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リサコラム


2016年10月1日~31日

私自身の好きなもの、こと、ほんを
マダム・ワトソンをとおして、つれづれに語りたいと思います。木村リサコ



No.0241
2016年10月29日(土)


No.0242
2016年10月30日(日)
No.0243
2016年10月31日(月)

こと
「シーズンズ・
グリーティングス」


こと
「サンタが街にやって
来る」
ほん
「接続詞の技術」


No.0237
2016年10月25日(火)


No.0238
2016年10月26日(水)
No.0239
2016年10月27日(木)
No.0240
2016年10月28日(金)

ほん
「BonChic愛蔵版」


こと
「秋から冬の風景へと」
もの
「曲線に惹かれて」

もの
「ベッドルームで
和のティタイム」




No.0233
2016年10月21日(金)



No.0234
2016年10月22日(土)



No.0235
2016年10月23日(日)



No.0236
2016年10月24日(月)



こと
「1分で
秋のしつらえ」



こと
「ベッドルームのイラスト」


ほん
「しごとの基礎英語」

ほん
「建築家 
ル・コルビュジエの
教科書」


No.0229
2016年10月17日(月)


No.0230
2016年10月18日(火)



No.0231
2016年10月19日(水)



No.0232
2016年10月20日(木)



こと
「色を選ぶ」



ほん
「フランス産エリートは
なぜ凄いのか」



こと
「オリジナルの刺繍
カーテンのできるまで」


こと
「10分で
秋のしつらえ」



No.0225
2016年10月13日(木)


No.0226
2016年10月14日(金)

No.0227
2016年10月15日(土)
No.0228
2016年10月16日(日)

こと
「マダム・ワトソン
・ウェブショップにて」


こと
「リアル・
マダム・ワトソン
・LOVEて」

こと
「マダム・ワトソン
・LOVEで
女友だちにお買い物」
もの
「グレイシャスな
私の印鑑」


No.0221
2016年10月9日(日)


No.0222
2016年10月10日(月)


No.0223
2016年10月11日(火)


No.0224
2016年10月12日(水)



こと
「リサコラム
アーカイブス
2009年part.1」



こと
「リサコラム
アーカイブス
2009年part.2



こと
「リサコラム
アーカイブス
2009年-2010」



「リサコラム
アーカイブス
2010年」



No.0217
2016年10月5日(水)

No.0218
2016年10月6日(木)
No.0219
2016年10月7日(金)
No.0220
2016年10月8日(土)

こと
「リサコラム
アーカイブス
2006年~07年」



こと
「リサコラム
アーカイブス
2007年~08年」


こと
「リサコラム
アーカイブス
2008年」
こと
「リサコラム
アーカイブス
2008年~09年」


No.0213
2016年10月1日(土)


No.0214
2016年10月2日(日)


No.0215
2016年10月3日(月)


6No.0216
2016年10月4日(火)


もの
「ときめく
レースカーテン」



こと
「ペンキ塗り」



こと
「昭和の足跡」



ほん
「パリの美術館で
美を学ぶ」


リサコラム「もの、こと、ほん」バックナンバー集



2016年9月1日~30日




2016年8月1日~31日




2016年7月1日~31日




2016年6月1日~30日




2016年5月1日~31日




2016年4月1日~30日




2016年3月1日~31日







No.0243
2016年10月31日(月)

ほん

「接続詞の技術」


まずは、古い話で恐縮ですが、
小中学時代に不思議に思ったことと言えば、
勉強のできる友人はたいていスポーツもできて、





なかでも、断トツに勉強が得意は友人は
フィールド競技が得意で、いや、断トツと言っていいくらいでした。
これは紛れもない事実でした。

だとすると、
学校の成績とスポーツの成績の間には何かの共通因子が存在しているのでは
ないのだろうか、それは何だろうかという疑問でした。

しかしながら
人はみな、たゆまぬ努力をすれば上達する、
「天は二物を与えず」という、偉人伝や先生方の教えも信じておりました。

つまるところ、私の疑問の糸は絡まるばかりでした。





ともあれ
天は「二物も三物も与えているじゃないの!」と
天を仰いで不平を漏らしてみても、足で土を蹴飛ばしてみても、
仕方のないことで、





結局のところ、勉学とスポーツの因果関係は、
血液型と性格の因果関係と同じく、ずっと不可解な難問のままでした。
むろん
スポーツには考える頭脳が必要だということはよくわかります。
なるほど、血液型と性格には何ら、医学的な根拠はないという見解も
よくわかります。





しかしながら、多くの人が話題にして、しかも、21世紀を16年経ても、
それらの因果関係を皆が認める数式であらわした公式は
おそらくなく、





そこで、私見ではございますが、
机上の学問にもスポーツにも、一つの事柄からもう一つの事柄につなげるときの
重要な「関節」のようなものが存在して、
それが故に、柔軟にゆく人とゆかない人で、

結果的には、学力の差や体力の差として表れているのではないかと
思い至ったのです。

つまり、その関節のようなものが、学問にもスポーツに存在する、
ある種の「接続詞」のようなものではないかと。





まったくもって、こじつけの的外れかもしれませんが、
このほんを
読みながら、ハタと気づいた次第なのです。

以上が、2016年10月末までの私のつたない意見でございます。


「接続詞の技術」
 石黒圭著


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No.0242
2016年10月30日(日)

こと

「サンタが街にやって来る」


クリスマスのリースをつけた
黄色いクラシックカーのような
スクールバスが、ホテル・モリスにやって来ました。





さて、サンタのバスを観察してみましょう。

ふしぎなことに助手席に少年がひとり。
ほかには乗っている気配がありません。





それにこのサンタさん、用心深いのか、
ゆっくり左を確認してから、左折する様子です。
左には何があるのでしょうか?





車にはツリーとその周りで遊ぶ、
メリーゴーランドのようなものを積んでいます。
メリーゴーランドカーで、街々の子供や大人に
クリスマスを運ぶのでしょうか?





ああ、左は11月のようですね。
サンタのバスはやっと発進するようです。





と思ったら、あちこちから出演の依頼がやって来たようで、
大急ぎで走り去って行きました。





おや、マダム・ワトソンのエントランスでは、
次のサンタのバスを待つ人がやって来たようですね。
忙しくも楽しい季節がやって来ます。

さあ、スケジュール表を縮めて、大事なその日まで、
どんどんゆきましょう!

サンタのメリーゴーランドカー
¥15,000(¥16,200)限定2台。

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No.0241
2016年10月29日(土)

こと

「シーズンズ・グリーティングス」



週も明ければ、いよいよ、2016年11月。
今年もあと2か月という言葉が交わされるこの頃、
マダム・ワトソンのショップも
だんだんときらびやかなものが増えてきました。





表通りのウインドウから眺めてみると
ベッドルームの手前のティテーブルの上には、
ガラスのツリーのようなものが光っています。
耳を澄ますとオルゴールが鳴っているようです。






ツリーに下げるボール、ビーズで作られた星、
デコレーションボックス。
この中にプレゼントを忍ばせて暖炉の上に置くのでしょうか?

 




いつものテーブルの上には、ゴールドのリボンでくくられた
松ぼっくりのテーブルリース。





金色の透かしの入ったボールから
ゴールドのプレートの上に光が漏れて、
テーブルの上もハレの気分にいざなっているようです。


 

 
そしてもうすぐ、
マダム・ワトソンにはもう一つの顔、
架空のホテル、”ホテル・モリス”もオープンするようです。



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No.0240
2016年10月28日(金)

もの

「ベッドルームで和のティタイム」







秋の澄んだ空のような和のポットを見つけました。
輪刻という環が幾重にも回っています。

持ち手は700mlのたっぷりの湯を
注いでも安心感があります。





中の網もうれしい設計でした。
スマートできっちりした作りは
モダンな今のインテリアの日常に似合いますね。

ティポット W25XD12XH13.5cm 700cc ¥4,000(\4,320)
煎茶椀 8.3x6cm¥600(¥648)





220ccの小さなポットならティテーブルや
ナイトテーブルの上にも置けます。
さらに
緑茶は、何も足さずそのままいただけるので
寝室に向くお茶ですね。

緑釉ポット W26.5XD16XH9cm 220cc  \3,500(\3,780) 
煎茶椀 8.3x6cm ¥600(¥648)





最近、ベッドルームに小さなテーブルを置いて
ティタイムをしたいとおっしゃる方が増えてきました。

白い楕円のトレイ付きの皿に干菓子を乗せて
頂くお茶は、きっとどこでするお茶よりほっとするはずです。

白磁ティポット W18.5XD11.5XH11.5cm 400cc\2,800(\3,024) 
煎茶椀揃え 17.5X10.5cm ¥1,600(¥1,728)

奥の土瓶 14.5X11.5X11.5cm 400cc \2,800(\3,024)





1年のうちでベッドルームで過ごすのがとても心地よい秋、
たまった読みかけ本に取り組むなら、
すっきり整ったベッドルームを眺めながらのティタイムは
ざわついた日常からエスケープできる
最も手軽な知的な時間、癒しの時間です。



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No.0239
2016年10月27日(木)

もの

「曲線に惹かれて」



直線と曲線はどちらが好きですか?
ストライプもチェックも大好きで
でも天蓋バランスや波打つドレープカーテンのような曲線も
とても好きです。

しかし、そこには何か”好きな”法則があるような気がします。
そんなものを
和の食器の中に見つけました。






中央奥は、
円の組み合わせでできた白磁の皿ですが、
円が互いに寄り添ったような形が
温かさを感じるメインプレートですね。
どの円形がなくても成立しないところがいいです。
一汁三菜が簡単に一皿でできてしまう便利さもあります。

¥1,500(¥1,620)

右の、3つの円がつながった器は
くっついているけれど、
個性を主張し合っている人間関係のようにも思えます。
エスニックなお料理にも似合うようですね。

¥1,200(¥1,296)





そして、シャンプーのコマーシャルを思い出す、
牛乳のしずくが落ちたときに描く軌跡の丸い小鉢。

偶然に生まれた形のようで、でも規則性もありそうで、
手の中にすっぽり納まる
かわいい姿形は、
箸置きにもなりそうです。

¥750(¥810)






そして笹の葉そっくりの
すうとしてなだらかな曲線のスリムな皿。力を抜いた一筆書きのようで、
想像力を掻き立てられます。

¥900(¥972)





さて、全員が揃いました。

今日はどんな話しで宴が盛り上がるのでしょうか?
好きな曲線はどこか不規則で、しかし、
全体で調和を感じる形のような気がしました。

穏やかな心持ちで、なだらかに人間関係を
愉快に続けてゆくには、
そんな形のもので食事をいただくといいのかもしれません。


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No.0238
2016年10月26日(水)

こと

「秋から冬の風景へと」


10月なのに、今年はまだ暑い暑いと思っていたら、
ハロウィーンより先に
12月の声も聞こえてくる10月も26日の店内風景です。





週末から寒気が押し寄せてくるという予報に、
冬用のおふとんに衣替えの準備をなさる方が一気に増えてきました。





ベッドリネンもホワイト系から色物にも目が行きます。





店内のメンズパジャマのブースは
すでにほかほかのパジャマがいっぱいで、






実感がなくても、
2か月後はもうクリスマスが終わっています。
なんてことでしょう!





赤、緑、濃いブルー、金色、銀色
クリスマスの飾りつけも早めにスタートしなくては、





9月があっという間に終わったように、
10月も瞬く間に終わりそうで、
その調子だと、11月もさらに加速度を増して通り過ぎてゆくようです。

5、6年前とは全く違って、日々は光の速度で進みます。


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No.0237
2016年10月25日(火)

ほん

「BonChic愛蔵版」



海外の高級ホテルのYouTubeが好きです。

それらはホテルのハードな部分に焦点が置かれていません。

そこで働いている普段は知られないようなスタッフ働きぶり、
仕事の意欲に満ちた表情、そしてそこに集うゲストの歓喜に満ちた表情が
ゆったりとした動きでストーリーをもって語られます。





時には、建築中の舞台裏のようなものも見られるので、
ほんとうに面白いものです。





私はホテルの部屋の画像などを見ると、
まずは、カーテンの素材は何か、
どんな縫製をしているのか、
ヘッドボードの張地は何か、
このベッドスカートはサイズがだぶついているなとか、
私なら、もっとカッコよく作れるのにとか、
そんなことを考えます。


そしてこの部屋のインテリアにはどのくらいの予算が
つぎ込まれているかを想像します。

そんな舞台裏に想像を巡らせていると、
そこに宿泊する目的のゲストとは違う視線になっていることに気付きます。






分厚い「BonChic愛蔵版」を開いていても、
そこに載っている
お客様のお部屋や、私自身の部屋を見ていても、同じように、

打ち合わせから完成までの様々なストーリーを思い出します。





そして完成した後に、
素敵なホテルに泊まるのが大好きだった方が
「自分の部屋がどのホテルより、癒されるホテルになった」とおっしゃったことや、

撮影の時にお昼をごちそうになったことまで、
8年も前のことなのに、昨日のことのように思い出されるのです。





Bon Chicにはvol.1からずっと何度もお世話になっておりますが、
「ベッドルームから始まる幸せ」という特集のときは
スタッフが2日間、設営と撮影、編集作業まで協力をしてくれました。
その時のことをひとつひとつ思い出すと、
とても懐かしくなります。






家や建てる、インテリアを考える、そして完成まで
膨大に時間を使うこともありますが、
それらはのちに、そのひとつひとつが、かけがえのないひとつひとつのシーンとなるのだと思います。






ホテルにとっては、そこが一番ゲストに知ってもらいたい部分でもあり、
そして願わくば一度きりではなく、
ずっとファンになってもらいたくて、
ホテルは舞台裏のシーンを見せ
るのではないだろうかと思います。


「BonChic愛蔵版」主婦の友社
店頭にても販売しております。


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No.0236
2016年10月24日(月)

ほん

「ル・コルビュジエの教科書」

その人は、
シャルル・エドゥアール・ジャンヌ・グリと言い、
大英帝国では、ヴィクトリア女王が在位50年を祝い、
女性がロングドレスを引きずるように石畳の街を
歩いていた時代に、

スイスの田舎の時計職人の家に生まれ、
今では、スイス10フラン紙幣に顔写真が印刷されている人です。





その後、パリの社交界にデビューを飾ることになるその人は、

好奇心旺盛で、雑誌の編集者にも、
彫刻家にも画家にも、そして詩人でもあり、
都市計画という大プロジェクトを依頼されなくてもたくさん提案した人、
そしてまぎれもなく偉大な建築家なのです。

自らが発明した「モジュール」から派生した
造語「モジュロール」というサイズ体形を打ち出した人でもあり、
その「モジュロール」を用いて
ユニテ・ダビタシオンという初の鉄筋コンクリートの変わった集合住宅も
作った人。

しかし、
「建築のことは全く分かっておらん」と言われた愛妻からは
「モジュロールさん」と愛称で呼ばれてはいましたが....。





一方で、女性建築家、女性デザイナーとの間にプロとしての
秘められた嫉妬&確執があり、
常軌を逸した行動もありながらも、
今の”モダン建築”といわれるスタイルを世に出して
世界中にセンセーションを与えた人。






そのため、世界中から建築家を目指す弟子志望者がパリのアトリエに押し寄せ、
世界中からオファーが来て、たくさんのプロジェクトにかかわるも
数々のコンペでたくさん負けた人。

フランスのフェルミニにとても変わった姿形の教会を設計するも、
1965年8月、南仏のカップ・マルタンにある別荘の海で
溺れて帰らぬ人になったために、
頓挫し、その後、40年後にやっと完成したとか、





つまり、
その人は、その分野の人々からは巨匠と呼ばれ、
そして『ル・コルビュジエ』と定冠詞付きのペンネームで世界中の
多くの人が知る人。


 

>

今の70代くらいの方の裕福なお宅に伺うと
 ル・コルビュジエの長い椅子、”シェーズロング”
 などがよくありました。

そして、家具のカタログを開くと必ずと言っていほど、
 ル・コルビュジエの名前、あるいは、それ風の形の家具が出てきますが、

実は、ル・コルビュジエがデザインしたと思われていたものは
1999年10月27日に96歳の現役で亡くなった
女性デザイナーで弟子のシャルロット・ぺリアンがデザインしたものだったのです。

マダム・ワトソンにもそんなそっくりさんのビクターの椅子があります。





そんな風に、
ルービックキューブをくるくる回しているといつしか面がぴたりと
合うように、”あ~、あの建築の、あの部分も
あの巨匠のアイデアか”と、
亡きあとも激烈な足跡を地球に残し、
生誕129年にして、その足跡をたどって世界各地に巡礼者が後を絶たたず、
このたび、東京の国立西洋美術館の世界遺産登録をテコに
さらに多くの注目を浴びている、
巨匠ル・コルビュジエを3次元で懇切丁寧に、
3面記事風の解説も、「アンドー君」に宛てた架空の手紙も加えて、
もちろん写真もたっぷり、さらに広告のページなしに編集されたムックが、
「建築家 ル・コルビジュエの教科書」です。





一言ではとても説明しきれない巨匠なので
とても長たらしい文章になってしまいましたが、

2か月間、毎晩ベッドで眠るまで読んでもまだまだ発見があるその面白い教科書に、
さすが、「ブルータス、やっぱりお前か!」とまた言ってしまいたくなる
ほんなのです。





「建築家 ル・コルビジュエの教科書」
ブルータス カーサ特別編集 ¥1,250


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No.0235
2016年10月23日(日)

ほん

「しごとの基礎英語」

「なあんだ、基礎か~」
と思っておいでのあなた、
それは、視聴率を高めるための常套句で、決して、やさしくはありません。






そして、このほんは、
人前で恥をかくことを恐れていては何も上達しないよということを
見せつけているNHKのTV語学番組、
『しごとの基礎英語』のテキストなのです。

10月から始まった新シリーズは、ドラマの中の主人公である、
篠山輝信さん扮するAkiが
外国人ばかり会社の中でビジネスの場面に応じて”即興”で答えるものです。
それは台本がありません。
マナー、常識を踏まえた上でビジネスマンらしい交渉力も持ちながら
スマートな受け答えをリアルな英語力だけでしなければなりません。
しかし10秒以内間をあけたら、そこでアウトという過酷なものです。





それをスタジオで、3人のユーモラスな素敵な先生方が、英語は正しいかったか、
姿勢、態度はどうか、ビジネス的にどうかという判定するというものです。





つまり、
篠山さんは視聴者の代わりに大恥をかいてくださっておられるのです。
オンエアで大恥をかいたら、あとはもう怖いものなしですよね。

仕事でも、趣味でも、恥をかかなくてよい秘訣は、
自分の基礎練習の中ででいっぱい恥をかくこと、
それ以外に道はない。
それだけは自信をもって言えます。

あとは言うだけではなく、実践あるのみ、ですね。



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No.0234
2016年10月22日(土)

こと


「ベッドルームのイラスト」


ベッドルームのイラストを
拙著やカードに書いてお目にかかったことのない方に
お贈りするとき、
いつも迷うことがあります。

ご夫婦の場合、
ご新築の場合は特に、
寝室はお二人とも一緒なのか、別々なのかということです。

熟年カップルのご新築の場合は8割くらいは別々のようです。




さらに、
クイーンベッドとはいえ、その美しい寝室には、
小さな(または結構大きな)お子さんとマダムがお休みで、
ダンナさまは和室や、別のお部屋でお休みと
いうケースも大変多く、





シングル2台の場合は、
ベッドはくっつけていいのか?
離していいのか?
それは新婚のカップル、熟年のカップルに限らず、様々です。
だから、シングルベッド2台のときは、
わずかに離して、あいだにマダムの姿を描きいれてみたりして
ちょっと苦心の跡が見えますね。


家族の寝室のありかたは近年、特にいろいろです。


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No.0233
2016年10月21日(金)

こと


「1分で秋のしつらえ」


昨日に引き続き、
リサコラムの部屋の短縮版として、
簡単秋のしつらえのアイデアをご披露いたします。





ストライプのテーブルクロスはベースのクロスとして
大変便利なもので、
この上にさらにレースを重ねたりすれば、どんなアレンジも可能です。




さて、
太目のカーキ色のクロスの向こうには
ベッドルームが見えます。






おや、瞬く間に
カーキ色のクロスはベッドスロー変身いたしました。





パリの空とスノーホワイトでメイキングしたクイーンベッドに
少しマニッシュな印象を加えたパリのホテルルームに
なりました。
男性にもおすすめです。

1分で秋のしつらえ」
テーブルクロス1枚でイメージチェンジ、完成です。

***

ストライプクロス
カーキ、チャコール、イエロー
写真はカーキ
ストライプランナー
20X200cm ¥2,500
ストライプテーブルクロス
130X130  \4,800
130X200 ¥6,800
*写真はこのサイズを使っております。
130X230 ¥7,800
すべて税別

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No.0232
2016年10月20日(木)

こと

「10分で秋のしつらえ」


いつもの食器で
秋のしつらえをするのは、
ベッドメイクほど時間もかからず、とても簡単です。




チェックなどの秋色のテーブルクロスを用意して、
ちょっと濃いめのテーブルランナーを敷いて
余った部分はちょっとタックを寄せてみたり、、



そこに、
いつもの食器を置くだけです。
ナプキンをちょっとおしゃれに飾れば





たちまちに見たことのないテーブルが出来上がります。
その間、ものの10分以内。

普段の料理も見た目で2倍はおいしく見えませんでしょうか?




普段はカーテンをたくし上げるマグネットも
テーブルクロス用に使ってもOKです。

難しく考えずに、今日の服とアクセサリーを選ぶように、
秋のしつらえに模様替えしてみませんか?

インテリアショップでは、年中、日々、刻々と、
あちこちをどんどん模様替えしますが、その時に大事な要素は、
「即興力」なのです。

***

撥水加工クロス 日本製 ポリエステル100%
チェックテーブルクロス
イエロー、カーキ、ダークブラウン
写真はイエロー
130X130  \4,500
130X200 ¥7,500
130X230 ¥8,500

ストライプクロス
カーキ、チャコール、イエロー
写真はカーキ
ストライプランナー
20X200cm ¥2,500
ストライプテーブルクロス
130X130  \4,800
130X200 ¥6,800
130X230 ¥7,800
すべて税別

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No.0231
2016年10月19日(水)

こと

「オリジナル刺繍カーテンのできるまで」


オリジナルの刺繍を施したカーテンは
贅沢な贅沢なインテリアの楽しみ方です。

どこにもない、世界で一つの刺繍のカーテンができるまでを
端折ってお見せいたします。




ご依頼を受けて、スケッチを描いた後、
デザインを起こします。
刺繍の専門の方にサンプルも作ってもらいます。





それから生地に刺繍を入れる配置図のようなパターンを作ります。

この後、刺繍の専門の方がデジタル化します。




刺繍工場にはたくさんの糸が並んだ
刺繍の機械がありますね。



糸が下りてくるチューブのようなものが
たくさん並んでいます。



そして、300mの生地に
黄緑の枝にピンクのかわいいマーガレットのような
可憐な花がどんどん刺繍されて行きます。

これが反物になって、縫製工場でカーテンに仕立てます。





時間をかけて試作を作り、多くの人が関わって、
カーテンに仕立て上がり、各お部屋の窓を彩るまで
もう少しですが、






世界で一つの可憐な花の刺繍のカーテンは
手間と時間がかかっているために
愛おしいくらいかわいいです。



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No.0230
2016年10月18日(火)

ほん

「フランス産エリートはなぜ凄いのか」


日本とはかなり違うフランスの高等教育制度が
あることを知ったのは、高校生の頃読んだ

フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』でした。

バカロレアという大学入学資格試験に落ちて浪人する主人公が
出てくることです。






そしてフランスの高等教育の制度はかなりの格差を作り出していることも
学生のころ知りました。





日本と同じ民主主義国家だと思っていたのに、
フランスは社会主義国家じゃないの、ととてもびっくりしました。

東大法学部を凌ぐ官僚輩出校ENAがあり、
(日本人では、国会議員の片山さつき氏がそのエリート校の出身)
つまり、フランス大統領は、かつての日本の総理大臣、田中角栄氏のように
小学校しか出ていなくてなれることは
ありえないということが大きく日本と違う部分だと思います。





そんな大学の制度もかなり違うことを知って以来、
実際はどんな仕組みになっているのかと思いながらも、
よくわからないままで来たのですが、
この本でさらにその制度が奥深く、そして複雑で
さらに問題も多く抱えていることを知りました。
そしてさらにわからなくなってしまいました。





カルロス・ゴーン氏がいかにエリートなのか、
驚異の出世をした人なのか、
『21世紀の資本』の
著者のトマ・ピケティ氏が16歳でバカロレアの資格を取って
18歳でその上のエコール・ノルマルの理科に合格した超秀才であること、
また、私生活もすごいオランド氏のことなど
そんないろんな噂話的なこともたっぷり教えてくれる
ほん。

そして、今のバカロレア制度を最初に作ったのは
ナポレオン1世だということ、
本がよれよれになってもまだよくわからないフランスのエリート
生産システムのことを解説している
ほんです。

『フランス産エリートはなぜ凄いのか』
橋本俊詔(としあき)著


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No.0229
2016年10月17日(月)

こと

「色を選ぶ」


マニュエル・カノーヴァスの無地の生地サンプルが
気に入ったので、何か作ってみたいと思い、
パラパラとめくってみました。





表面は少しだけ起毛していて、
厚手で滑らかな手触り感が気に入ったのです。

ビクターの椅子の上に置くクッションカバーなら
ぴったりだと思いました。




しかし、たくさん色があります。
数えたら32色も。
まず、秋だし、
ショコラという名前のとおり、チョコレート色が気になりました。




セージはこんな色。
ブルーにグリーンを混ぜて、白を足して
黄色も足して、ざっとかきまぜたような色。



ミントはもっと緑が強い草色。



シトロンは鮮やかな黄緑で美しいし、



ライラックも惹かれるけれど、すでに持っているし、




ロゼはピンクとライラックの
中間色ようなフルーツを感じる色。
表現しにくくて、センスを感じるかも...。



フーシャ、
ビビッドな赤は
黒い椅子とのコントラストがあって
かっこいいかも?



トマト色。トマトは好きだけど、
トマト色を選ぶ根拠は、トマトが好きだからと
いうのではなにか、単純すぎて...



グレーは数限りなく使ったけれど、
白を感じるグレーはとてもいい感じ。
でも、今は、なにか物足りないような...



リネン色
麻の大人びた色は知的でかっこいいかも。



そして、ブルー。
表紙の色は表紙になっただけあって、なかなかすてき。
しかし、
この表紙に惹かれて何か作ろうと思いたち、
でも、表紙の色そのままじゃ、芸がないような気がして、
中を開いてみたけれど、
結局のところ、
回り道をして納得して元に戻ったのでした。


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No.0228
2016年10月16日(日)

もの

「グレイシャスな私の印鑑」


”グレイシャスリリー”という刺繍の
ベッドスプレッドなどのベッド回りのアイテムをオリジナルで作っています。





フランスのブルボン王家のエンブレムであるという
ユリの紋章から拝借したモチーフなのですが、
そんなことを知らなくても、





スペードのような形に変化をつけたようなデザインでありながら、
どこか高貴な感じがするのはなぜでしょうか?

エンブレムとはほんとうに不思議なものです。


しかし、私たちは、
王家ではないふつうの方々の
”私だけ”の、”私たち”だけのエンブレムを作成して
キルティングのベッド回りのアイテムを作っております。






そのような場合はベッドスプレッドとは別にキルティングを
制作してヘッドボードカバー、各種クッションカバー、
ティッシュケースカバー、ペンケース、スマホケース、メガネケースになる
ものまで作ったりします。
小さいものならごくわずかな端切れで作れますから、
アイデアは出しようですね。





これは、ランジェリーケースのような形ですが、
実は、ベッドで読みかけの本をしまっておくためなのです。





仕切りがあるので、麻ナプキンも一緒に入れておけば、
ベッドルームのソファで飲み物を飲みながら
読書もできる優雅な脇役の道具入れにもなるのです。

これに”私だけ”の、”私たち”だけのエンブレムが入っていたら、
まさにブルボン家ならぬ、○○家の紋章になります。





エンブレムは一部の王家のものではなく、
すべての人が持っていいものですよね。
印鑑とさして違いはありませんよね?



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No.0227
2016年10月15日(土)

こと

「リアル・マダム・ワトソン・LOVEで
女友だちにお買い物」


今日はお客さまになってお買い物を
してみたいなと思います。

贈りたい相手は仕事も趣味も頑張っている別々の女友だち二人。
どちらも勉強好き、お稽古事好き。
そしてかなりの目利き。





ストロベリーレッドよりややショッキングピンクよりの
キルティングのFauchonのバッグなんてどうかな?

バッグは手持ち部分が黒いエナメルで
センスはやはり高いいです。
それに、大判のハンカチーフを添えてみました。





表がピンクは中がブラック。
表がブラックは中がショッキングピンク。

旅行好きな彼女にはもってこいのサイズだと思います。
中の仕切りも細やかで小ぶりなサイズは、
ホテルや温泉宿を出てちょっと街を散策してみようというときに
とても便利そうです。
この友人にはピンクを選びました。
きっと大判ハンカチーフを首に巻いてくれそうです。





それに、リゾートの旅にぴったりの甘酸っぱい
ライチの香りのハンドクリームを添えることにしました。
MORのハンドクリームは香りが強めなので、
オードトワレや香水をつけたくない温泉宿に持ってゆくには
持ってこなのです。





そして、ソムリエの資格を取ろうと日夜、仕事帰りに学校に通う
もう一人の友人には、
ハンドクリームの代わりに
コルク栓の絵と赤ワインの絵の
紙ナプキンを添えて贈ることに決めました。
色はブラウンにしました。





中のキーホルダーにはロッカーのカギをつけてくれるかも。
せっかくだから、
このバッグをもって勉強に励む彼女の姿のイラストを
添えて贈ることにします。


Fauchonのキルトバッグ ピンク、ブラウン、ブラック
幅27Xマチ5高さ32cm+持ち手 ¥2,500(2,700)
MORハンドクリーム ライチ、マシュマロ  \1,800(1,944)
ニナ・リッチ大判ハンカチ ¥1,000(1,080)
ペーパーナプキン¥420(453)


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No.0226
2016年10月14日(金)

こと

「リアル・マダム・ワトソン・LOVEにて」


マダム・ワトソン・ウェブショップの次は....





「はい。マダム・ワトソンリアルショップです」

ウェブ上だけのショップも近年多い中、
マダム・ワトソンはとても
リアルなショップです。





こちらはホームページにあまり登場する機会もなく、
さらに、ウェブ上でも購入できない「もの」たちも多いブースです。
”マダム・ワトソンLOVE”と呼んでいます。





”マダム・ワトソンLOVE”とは
”パリの路地を入った場所にあるセンスがよくてかわいいお店”
マダム・ワトソンの中の
さらに小さなショップというコンセプトです。
しかし、
かなりのボリューム感があります。





ここは綿ニット中心のMoonTanのナイティコーナー
ネルやフリース素材のほかほか感のある、
パステル調の優しい色合いのパジャマがたっぷりありますね。





こちらはダークな部屋系のコーナー。
やはりスムース系の無地、ボーダーなどやはり綿中心の素材が
今年のトレンドですね。





少しラブリーな感じメンズパジャマも
最近は年齢を問わず人気が高まっているようです。





さて、パジャマにするか、スリッパにするか、
バッグにするか、ハンカチするか、バスグッズにするか
贈り物に迷ったら、





その時はリアルなショップスタッフにご相談を。
ご一緒にセンスある最高に素敵なプレゼントをつくりますよ!

時にはリアルなショッピングもわくわくして
いいですよ~。
本日は
リアル・マダム・ワトソン・LOVEより。

また明日お目にかかります。


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No.0225
2016年10月13日(木)

こと

「マダム・ワトソン・ウェブショップにて」


ウェブショップはもうクリックしていただけましたでしょうか?
足掛け5年もかかって、
やっとソフトオープンいたしました。

ウェブショップとはいうものの、
自分の家をリゾートホテルに変えてゆくような
わくわく感でいっぱいです。





まずは、トップページから見てみますと、





たくさんイラストが並んでいます。
その中の「上質なベッドリネンを愛した私」
をクリックしてみましょう。





すると、ホテル・センチメンタルのベッドリネンで
メイキングしたベッドの写真が並びます。
まずは気になる色をクリックします。

「スノーホワイトをクリックしてみようか....」





「すると、あなたのベッドのサイズは何ですか?
と聞かれます。
そこでシングルからセミダブル、ダブル....アマンキングなどの
中から自分のベッドのサイズを選びます。





これで、自分のベッドサイズとは関係ないサイズに惑わされることなく、
安心して選ぶことができます。

その後は、パッケージにするか、コンフォーターケース、
クイックシーツ、フラットシーツ、ピロケースなど、
単品にするかをまたイラストをクリックします。





とりあえず、今日は
「リゾートの香り」のイラストをクリックしてみましょう。





ディフューザー、キャンドルから




イラストでディフューザーを選ぶと、




次は、コート・ノアールの棚に入って、




一番人気の”フレンチモーニングティ”を選んでみました。



それでは、またショッピングのお供をさせていただきます。

今日の残りの時間も明日の一日も
素晴らしい日でありますように。



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No.0224
2016年10月12日(水)

こと

「リサコラムアーカイブス2010年」

『華麗なるペテン師の流儀』

イギリスBBCのドラマ『華麗なるペテン師たち』が
日本で放映されていたころに
思いついたタイトルです。





強欲な金持からだけ金品を奪い取るという
崇高な精神の元、華麗に詐欺を行うというドラマですが、
こんなかっこいいドラマはきっと日本では作られないな~と
思いました。
筋が通らない離れ技が随所にあるからです。
さて、それはなぜかと考えたとき、
日本にはスペースアドベンチャーのようなSF映画がないのと
通じるのかも知れないと思いました。
ありえないような荒唐無稽なカッコよさと日本の映画やドラマの基本ラインが
どうも合わないからかもしれません。
日本人は気まじめなのでしょうか?





こちらは、『華麗なるペテン師の流儀』の中の
『俊春』という11回シリーズの第1回のイラストです。

仕事に失敗し、人生に嫌気がさした主人公の俊春が山の中を歩きながら、
死にたいと思っている場面です。
丘の上から俊春を見て作戦を練っているのは神様なのか、
ペテン師集団なのか?
教科書にも出てくる、芥川龍之介の『杜子春』を下敷きにして
書いた物語でした。

ネットで検索をすると上位に上がって来るので
よく読まれたのかもしれません。





華麗なるシリーズはよく書きました。
これは、『華麗なるスパイの失策』の中の2回目です。
会員制のホテルにスパイが会員のゲストとして忍び込んだ場面です。

ゲストのふりをしたスパイがモダンな暖炉のあるラウンジでくつろいでいると
星の王子様のような雰囲気の金髪の男の子がやって来て
スパイであることを見破ろうとするシーンです。


同じく『華麗なるスパイの失策』の中の
第10回「ホリーという女」





『ティファニーで朝食を』の中でオードリー演じるの破天荒な
主人公、ホリーから
名を借りました。

こんなベッドルームの絵はたくさん書きましたし、
今もたくさん描いています。

コラムの設定にベッドルームが出てこなかったものは
恐らくないと思います。
世の中にたくさんのイラストレーターがいらっしゃいますが、
ベッドルーム専門という方は
おいでではないような気がします。
ベッドルーム専門のイラストレーターなら、
もしかしてなれるかもと思っています。
しかし、
この絵はとても下手でお見せするのも恥ずかしいものです。





リサコラムは2016年10月10日号で525回です。
イラストもその同じ数がありますため、
このシリーズはここで一旦休憩をさせていただき
また別の機会に再開させていただきます。

それでは、明日、またお目にかかります。


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No.0223
2016年10月11日(火)

こと

「リサコラムアーカイブス2009年~10年」


「リゾコのミステリアス紳士録」

「狐裡庵先生へ」


狐裡庵』と書いて、”こりあん”と読ませる
遠藤周作氏の逸話には
とても面白いものがたくさんありますね。

これは狐裡庵先生に宛てて書いた手紙形式で書いたコラム&イラストです。





絵の中にミニチュアの狐裡庵があちこちにいて、
他のスタッフに「怖い」と言われました。
ほんとうに怖いくらい意味不明な絵ですね。

『狐裡庵』という響きもその人物像にも子供の頃から
とても親しく感じています。
その後、『狐裡庵相談室』というシリーズも書きました。





『華麗なる贋作人生』シリーズの第1回です。
タイトルは「贋作者谷中は語る」
中谷彰浩さんの文体を真似して書いたコラムでした。

月に1冊以上の本をお書きになるということで、
カレンダーの絵を描いたようです。





同じく『華麗なる贋作人生』シリーズの第2回は
「ローマの平日」

映画「ローマの休日」を見ていて、
新聞記者のブラッドリーの部屋はどんな間取りになっているのかと
ずっと気になっていたのです。
それをちょっとリフォームしてイラストにしてみました。
ベッドは異常に大きいのは、
寝室へのこだわりの表れですね。





次の贋作は『最初の晩餐』

レオナルド・ダ・ビンチの現存する壁画『最後の晩餐』

恐れ多くも真似て描いたものです。
これを描くことで、
そしてたくさんの謎をはらんだ絵であることも知りました。

そしてミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の
この壁画は今年2016年よりフラッシュなしでなら撮影もできるようになったとのこと!
すごいことですね。

やはりイタリア語を真剣に勉強してから行きたいものです。





『贋作シリーズの『シャーロック・ホームズの冒険』は、
若い男性が失踪した婚約者を探してほしいと相談を持ち掛けることから始まります。
もちろん、私の下手なパスティシュです。

男性の身なりや持ち物などから奇妙な推理をして
ことごとく外れる少々間抜けな探偵にしました。

とても下手ですが、
カーテンのデザインに凝った様子がわかります。
さて、
秋の夜長はミステリーがお似合いですね。


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No.0222
2016年10月10日(月)

こと

「リサコラムアーカイブス2009年part.2」


「リゾコのミステリアス紳士録」

あえて変人の汚名に甘んじて





2009年には「リゾコのミステリアス紳士録」という
シリーズも書いていました。

これは村上春樹の「ノルウェーの森」の上巻に
ちょっとだけ登場する「特攻君」をモチーフに書いたものです。
ストーリー自体には嫌悪感をもったものの、
変人として描かれている「特攻君」にとても興味を持ちました。

1.特攻君は早起きしてラジオ体操をし、
2.15分ほどかけて歯を磨きます。
3.カーテンを毎週洗濯します。
4.掃除好きです。
5.国旗掲揚の時には敬礼をします。

上の1から4は私にも当てはまりますから、
どこが変人なのかと思ったものです。

イラストは「ベッドパッドを放り投げ大会」コンテストです。





こちらも、同じシリーズの
「土曜日のライダー」

土曜日の暴走族のことをテーマにしました。
明日は日曜だからという解放感と
月曜からの仕事に差し障らないからと、
土曜日に暴走する。

コンサートでギターを壊すミュージシャンも、
その場所、その時間にちゃんと来ている。

つまり、意外に”ちゃんとしているんだ”
ということです。





失礼ながら、「おっちゃん」
と呼びかけて書いた、幻冬舎の編集長、見城徹さんに宛てて書いたという
設定のコラムでした。

「顰蹙(ひんしゅく)は金を払ってでも買え」
「薄氷は薄くして踏め」
などの変わった金言を吐いた方です。
「編集者という病」のご著書から湧き出るその生き方は壮絶、激烈。

「顰蹙は頭を使って買え」という
さらに妙な絵を描いてしまいました。





同じシリーズの
「変な人の書いた読んだら損するコラム」というタイトルは
「変な人の書いた読んだら損する本」など多数の著書を出されている
「銀座まるかん」の斉藤一人さんほんから取りました。

「運」について面白い切り口でいろんな考察をなさる方ですね。

そして、商売の、発明の、そしていろんな神様、松下幸之助さんは
採用面接のときに
「あなたは運がいいですか?」と必ず聞いておられたそうです。
「いや~運は悪いです」と答えたらそこでアウトなのです。

運というものを信じるということは、
すべては自分の力でできているわけではない、いろんな人、もの、
そして見えない力のおかげだと自覚しているかどうかということでしょうか。

「運」とは奥深いテーマですね。


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No.0221
2016年10月9日(日)

こと

「リサコラムアーカイブス2009年part.1」


思い出のイラストです。

古き良きフランス映画のピンクパンサーなどに登場する「クルーゾー警部」は
ご存じでしょうか?
間抜け過ぎて
調子はずれで超運がいい探偵のコミカルな物語です。





そのクルーゾー警部をもじってコラムを連載していまいた。
イラストは古き良きパリの街並です。
イラストが込み入っていたので、
右と左で2回分にしましたが、
石畳や窓を一所懸命計算しながら線を引いて行ったのが懐かしいです。
通りの奥に見えるのはエッフェル塔。
右にホテル、左にインテリアショップマダム・ワトソンがあります。

風邪をひいていて高熱にうなされながら描いたので
とてもよく覚えています。





”意味のない階段”の絵

とにかく階段を書きたくて意味もなく階段を書いて
とてもくたびれたイラストです。
石の階段の色の塗り分けを左の隅で試しています。
そしてやはり、意味もなく気球が飛び、
手前には女装したラ・フランス君が竹馬に乗っています。





クルーゾー探偵が鏡に向かって
世界で一番の探偵は誰かと問うているところ。
鏡にはあらかじめ、油性ペンでクルーゾーの絵が描かれているという
シンプルで面白くない落ちですね。

初めて黒一色で描いて、
こんなに難しいものかと知りました。





e-bookにもなりました、
「リゾコのホテルガイド」の中のイラストです。
あなたがものすごく打ちひしがれ、人知れず逃げ場を探すなら、
文豪アガサ・クリスティがかつて、夫の女性関係などであれこれ悩み、
しばし逃避行したように、
行く先は瀟洒なリゾートホテルがお勧めです。
海外なら、近場のシンガポール。
ちょっとお値段は張りますが、クラシカルな白亜のホテル
ラッフルズがおすすめと
e-bookの中にも書いていますが、今はどこが安全なのかわかりません。
とりあえずは、瀟洒な美しい逃げ場が
自宅の2番目の寝室でありますように。


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No.0220
2016年10月8日(土)

こと

「リサコラムアーカイブス2008年~09年」


「慶応元年9月第一週」

カーテンメーカーの営業のNさんが
「この見本帳にはシリアルナンバーがふられていますから
よそに転売などできませんよ」
のような脅し文句を言いながら
その新しい見本帳を置いて行かれたことから
始まるコラムの絵です。

その番号は1865でした。




そのシリアルナンバー「1865」を何度か口に出していると、
高校生の頃暗唱した
「嫌だろうな(1867)大政奉還、慶応3年」とそんなことが思い浮かんで来て、
みるみる江戸の町に思いが膨らんできました。
そして
大事に保管していた、江戸の町を描いたイラストを思い出したのです。

それは家電メーカーの広告の裏に書かれたA4X4の大きな絵でした。
タイトルは「江戸へ帰ろう」
江戸がクリーンなエコ社会だったということから
エコ家電の宣伝だったようです。

数字というのは面白いものですね。
記憶の扉を開くコードの一つでしょう。






結婚と同時にご新築というすごいスピード人生を選択をなさった
若いお二人に感動して書いたコラムです。

そのご新居のカーテンのご相談に伺った時
寝室の壁の上の方にある小さな小さな窓を見ていたら、
そんな小さな窓を覆うロールスクリーンなどを
掛けるより
西の空に月が黄色く浮かんできたら
その窓枠に月を取り込んで、額縁に見立てたらいいなと
そんなことを思ったのでした。

「窓際の女」というコラムです。





ハイジのシーツはご存じでしょうか?
わらを集めたベッドの上にハイジがふわ~とシーツを広げる様子です。
これは、「リサコ30分クッキング」シリーズのコラムで
実際にカーテンをかけたり、ベッドメイクをしたりと
今の「リサコラムの部屋」でやっているような実演コラムを
書いていた頃のイラストです。

ハイジ、ペーター、クララ、ロッテンマイヤーさん、
そして、犬の名前は...パトラッシュです。
おじいさんは?オンジです。





リサコラムは「ファンタジーですね」と言われたことがあります。
確かにこの頃は、必ず、人が天使のように飛んでいます。

さらに、空想の世界というか、リアリティなしの
下手なイラストばかりで、
夢見る夢子の描いた絵のようです。


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No.0219
2016年10月7日(金)

こと

「リサコラムアーカイブス2008年」


さらに、リサコラムアーカイブスは続きます。

今から14年ほど前、2002年に
『ロッカーのナハコさん』というドラマが大ヒットしました。

ともさかりえさん扮する
ハナコさんは若くして
他界してしまった優秀なOLさんで、ユーモラスな幽霊になって
同じ会社の古いロッカーに棲みついているという設定でした。





しかし、ドールハウスのようなレトロモダンなインテリアが
かわいいこと、かわいいこと!
60年代風というのでしょうか?

ハナコさんは時々、後輩のOLたちを叱咤激励しにロッカーからひそかに出て来ます。
しかし、そのハナコさんと会話が交わせるのはごく一部の人だけで、
ほかの人には見えない存在です。
ストリーももちろんですが、
そのインテリアの素敵なことに毎週、虜になっていました。





こちらもテレビドラマで現在もどこかのチャンネルで放映されているようです。

10年くらい前に大ヒットした『名探偵モンク』の絵です。

モンクは強迫神経症のため、刑事を首になって
私立探偵をやっているのですが、
犬、握手、女性...など怖いものがたくさんある憎めない臆病な名探偵です。

「難儀な」と言われるほどの驚異的な記憶力は、
自分の背中を下敷きがわりにして誰かが文字を書いたら、
背中の感覚から記憶を引き出してその文字が読めるほどなのです。

唯一の心のよりどころ、精神分析医のクローガー先生と
しりとりで会話をしているというイラストです。

コラムのタイトルは「リサコ コラムは 果てしなく」と
これもしりとりになっています。





「苦渋のジェノヴァ」というカクテルを飲む男性。

ANAの機内誌に連載されていました粋な
「フライトカクテル ストーリー」がとても楽しみでした。
そのころはよく出張していたようです。

しかし、一方で、JALの「ジェットストリーム」いう
音楽のチャンネルも最高に素敵だったのです。
そして、今は亡き、城達也さんナレーションがなんとも郷愁を誘ったのです。

始発で立ち、最終便で日帰りすることも多く、
滑走路に着陸するときに流れる、

「夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは、
遠ざかるにつれ次第に星の瞬きと区別がつかなくなります。
お送りしておりますこの音楽が、美しくあなたの夢に溶け込んでゆきますように」

というJALのナレーションをANAの機内誌を読みながら
聞きたいとそんなことを思っていた当時に描いた絵です。





最後は、リサコラム101回記念のコラム
「アイ アム ア オールド セースルマン」

しかし、イラストの中の垂れ幕はすでに1001回記念となっております。
車はなく、人々はUFOのような円盤で移動しています。

計算上、それがやって来るのは、2026年です。


恐縮ながら、まだまだ続きます。
悪しからず、ご了承くださいますように。


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No.0218
2016年10月6日(木)

こと

「リサコラムアーカイブス2007年~08年」
私の絵がいかに下手であるかということを
アピールするような「リサコラムアーカイブス」
第2弾です。





まずは、
2007年の「リサコラム1周年」のコラム

鉢巻を巻いたランナーの私がテープを切っています。
奥にいる二人はピンクレディ(ご存じでしょうか?)の
真似をされたそうだった編集者の方2名。手前は気の利くスタッフ。
チェッカーフラッグを振るのは
やはり、ラフランス君です。

恐ろしく子供っぽい絵を書いていました。
1年続けただけでとても大変だったと感じたことを覚えています。





私どもの店長が正月のおみくじでなんと、凶を引いてしまった
2008年の正月のコラムのイラストです。
しかし、
”「凶」は転じて「恭」となす。よって『恭賀新年』となす。”とプラス思考ぶりを発揮した
落ちをつけたように思います。

しかし、イラストの中では、ラ・フランス君が間違えて、
「今日が新年」と書初めをしている2重の落ちです。

イラストの下に「なんか違わない?」と振袖のスタッフが言っている
コメントをつけた覚えがあります。





十二単を着た宮廷の女官2人と恋文をもった男性。
そして相変わらずラ・フランス君

手前の女官は源氏物語の登場人物の紫の上のつもりですが、
このコラムのタイトルは「ぐうたらばんざい」
フランス映画の傑作(?)のタイトルから取りました。





「サンちゃんのタオル」というコラム。
テニスプレーヤーのピート・サンプラスの大ファンだった頃に
書きました。

ウインブルドンのセンターコートに映えるサンちゃんの白い大判のタオルを
見て以来、私はそのタオルを探し回ってやっと見つけたことを
書いています。
サンちゃん以外はみんな主催者側が用意したマーク入リの
グリーンのタオルでした。
誰もやらないことをやるディファレントな人が
やはり前から好きなのだと思います。

この絵は頂いたサンペの絵はがきをそっくり真似して描いたため、
前の3つよりはるかにましですね。
大好きな絵はがきなのでまだ大事に取っています。


恐縮ながら、まだまだ続きます。
悪しからず、ご了承くださいますように。


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No.0217
2016年10月5日(水)

こと

「リサコラムアーカイブ2006年~07年」

この「リサコラム、もの、こと、ほん」のご愛読者の方が増えてしまい、
本家の「リサコラム」が少しかわいそうな気がしてきましたため、
ここでリサコラムのアーカイブスを
連載でご紹介することにいたしました!





2006年9月22日に始めたときは、
週一回も書くことも、ましてや1年続けるなどとは思ってもみませんでした。
なのに、毎週執念深く書き続けて、10年が経ってしまいました。

第1回のイラストは10cm角ほどのほとんど落書きのようなものです。
これではあまりにひどいと思い、
何年か後に描き替えたものが、右の絵です。
それでもまだ絵とは言えないような下手さです。





その後もコピー用紙に
とても簡単な、30分もあればかけるような絵を描いていました。
上は「星の王子さま」の回の絵です。

小学2年生の時に叔母が「高学年になったら
あのほんを買ってあげるからね」と言ったほんが『星の王子さま』でした。
それは、棚のとても高い場所にあって、
学校帰りにいつもそのスリムなかっこいいほんに会いに行っては
売れないことを願っていたほんでした。
あまりに上のほうにあった(ように感じた)ので
上を向きすぎて、ランドセルから
ばらばらとふで箱や教科書が落ちている絵です。





こちらは「ラ・フランス君」という洋梨のキャラクターを
作り始めて、絵の中に(よく)入れていた頃の絵です。





『ラ・フランスの恩返し工房』と名のついた絵は、

ラ・フランス君が自分から生糸を出して、鶴の恩返しのように布を織っている絵です。
犬を連れたかわいい女性が、「ピンクのカーテンはありませんか?」と言うと、
ラ・フランス君が「うちはグリーンのカーテンしかありませんです。
それに、私の生糸から作るもので、ちょっと時間がかかります」と
いうような、そんなコメントをつけたような覚えがあります。





『優先順位は知っている』
というたくさん読まれたコラムの絵です。

何かができないのは優先順位が下のほうにあるからで
それなら、いっそのこと、さかさまにしてみたらいいのかと
納得したラ・フランス君が自分の優先順位を
1.晩ごはん 2.昼ごはん 3.朝ごはん 4.おやつ 5.寝る
と書いた後で、逆立ちして見ている絵です。
どちらから読んでもあまり有効な優先順位ではないという
落ちですね。





そして、人気のあったコラム「夏の麻から」(左)
と「俊介のダイニング」(右)





左の「夏の麻から」というコラムは、
今からもう12年も前になりますが、
私が「シンプル&ラグジュアリーに暮らす」という本を
書こうとひらめいた夏の終わりの暑い日を書いたものです。
イラストには
ラ・フランス1号と新たにラ・フランス2号が初登場した
いずれも超下手な絵です。

今は思いつくままに絵を描いたあとに、さて、今回はどんストーリーにしようかと
考えるのですが、以前はその反対でした。





「リサコラム」は、
この「もの、こと、ほん」より感覚的に100倍くらいのエネルギーを使っています。
そのため、まことに勝手ながら、本家「リサコラム」のほうも
ぜひ、ご愛読くださいましたら大変うれしいことでございます。

上の絵から10月3日号に飛びます。


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No.0216
2016年10月4日(火)

ほん

「パリの美術館で美を学ぶ」

「パリに美術館はたくさんあるけれど、
どこを見たらいいのかわからない」

この本は、作者のお勧めの美術館に体当たりで
同伴させていただくという感じで読める、”美の実体験ができる”ほんです。





パリと近郊の地図も掲載されているので、
このほんを片手にひとりでまわることもできます。
(もちろん、危険というリスクもあります。)
まずはルーブル美術館から。
定番の『モナリザ』と『洗礼者ヨハネ』はどうして別々の部屋にあるのかとか、
絵画の説明はなぜフランス語だけなのか、
どうして英語の説明さえないのかなど
そんな解説を聴きながら
めぐります。





中世の美術から近代美術館のオルセー美術館に行くと、
詩人ボードレールが予言した通りに、
脂肪をたっぷり描いたマネの『オランピア』は今では国の宝になったとか、
絵画だけにとどまらず、詩、小説、音楽、いろんな話題が
縦横に展開されながら進みます。





ジヴェルニーと言えば、モネの家、そして睡蓮の庭園。
著者は、モネを”ガーデニングの神様”と呼び、
その素晴らしい庭園と絵画を比べて、
「絵を見るよりも、庭園を」などとおっしゃるのです。

そんなとても個性のある美術館解説を聞きながら、





著者は、今、東京の国立西洋美術館のユネスコによる世界遺産登録で
ひときわ脚光を浴びている、
ル・コルビジェの代表作のひとつ、マルセイユの
ユニテ・ダビタシオンにやっとの思いでたどり着きます。





しかし、そこまでの道程で、刃物を持った強盗に遭い、
ポケットの中のわずかな所持金以外の
すべてを失った上でさらに、けがも負い、
散々な目にあいながらの旅になったことまでも事細かに書かれているのです。

つまり単なる美術館の上品な案内でないところが、
実に面白いほんなのです。
「危険も承知の上で行きなさい。ひとの情けにもすがりなさい」
と言いいながら体当たりで美をめぐるこの個性派のこのほんは
もちろん愛読書です。


布施英利著
「パリの美術館で美を学ぶ」


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No.0215
2016年10月3日(月)

こと

「昭和の足跡」

NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』も10月1日で最終回を迎えました。
激動の戦後から50年間、広告なしの雑誌
「暮らしと手帖」はうなぎ登りに
発行部数をこれから増やしてゆくことでしょう。






平成も28年を数えてもいまだ昭和の雑誌の看板を
大事に掲げている書店さんが
福岡市中央区の別府橋にあります。
金修堂さんです。





看板には、大きく赤文字で「結婚したら、主婦の友」
と書かれています。
1917年(大正6年)創刊で、2008年休刊の
主婦の友社の雑誌です。
今はこのものずばりの雑誌はありませんが、
別の雑誌の頭に残っているようです。





そしてこちらは、1961年(昭和36年)創刊の、『ミセス』の看板。

「奥さまの雑誌 ミセス」
アンティークな言い回しですね。

これらの看板は年々、価値を増しているようです。
きっと、コレクターが狙っているのではないかな、
なくなっていないかなと心配になって、
この金修堂さんの前を通るたびに、
店長の元村が写真に収めてくるようです。

金修堂さん、
昭和の足跡、どうか大事に守ってくださいますように。

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No.0214
2016年10月2日(日)

こと

「ペンキ塗り」


夜な夜...

なんて、実は、閉店後の午後7時半、
エクステリアが大好きなKの指導の元、
外の窓枠のペンキ塗りをしているのです。





格子状の白い窓枠に合わせてカットしたビニールを
ひとつづつ貼ってから、
それをメンディングテープでぴったり張った後、
いよいよ、ペンキ塗りです。





ポイントは
1.ビニールは正確のサイズを測ってからカットする。。
2.明るいときに2度塗りする。
3.確認の上、ビニールをはがすこと。
しかし、のんびりしていると隙間にペンキが入り込み
ビニールがはがれなくなるということも知りました。





はがした後は、ガラスと窓枠の境目のペンキの残りをプラスチックのヘラで
こすり取って、完成です。





ご覧のとおり、
アップしても美しく輝く窓枠になりました。
インテリアショップのスタッフたるもの、
紙の上や、画面上だけの仕事でなく、自分たちでこうした演習も
必要だなと思いました。

プロのコツを習得することは
今は「学び」と言いますが、いい言葉ですね。


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No.0213
2016年10月1日(土)

もの

「ときめくレースカーテン」

ときめきのレースカーテンを見つけました。





薄いカーキ色のオーガンジーベースに
繊細なイラストのタッチで大きく刺繍されているのはシャンデリアです。





45cm四方にやっと入るくらいの大きなベージュ色の刺繍は
ダイナミックでエレガント。
ところどころにゴールドの色も加わって
高いセンスを感じます。





こちらはアラベスク文様のようなデザインの刺繍。
それを追うようにスパンコールが施されています。
グレー系のレースに下に重ね合わせたら
とても豪奢なイメージが漂いそうでわくわくします。





こちらは、カクテルドレス、ウエディングドレスに
使えるのではないかと思えるほどの洗練されたデザインのレース。

繊細な刺繍にやはりスパンコールです。
こちらも淡いグレージュに重ね合わせると、
さらに美しさが引き立ちます。





少しモダンなデザインもあります。
1円玉くらいの大きさの丸い刺繍のタテラインの連続刺繍です。

高い窓ならさらに高く美しく、低い窓もときめく景色に変える
魔法のようなレースたちはリーズナブルです。

¥12,000(+税)/295cm巾の1mの単価です。
スタンダードの仕様のカーテン
巾200cmの窓なら、4.6mほど必要です。

クリスマスのテーブルクロスにするのも素敵です。
さあ、10月です。始めようと!


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