きます。
今晩以降、このパジャマを羽織る自分の幸せな気持ちを想像すると
それだけでも自分にご褒美をあげたような気分に
なりませんか?




さて、わたくし、Kのアイロン講座楽しんでいただけましたでしょうか?
アイロン仕上げの達成感は何とも気分のいいものですね。





明日はどんな音を聞きながら
アイロンをかけてみようかなと楽しみもまた増えました。

それでは、Kのハウスキーピング講座はまだ続きます。
あなたさまのお役に立てれば幸いでございます。


ではまた、次回、2016年5月20日(金)をお楽しみに!


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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0031
2016年4月30日(土)


「クッションカバーにアイロンをかけてみたら」


「みなさま、お久しぶりでございます。
女性のお客さまに人気NO.1(自称)のスタッフのkでございます。

本日はちょっとハイレベルなアイロンをかけて
ご覧にいれようと思っております。





ハイレベルと申しましても、コツをつかめば
アイロンが楽しくなること請け合いの
クッションカバーのアイロンがけでございます。

それも、小さくでコロンとして使い勝手のよくネックロールと
フリル付きのブレックファストピローです。





お料理番組のように、まずは最終の形をお見せいたします。
目指すはフリルがピンと麗しく立って、
そして、ネックロールの円形の部分もパンと張って
しわなく、プロ顔負けのレベルでございますよ!

それでは、スタート!



用意するものはアイロン、霧吹きです。
アイロン台かテーブルの上に、アイロンをかけたいシーツ、コンフォーターケースなどを
敷いておきます。
すると、「あれまあ、知らないうちにアイロンがかかっているじゃない!」
という一石二鳥となります。


まずはネックロールカバーから。
十分に霧吹きをして、あるいは洗いたてでも結構です。



しっかり霧吹きをしたら、まずは円の部分を二つ折りにして
半円になるようにぴったり重ねます。
ここでピンピンとしっかり引っ張って伸ばします。



半円の直径の部分からパイピンの円に向かって、
アイロンの先を突き刺すようにかけます。



つんつんとヘリまでしっかり。
ものの15秒ほどで円の部分は終わります。
そのまま半円の状態で、



次は本体の円柱の部分です。
ファスナーでちょうど二つに折るようにしてささっ~と。




折り目を付けたくなければ、
袖山のないシャツをかける要領で少しずらしながら、



これも10秒ほどで終わります。しめて、30秒足らず!
「これがハイレベルなのか?」と疑っておられますか?
そうです。何事もやってみれば、意外に簡単なものです。
「案ずるより産むが易し」ですね。



平たくなったら、ネックロールのヌードをカバーに入れます。



先端の円の部分にわずかに1本線が残りますが、
ヌードでピンと張れば、
気にならないレベルのプロ仕様のネックロールのアイロンがけです。



次は、ブレックファストピローです。
問題はフリルですね。
要領は同じです。
しっかり霧吹きをしておきます。



フリルの先端から付け根に向かって、
同じくつんつんと アイロンの先を突き刺すようにかけます。



この時ご注意いただきたいのは
同じ場所で長くかけないように、ピロケースを少しずつずらし、
同時に場所も移動しながら、アイロンをかけることです。
下のシーツを焦がさないためです。



そうそう、だんだんとフリルがピンとしてきました。



1周したら、今度は本体部分をさっとかけて、おしまいです。
ものの、5、6分ですね。
これも意外に簡単ですよね?



それでは、ブレックファストピローを二つ折にして
すっとカバーの中に入れます。



一番奥まできちんと入ったところで手を放します。
すると自然にコーナーまできちんと入ります。
ファスナーを閉じて完成です。



さあ、いかがでしょうか?
麗しいお姿のブレックファストピロー&ネックロールでは
ございませんか?

早速、リラクシングピロー達の待つ
麗しのベッドへ持参して、並べてみます。




ブレックファストピロー&ネックロールにほほをうずめれば
今日あったマイナス気分も
ぱあ~っとプラス余りあるピーチパイ色に変わっしまうことでしょう。

本日は、この春の人気を独り占めにしている、
シャンパーニュカラーでしばし、癒しを感じて頂き、
終了とさせていただきます。

ではまた、次回、2016年5月10日(火)をお楽しみに!



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来のわたしは一番きなかたち

Room No.0030
2016年4月20日(水)


「祖母と母と私と部屋」


祖母の家に行くと、ものが何もなかった。
客間にはたたみだけで、座布団しかなった。





座布団に座ってお茶を飲んで、お菓子を頂いて
夕食の時間になると、
箱膳という箱から食器を出して、その上に料理を盛り、
その箱の前にひとりひとり座って、
ほとんど無言で食事をした。

食事が終われば食器は洗ってその中にしまい、
また、たたみだけの部屋になった。





「もったいない」というのが祖母の口癖だっった。
いただきものは、もったいないからとそのまま誰かに渡し、
自分は何ももらわなかった。
自分自身でものを買うこともめったになかった。





そして、
たんすの引き出しにはごくわずかの衣類と
ごくわずかのごみと
ごくわずかの食器を残して
この世から別の世に旅立った。




祖母のいなくなくなったがらんとした部屋の中で
私は母のことを考えた。

母も「もったいない」が口癖だったが、
母は「もったいない」から何もものを捨てなかった。





そのため、家の中のあらゆる棚、あらゆる引出しは
ものたちであふれ返りっていた。
母はものを大事にし、
そして私たち家族は「もの」という「大家族」に囲まれて暮らしていた。





それからしばらくして、祖母がいなくなった小さな家をリフォームして
そこで私はひとり暮らしを始めることになった。





私がひとり暮らしをするなら、こうしたいという思いがあった。
それは、祖母と母を足して2で割ったような、すっきりと美しく整理整頓された
アートな暮らしだった。






私は初めてのリフォームで私自身が主役になって、物を決め、
インテリアを決められることにこの上ない喜びを感じながら、
イメージを固め、それをかたちにしていった。
そして、
祖母が住んでいたようなものの少ない清潔な暮らしに
好きなものだけを集めた美術館のような、
映画のセットのような、美しい部屋を作った。





祖母はものを崇めていた。
母はものに時間と空間をゆだねていた。

私は、ものを自分の大事な大事な相棒にした。



次回は、4月30日の土曜日。
この「リサコラムの部屋」のドアをノックしていただけますでしょうか?

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