MadameWatson
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リサコラムの部屋

2013年11月14日~
    
  ようこそ、「リサコラムの部屋」へ。

「リサコラムの部屋」は毎週木曜日更新です。本家の「リサコラム」と同じ作者によりますが、
中身は「リサコラム」の実践版?という感じで楽しんでくださいますように。


Café After The Rain

2013年11月14日(木)
 第1回 見方を変えてみたら
Café After The Rain

2013年11月21日(木)
 第2回 美しき書斎
Café After The Rain

2013年11月28日(木)
 第3回 楽しきはわたしの部屋
Café After The Rain

2013年12月5日(木)
 第4回
Aloha! リゾート

2014年元日

マダム・ワトソン
精鋭部隊のご挨拶を
申し上げます。
Y様のホテル Mizuho様のオフィス Mizuho様のスイート H様のリゾート
    
Café After The Rain

2013年12月12日(木)
 第5回 アマンよリアマン
Café After The Rain

2013年12月19日(木)

第6回 「ローズガーデン
・ホテルの智美様のお手紙」
Café After The Rain

2013年12月25日(水)
 第7回 「White Christmas」

Café After The Rain

2014年1月1日(水)
 第8回 「Dr.の癒しの
ホームベース」
 
Café After The Rain

2014年1月9日(木)
 第9回 「白い
リゾート・ホテルから
の手紙」
K様のアマンリゾート 智美様のRose Garden Hotel 早苗様のWhite Christmas Y様のアートホテル 久実子様の白いホテル


C
afé After The Rain

2014年1月16日(木)
 第10回
「インテリア・ハイライフ」
Café After The Rain

2014年1月23日(木)
 第11回
「Blue,White&.....」
Café After The Rain

2014年1月30日(木)
 第12回
「木と住まう
木の住まい」
Café After The Rain

2014年2月6日(木)
第13回 「ライラックの園」

C
afé After The Rain

2014年2月14日(金)
第14回「シャンタルの
パリの
アパルトマンにて」

Arai 様のハイライフ 富士美さまのDream Life Ⅰ様のレトロモダンな木の家 Yoko様のガーデン・ホテル M様のスプリング・
バケーション





「リサコラムの部屋」バックナンバー集です。

この小さな窓から、イマジネーション豊かな世界が広がっているのです。

2013年7月25日~11月7日までの「リサコラムの部屋  楡の木の叔父」は下の写真より。




2013年4月16日~7月18日までの「リサコラムの部屋  シーサイド・ビレッジ」は下の写真より。




2013年1月8日~4月9日までの「リサコラムの部屋  HOTELS」は下の写真より。




2012年10月2日~2013年1月1日までの「リサコラムの部屋 AAA」は下の写真より。




2012年6月25日~9月24日までの「リサコラムの部屋 5分の人生」は下の写真より。




2012年3月26日~6月18日までの「リサコラムの部屋 失われた明日を求めて」は下の写真より。




2011年11月21日~2012年3月19日までの「リサコラムの部屋 露店マイヤー・倶楽部」は下の写真より。




2011年9月5日~11月14日までの「リサコラムの部屋 N氏の場合」は下の写真より。




2011年6月13日~8月29日までの「リサコラムの部屋 ノンちゃんカフェ」は下の写真より。



2011年6月6日までの「リサコラムの部屋」は下の写真からバックナンバーをご覧頂けます。





ようこそ、リサコラムの部屋へ。

リサコラムは毎週月曜日更新でございます。





Café After The Rain


2014年2月14日(金)

シャンタルのパリのアパルトマンにて。

M様のスプリング・バケーション

2月14日、バレンタインデイです。

あまりご縁がなくても、この時は少しだけ、うきうきしてしまう
そんな響きを持っていますね。


今日は、いち早く衣替えを済ませたパリのアパルトマンみたいな
春のお部屋へお邪魔いたしました。



「ねえ、あのウェイターのAさんカッコよくない?
でも、カッコつけすぎじゃないかな?」

「私は、Bさんの方が好きだな~
さりげなく目立ってる感じがいいな~」








なんて、会話を交しているような、コケティッシュを気取った椅子ですね。



    



「グレーのスーツにピンク色のネクタイをしているとかね」

「それ、断然、ワタシ好み!」







「後姿も重要よね~」

とグレーの椅子は背中のタックの先についたペールピンクの
蝶ネクタイをピンと立てました。



 



「あら、そうかな・私は断然、男性は性格で勝負だと思う。
それに、夢を持っていること。さらに、ガッツよ!」

「あら?そういうティッシュさんは、ちょっと蝶ネクタイがひねてない?」

「個性的でいいでしょ。もちろん、まっすぐにもできるのよ。
でも、表現力を発揮するには、
それを表現するための余裕がなくちゃね!」








(...なんて、不良少女のティッシュボックスは言ってるわよ。)

というのは、グレーのネックロールのようです。
桜色のパイピンでぐるっと円を囲んだ中に
桜色の小さな蝶ネクタイを結んだ、コケティッシュなお顔をしています。







ペールピンクにグレーのパイピンをした、
ブレックファストピローは、グレーの椅子カバーの上で
一番目立つ場所を確保したようですね。







それでは、真四角なクッションたちもゴブランのソファの上に
集合したようですし、もう、大人の時間ですね。


Happy Valentine's Day!

バレンタインディが終われば、いよいよ「春」もちらほら
やってくることでしょう。


Mさま、

パリのシャンタル・トーマスのアパルトマンみたいなお部屋になりましたね。
お忙しい日々からしばし開放されて、

春を先取りした
このリビングで
束の間の休日をバケーション気分で過ごして頂けたら、ほんとうにうれしいです。


桜色のブラッシュワインが似合いそうです!
ついでに、桜色の好運もやってきそうです。


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Café After The Rain

 

2014年2月6日(木)


「ライラックの園」

Yoko様のガーデン・ホテル


“Bonjour!”

「Niceのガーデンホテルよりこんにちは」

と言いたいくらい、すてきなホテルにいます。








春はまだ来ぬ
1月、2月となり、寒さにだんだん耐えきれなくなってくると、

花の香りと暖かな風を求めて、
どこか遠い楽園の島にでも旅立ちたくなるものですね。







実は、Yokoさまのとっておきの“ガーデンホテル”を公開させていただく日が
やってきたのです。

どこから見ても南仏の海辺に立つ、そして美しい庭園を望むような
リゾートホテルのお部屋の景色では、ありませんでしょうか?

だって、

ブルーグリーンに佇む白いライラックの花の壁からはさわやかな香りを
たっぷり部屋中に放っていますし、







同じ、ブルーグリーンのカーテンという絵の中でからも負けず、
涼やかな香りをぷんぷんさせていますから。







コットンとリネンの天然素材のカーテン、ベッドスプレッド、ベッドリネン、

ほのかにクリーム色を帯びて、

ほんと、写真を見ただけで、

香りと手触りに酔ってしまいそうです。

ほんとうです。







ベッドの頭の壁からはその小さな葉っぱで編んだトレリスは、

ほの白いカーテンのすきまから

繊細なグリーンの香りをこっそり出して、そのジェラシーという媚薬で

魅了しようとしているかに見えます。







それに動じないとでも言うかように、かくっと直線の顔つきをした

白い天蓋カーテンの飾りは、なかなかの曲者のようです。







そんな媚薬のバトルの中で、

長身のすらりとして美人のYokoさまは
きっと気にすることもなく、リゾートの庭園の夢を見ておられることでしょう....







Yokoさまと出会って、まだ3か月余り。
なのに、ずっとずっと前から知り合っていたように感じます。


お部屋に私共がセッティングに伺った後、
メールでご感想をお尋ねしたら、

「まだ、胸がいっぱいで言葉が見つかりません」というご返信を頂き、

とてもうれしくて、私たちも胸がいっぱいになりました。







「ホワイトライラックの美しい絵画を眺めつつ、

羽毛布団を一枚ふわりとかけて眠れる心地よさは、

寝室というより庭園にいるみたいです。

花柄ですが、シックで大人っぽいところが気に入っております。

夜眠るのも、お昼寝も最高です。


我が家は家族も来客も多いので、寝室以外は基本みんな共有のスペースです。

その中で唯一、主人と私だけの専用スペースは、

眠りにつく前のちょっとした安らぎと癒しのスペースです。

(ナイトテーブルとランプも大活躍です。眺めるたびに
美しい。。。とため息です)、

ほんとうにこのまま天国にいってしまうのではないか(笑)と

思うような安らかな眠りが出来ます。

そんな贅沢なスペースをもっていると、こころに余裕とゆとりがうまれるのですね。

出先でふと寝室(庭園)のことを想い、一人でほくそ笑んでおります。

子供達は「ママ達の部屋はホテル」と言っております。」

(以上、Yoko様からコメントです。原文のままです。)

あまりにすてきな文章なので、拝借してしまいました。





2014年はすばらしい1年になりましたね。
まだひと月と1週間で結果が出るなんて、なんともうらやましい限りです。



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Café After The Rain

2014年1月30日(木)


 「木と住まう木の住まい」

Ⅰ様のレトロモダンな木の家



「睦月」も明日31日を残すばかりとなりました。
ひと月前は年末の大晦日の前日です。

今月最後のお邸は、私共のショップから
何回か角を曲がって、急な坂道の階段を
少し息を切らしながら登った坂の途中の
Ⅰ様邸です。


「木」を扱う会社を経営なさっておられるⅠ様邸は、
床、建具、柱はもちろん、
天井、巾木、屋根の庇の裏に至るまでまで全部、
本物の「木」のお家です。

玄関に足を踏み入れて、
座敷に通されたとき、
貴重な木材をふんだんに使った空間から漂ってくる
清らかな空気を感じました。







上のお部屋は端正な座敷です。

お家も庭も著名な設計士によりでデザインされ、
当時の腕のいい大工さんたちが木を切り、
作り上げたすばらしい和の座敷です。







ふすまの下だけに入った濃紺と白の細かな柄といい、
色といい、高い美意識があることを
この部屋に入る人に感じさせるようでした。







街中のお家ではほとんど見られなくなった
貴重なすばらしい座敷は
「高級な老舗の宿」よりもちろん、本物です。







繊細な手仕事の技を感じさせる
障子の細い横桟に使われている細やかな意匠は、
同じ木材から切りだされ、障子以外に
ランプシェード、エアコンの吹き出し口を隠すカバーに
至るまで、すべて統一されています。







屋根の下には飾りの壁から
「京都の専門店の御簾が降りているけど、
それだけではね」と、

Ⅰ様は、
美しい庭の景色を消さず、
日差しをもう少しやわらかくする
微妙な透け感のあるレースカーテンと
厚手の品のあるジャガードのベージュ色の
ドレープカーテンを選ばれました。







レースの吊り元の下のバランスに「これを付けて」と
ご希望されたビーズを付けたら、

落ち方も美しく、
そして、Ⅰ様のように優しく繊細な印象のお顔に
なりました。




玉砂利を踏んで庭先に出れば、
見晴らす、すばらしい眺望もあります。



ガラス窓に映り込んだ籐の椅子が
なければ、そこにあることを忘れてしまう程に
いつも、磨き上げられているガラス窓でした。

部屋内から眺める庭の景色もまた格別です。



磨き上げられた床に、手入れの行き届いた庭から
差し込む穏やかな冬の光の
なんと穏やかなで温かなことでしょう!

「お正月は家で庭を眺めながら
ゆっくり過ごしていました」
そうでしょうとも!
そんな優雅なお正月を過ごしに
わざわざ飛行機に乗り、電車に乗り、
タクシーに乗り、そうしてやっと宿にたどり着いた
人たちから見たら、
なんて贅沢でうらやましいことでしょうか。



その日、
年を越してしまったソファセットをお納めして、
さらに驚いたのは、
ダイニングキッチンとは、つかず離れず
うまく切り離されたリビングです。



折り上げ天井は桜のような花の織りも繊細な
今では数少ないシルクのクロス貼りでした。
格子の木の桟の中心には、



この部屋の、
この天井のために選ばれた
アンティークなガラスと真鍮のシャンデリア。
しかも、贈り物だったとのこと。
贈られた方のセンスも一緒に30年、
気品のある光を落し続けているようでした。



革で編んだソファと木材と革を使った
楕円のテーブル
そして、回転するソファ&オットマンを置き、



Ⅰ様の高い審美眼で選ばれた
手編みのモザイク柄の多色の絨毯を敷くと、



レトロな趣を携えた
リゾートホテルのスイートのラウンジに
見えました。

まるでずっと前からそこにあったかのように
ぴったり納まった家具と絨毯の上で
早速頂いたコーヒーのおいしかったこと!

味わいとは、雰囲気も一緒に味わっているのですね。








床はもちろん、壁にも木。
これは「板レンガ」というそうです。

今では見られなくなった貴重な意匠に驚きました。

職人の手で切られた木を壁のサイズに合わせて計算し、
レンガを積んだ壁のように見せる、
すばらしい!技法ですね。







30年も経っているとはとても思えない綺麗さです。

こんな職人の粋を集めたお家に伺うと、
こんな私たちにも日本人のDNAに組み込まれた
わび、さびを感じる触覚のようなものがあったのかと、うれしくなりました。

いい家とは、意匠+たゆみない手入れなのですね。


I 様、すばらしいお家を見させていただき、ほんとうにありがとうございます。

ほんとにご近所でしたのに、お宅に伺うために上るすてきな階段すら、
知らず、登らず、

20年を無為に過ごしてきたようでつくづく残念で、
とてももったいなかったと反省いたしました。

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Café After The Rain

2014年1月23日(木)


 第11回 「Blue,White&.....」

富士美様のDream Life

こんにちは。

今日は2年前、インテリア雑誌BonChicにも掲載された、東 富士美様邸へ、
お邪魔致します。






「ダイニングのテーブルクロスとクツション変えたいのよ~」
と昨年の11月にご相談に来て下さった富士美さまは、

「ねえ、テーブルクロスにベルベット、どう思う?」
といきなり、「ふつう」ではない逆ご提案から入られました。


「テーブルクロスにベルベットですか?」
「そうよ。かわいくなぁい?」
「すごいですね。きっと誰も考え付きませんけど、いいですね~。インテリアの難易度3ですね。
それなら、クッションもベルベットですね。
トリム付けてたらすっごくかわいくなりますね~」







そして、富士美さまの選択眼にかなったトリムは
大人かわいいベージュ&濃紺のグログランリボンをプリーツにしたものと
ベージュ&濃紺のコンビの丸いポンポンのついたものでした。
それを濃紺の正方形のクッションとロールクッションに付けたら、

「こんな風とかこんな風になります」と絵に描いて
みたら、すごくすてきになる予感がしました。







淡い水色のベルベットのロールクッションには左右の円の周りにポンポンのトリムを
つけて、四角のクッションカバーには、
その「あまったトリムを、コーナーに三角に付けたらどうお?」

Nice IDEA!



そして難易度5のクッション4つとテーブルクロスは完成しました。







「きっとすてきすぎて、腰を抜かされるかも...」
「すでに腰は抜けているから、大丈夫よ~」とすぐにメールのご返信。

でも、それだけ、富士美さまは妥協しません。
インテリアはとことん、富士美流で。

それがことごとく当たるのです。


「きらきらのギャザースカートの下には、ベルベットのトリムで行こうか!」

「そうですね。きっとかっこよくなりますね」

「ほんと?」

「ええ、もちろんです!」







ということで、テーブルクロス、クッションの衣替えに加え
ベルベットのトリムを縫いけた飾りカーテン付きの、パウダースノーのカーテンも掛けることで決定しました。







それに、「パウダースノーのカーテンの両脇には
濃紺のアクセントの効いたグレイッシュ・ベージュのトリムを付けたら、きっとすてきですよね!」

「ほんと?かっこよくなる?」「ええ、絶対です!」






「ちょっと見せて、私のノート(富士美さま専用のご相談ノート)」と富士美さまは「富士美ノート」を覗き込んで、

「すてきになるかな~?」
「絶対すてきになりますよ~」
「ほんと~」
「ええ、ほんとです」
「よし。それじゃ、それできまり!」

ということで、富士美さまのブルー&ホワイトのダイニングルームに
テーブルクロス、クッションが衣替えをし、さらに新しいカーテンも加わることになりました。







そして、いよいよ、ブルー&ホワイトの富士美さまのダイニングは、さらなる、極みを目指して、
昨年のクリスマスイヴの前日にやっと完成をいたしました。







いかがでしょう!

ペールブルーのシルクストライプのシェードに合わせて、
左手の出窓には、
富良野のパウダースノーみたいなきらきら光るカーテン。

晴れ渡った富良野の空のようなブルーの壁と見事に鮮やかなコンビネーションを
作りだしてくれました!







白いソファの上に置いたベルベットのクッションたちは、
それ自体が
優雅な時を過ごしているようではありませんか?







誰も思いつかないゴージャスな濃紺のベルベットのテーブルクロスの
その上に、
フレグランスブーケの空き瓶を花瓶にして、
花を挿す引き算のセンスもお見事です!!






                      (富士美様より送られて来た画像です。)

「クリスマスは、ダンナさんに伊勢谷友介のお面かぶせて私の前に座らせます~」
といつもながらの愉快なメールを送ってくださる富士美さま、

「『りさ昆布』とつけてくださったあだ名、結構気に入っております。
噛めば噛むほど味が出るスタッフを目指して、
私たち、みんながんばります~。
そして今年も富士美さまよりたくさんのプラスのエネルギーを頂きたいです」

ああ、肝心なことを言い忘れました。

 「Blue,White&....ときたら、Dreamですよね!  リサ昆布より」


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Café After The Rain

2014年1月16日(木)


 第10回 「インテリア・ハイライフ」
Arai 様のハイライフ


今年、2014年になって、3回目の
お宅訪問は、Arai 様邸です。
インテリア雑誌BonChicやPLUS1LIVINGなど、
たびたび取材を受けられる
深~い魅力にあふれたお宅なのです。


インテリア・フリークという言葉では物足りないくらい
インテリア・ハイラフを楽しんでおられるご一家の
お玄関に早速、向かってみましょう。







エントランスからお玄関に向かうポーチの左手には
コンサバトリーという屋根のついた
奥外テラス部屋があります。







真っ白な枠のガラス窓に囲まれた温室のような、
とても心地よいスペースです。
夏はさわやかな、冬は温かな光にあふれています。







「こんにちは。おじゃまいたします」
しんとした邸宅には声が響きます。







「どうぞ~」
磨き込まれた木の手すりの階段の上から
マダムの声が聞こえました。

玄関から先はアンティークな木の香りに
迎えられます。







暖炉のあるダイニング。
太い木の梁に漆喰の白壁。そこに絶妙な配置で
キャンドル型のブラケットランプと置時計。
物言いたげな5枚の額縁。


そして、真っ白い木のテーブルは舞台に軽やかなステップで
登場したダンサーのように
アンティーク家具との鮮やかなコントラストを作っています。


ヨーロッパの高級スキーリゾートの
ロッジに来たような感覚になります。





















リビングは、ダイニングとガラスドアを隔てた
向こうにあります。



コンサバトリーから流れ込む明るい陽射しを
シルクストライプのカーテンは
乳白色の穏やかな光に変えて、
ほっと優雅な気分にさせてくれますね。



アンティークの肘掛椅子を眺めていると、
広がったスカートを履いた貴婦人が
斜め座りに優雅に腰かけて、
手には、小さな本を持っている
そんな画家の絵を
彷彿としてしまいました。



そして、
琉球畳の敷かれた和室には、
晴れた冬の日、
前庭からの美しい陽射しは
庇をくぐって、格子の窓から差し込んできます。



マダムの直感で選ばれた
ウイリアム・モリスのカーテンは
アンティークな家具の間で
堂々としていました。



特注の レールは、著名な彫刻家の作品です。
マダムのためにデザインを起こして
この部屋に合わせて作り込んだ
芸術品です。
和室の気品に芸術の息吹を加えて、
カーテンはしっとりと、優美に納まりました。



レールの飾房の左右の形ももちろん違う、
完全なオリジナル品はすばらしい完成度です。



そして出窓からは、同じモリスのシェード越しに
品のある木漏れ日が差し込んできます。

この庭の木立の様子をシェード越しに
視線の中に入れながら、漱石の小説を読みたい、
そんな気分になりました。
そう思って眺めていると、
「夏は朝方この窓から、とても涼しい風が入って、
エアコンもつけずに、寝転がって涼めるのよ」と
マダムは言われました。

とっても豊かなハイライフを感じました。









この部屋の写真を見たとき、
漱石の小説の「それから」の映画の場面を思い出しました。

主人公の代助と親友の妻の美千代が大きなユリの花瓶をはさんで和室に座り、
美千代が困難を承知で駆け落ちを決意する意思を一行力で表わすシーンです。
「覚悟を決めましょう」と。

そんな決めの一言でこのお部屋のセンスを表現するなら、
「気品あって大胆なインテリアセンス」
そんな風に思いました。







その時代、明治の知識人の書斎には、
西洋から輸入した当時流行のこんな家具も置かれていたのかもしれない。
職人の技を耽美する幕末時代のこの有田の器は煌びやかに
そこに佇んでいたのかもしれないと、
この部屋の調度品に囲まれていると、
その時代にタイムスリップしたような気分で
いつまでも窓から、庭を眺めていたくなりました。


マダム・Arai様、
季節ごとに、そして毎年同じ日にカーテンを衣替えなさる度、
インテリア・ハイライフの精神に感動しておりました。
これからもインテリアから派生する深い想像と感動を
分かち合いたいと存じます。

どこを撮っても絵になるお部屋は、
写真選びのうれしいうれしい悩みの種です。

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Café After The Rain

2014年1月9日(木)



第9回 「白いリゾート・ホテルからの手紙」



ある秋の日、

久実子さまより届いた写真の中のお部屋は









そのタイトルをまだ思い出せないのですが、

昔、見た美しい映画のワンシーンのようでした。








ベッドの後の明かり窓から入る光は、
白いリネンと白いカーテンを
ミルク色に変化させていて、

ずっとその色を浴びていたい気分になりました。









白いストライプのベッドスプレッドの上の
たくさんの枕に背をもたせかけて眠る美しい人......


ここは、「ブルガリ・ホテル・ミラノ」?そんな風に感じました。









唯一、白の中に色を持つ
麻色のテープをつけた白いリネンのカーテン。

その開いた空間の、レースのとろみ感の先の、

さらに
サンルームを越えた先の、

清廉なリゾートの空気を感じてしまいました。









鋭角に納まるベッドの足元に
自然な波を打つように、落ちかかるベッドスプレッド裾は、

几帳面で、しかし柔軟なセンスを持ったこのホテルのオーナーの
好みを発見したようでした。









静かな波の音はきっとサンルームの先のヤシの木の、

さらに先の、
海から聞こえて来るようにも思えました。









ベッドサイドのナイトテーブルの灯をともす時間帯になると、

その部屋はムードを一変していました。









そして、
白いリゾート・ホテルの朝。

どんなホテルのスイートの部屋より、

ロマンチックでした。









久実子様、

ここで、今日と明日の境目の長い時の流れを、
静かに数えながら、

極上のマティーニのような時間を過ごせる幸せをお写真から味わっています。


そして、
暑かった昨年の夏、







ご新築中の静岡の久実子様より寝室コーディネートのご相談の
お電話をいただい日のことを、今、思い出しています。

こんなにすてきな出会いを頂けた喜びを
今、また味わいつつ、何度でも乾杯したい気持ちです。


何度も頂戴した直筆のきれいなお手紙は大事に致します。

白亜のリゾートホテルのようなすばらしいお家で、
すてきなご家族のきらきらと輝く日々をお祈り致します。


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Café After The Rain

2014年1月1日(水)(1月2日号)
 第8回 

 「Dr.Yの癒しのホームベース」
Y様のアートホテル

あけましておめでとうございます。



2014年をどこでどのように
お迎えになられましたでしょうか?

ご家族でにぎやかに、あるいは神社の境内を
そぞろ歩きしながら。
あるいは優雅なホテルや海外のプールサイドに
寝そべってでしょうか?

でも、お正月に働いておられる方も
たくさんおいででしょう。







そんなお正月休みの取れない方、
また、どこかに行きたいけれど、
行けない方へ、
本日はとっておきの素敵なリゾートホテルへ
ご案内いたしましょう。







お迎えのお車でたどり着いたら、
雲間に白い月の覗く頃合い。
すてきな大人の時間になっています。

まずは、イエローのポルシャを
2階部分が吹き抜けになった広~いガレージに
停めました。

さあ、それでは玄関からどうぞ。







和モダンな温泉宿のようですね。

美しく光る廊下は、ほのあたたかです。






照明もレトロで味わいのあるインテリア。
シナモンとりんごの甘酸っぱい香りに
胸を躍らせながら、
さて、
ウェイティングルームで少しだけお待ち
くださいますように。







障子と畳みの敷かれた ウィティングルームには
う~ん、アンティークな匂い。
大正ロマンのようなしつらえは、
すでにそれ自体、アンティークですね。

しかし、しっとりとした趣きのインテリアは
旅の疲れを癒してくれるものです。








おお~、なんて、すてき!


静まり返った
中庭を通って石畳を歩き始めますと、
忽然と現れる、
ライトアップされた庭と水場。
光と陰の造り出す、このなんとも幻想的な光景!
すばらしい!


「は~あぁぁ~、ス・テ・キ ♥」







渡り廊下から漏れるほのかに青白い光、
水の中からも青を放つ光とそして陰。
まだ少し青さも残るグレーの空とほの白い雲が
絵のような静寂な幻想を作り出しています。

もしかして夢を見ているのかしら?と
錯覚しそうな程に。




















エレベーターで上った先のラウンジは、
黒い石を敷き詰めた床。
天井から落ちる鈍い光を反射して、
ますます、期待できそうな
癒しのリゾートの予感、
しませんか?

ラウンジは床暖房でほどよく
暖かく、清々しさを感じるほどです。





それでは、
バーカウンターでちょっと熱いおしぼりを
いただいて、一息つかれませんか?





ピアノの音色に耳を傾けながら、
一枚板の重厚なカウンターで飲むカクテルは、
深く濃く、味わい深いものですから。





なんなら、あなたさまのマイグラスも
ご用意しておきましょうか?





「こちら、もしかして、
マンハッタンのイチロウさんの
お部屋より、すてきじゃないの?」
とお思いのあなたさま、
それは正解です。

ここは、超多忙なDr.Yさまの
癒しの“ホームベース”なのですから。





すばらしいバーカウンターと
ピアノの音色につい気を取られて
正面の見事な庭の景色に気付かなかったのですが、

透明ガラスの壁越しに
ライトアップされた崖下の蔦とおい茂る木は、
なんて、ロマンチック!
これをきっと幽玄の美というのでしょう。
最高のロケーションですね。

それでは、お泊りいただきますお部屋に
ご案内致しましょう。





ダークな家具のシックなインテリアの中に、
ハイバックのベッド。
ライラックとペールグリーンのベッドリネン。
たくさんの枕にうずもれるように
目覚めるまで眠る、静寂のリゾート。
さあ、いかがです?

あなたさまのホームべースになさいませんか?

問題はすてきすぎて、
もうどこにも行きたくなくなるかもしれないと
いうことだけです。
























いつも難しいお話しを噛み砕いていつもユーモラスに
語ってくださるDr.Yさま。

「インテリアは絶対に裏切らない」という、
含蓄のある名言をありがとうございます。


新年の最初にまたすばらしいお部屋を見せてくださり、
感謝いたしております。

新しいバーカウンターはイカシてますね。
羨望の目で眺めてしましました。







マンハッタンのホテルにも負けない
このすばらしいホームベースにまた、お邪魔させて頂けますように。

うれしいことに、、
いつでも、飛んで行かなくても、数分で歩いて行けますから.....


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2014年 元日

今年もすばらしいインテリア作りをサポートさせて頂きます。

今年もマダム・ワトソンの精鋭部隊と、どうか仲良くしてくださいね。


       


JUNKO                            Risaco

      

   Kこと、Kurihara                     LaFranceこと、店長Motomura

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Café After The Rain

2013年12月25日(水)
 第7回 

今日12月25日はクリスマスディ。
だから、

26日号を1日、早めて更新致します。

.

2013年のこの日、
人生で何度目のクリスマスをお過ごしでしょうか?

この季節になると、いつも子供のころの思い出といっしょに、
よく耳にしたクリマスソングを思い出します。

北半球では、この歌、

White Christmas”は

クリスマスを最高にロマチックに盛り上げる歌ですね。

どんな歌詞なのかも知らなくても、
ハミングすれば、そうです、

外は白銀の世界、
暖かな暖炉の前で、ホワイトクリスマスを夢見ている様子が
思い浮かびませんか?





ロマンチックなホワイト・クリスマスのリビングから、
すてきなすてきなお写真をお送り下さった
早苗さまとダーリンさまも、

きっと、今頃、この歌を聴きながら、
このソファの上で、
ご満悦のことでしょう。






この夏に千葉県にお住まいの早苗さまから、
リビングのデイベッドを
スノーホワイトのクッションでハイソでラグジュアリーなホテルのラウンジみたいにしたいと
ご相談をいただきました。


子供のころから、何を選ぶにもご自分の好きなものを
見極める目をお持ちだった早苗さまの選ばれた生地は
妥協のない白、”スノーホワイト”の
どれもプロの選ぶような生地でした。


その生地でプランを立てて、プラニングボードを
お送りしたら、
もちろん、お目にかかったこともなかったのですが、
想像で描いたスリムでショートカットの早苗さまは
とても似ていたとのことでした。





その生地で三角柱、円柱、四角、長方形、いろんな形のいろんなサイズのクッションと
ボトムを覆うボトムカバーをお作りいたしました。





クリスマスシーズンにお届けするまでの間に
昔から知っていたようなお友達に
なっていました。



それでは、ぜひ、You-Tubeで”ホワイトクリマス”を聴きながら、
スノーホワイトのクッションに
背を持たれている気分でワインでも傾けてみませんか?


http://www.youtube.com/watch?v=GJSUT8Inl14



I'm dreaming of a White Christmas

Just like the ones I used to know

Where the treetops glisten

And children listen

To hear sleigh bells in the snow






I'm dreaming of a White Christmas

With every Christmas card I write

"May your days be merry and bright

And may all your Christmas's be white"






I'm dreaming of a White Christmas

Just like the ones I used to know

Where the treetops glisten

And children listen

To hear sleigh bells in the snow






I'm dreaming of a White Christmas

With every Christmas card I write

"May your days be merry and bright

And may all your Christmas's be white"





「ダウンライトの光をを落としたら
ホワイトの光でデコレーションされたツリーを背に
ソファの上のキャンドルの光を灯して

流れるBGMの”White Christmas”をリフレインで
聴きながら

十数回のクリスマスを共にした二人は
スノーホワイトのクッションに囲まれて
ワイングラスを傾けながら
幼いころの思い出話に浸る」
そんなシーンが目に浮かびます。

それではあまりお邪魔しないうちに
退散いたします。

おふたりに、すべての人に
良きことがたくさん起きますことを心より祈ります。


Merry Christmas!



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2013年12月19日(木)
 第6回 
 
「ローズガーデン・ホテルの智美様よりのお手紙」

智美様のRose Garden Hotel


2013年の春4月、
満開の桜で色づく美しい季節に、
都内にお住まいの智美さまより
寝室コーディネートのご相談を頂きました。







リフォームで壁を取り払い、
小窓を開けたお部屋に新たな寝室を
作られたいというものでした。

それから南青山の設計事務所、
スピカの西嶋醇子さんに
クロス工事や建具の工事をして頂き、
その後、メールでお話合いを続け、
寝室プランを作りました。










レールの取り付けと採寸、カーテンのセッティングなど、
私共はお伺いせず、現地の職人さんと
スカイプを通して行ました。







そして季節は満開の桜から
濃い緑の盛夏に変わった頃、

お伺いはできなかったものの、
テクノロジーの力も借りて、
何もなかったお部屋は、
どこから見ても女優のような美しい表情に変わりました。







ベッドリネン、寝具、メイキング用の
アイテムをお送りし、
智美さまご自身でベッドメイキングをしていただき、

その後、スカイプでアドバイスを行いながら、
撮影をしていただきました。
そして、
たくさん送られてきたローズガーデン・ホテルのお写真は
どれも愛にあふれた
美しいお顔をしていました。







優美なアウトラインカットをした
オールドローズのバランスカーテンと
同じ柄のランプシェードも、
白い直線でできたナイトテーブルの上で、
気品ある凛とした姿に見えました。







天井に張られたモールディングに沿うような
オールドローズのバランスカーテンも
すっとして端正な顔立ちで、
予約席に納まっていました。







白いバラでキルティングした
パールホワイトに光るベッドスプレッド、ベッドスカート、
パールベージュのダマスク織りのカーテン、
お揃いのフリルをつけたクッションたち。

出窓からの光をなめらかな光と色に変える
オールドローズのシェードと、
アンティークローズのレースカーテン、
さらに、
とろんとしたオールドピンクのレースカーテンの
作り出すエレガントなハーモニーは、
このホテルに住む方の
お人柄を表わしていました。

















それからすぐに、智美さまより
お喜びのお手紙メールをいただきました。

(以下原文のままです)

「昨日は、あの素敵なカーテンと
ベッド周りのものに囲まれて、
贅沢な気分で眠ることが出来ました。

朝起きても、部屋を見渡し、
出かける前にも寝室を覗いては、
また嬉しくなりました。
 まだ胸がいっぱいです!」




「あの素敵なお部屋が出来ましてからは、
お部屋が日中のストレスを癒やしてくれ、
勇気づけてくれます。




ため息が出るほど可愛いお部屋です(^^)
寝具の寝心地も抜群で、
いつまでもいつまでも
ベッドに横たわっていたいくらいです」

それから、紅葉の季節、
また智美さまよりお手紙メールが
届きました。
「ご無沙汰しております。
久しぶりにのんびりとベッドルームで
過ごしていたら、お礼を
伝えたくなったのでメールをしています。
最近私は学位を取るための論文作成で
ストレスが溜まり、
今日は休みをとって自宅で休養中なのです。
昨日から昏々と睡眠をとり、
お昼前に目覚めました。

素敵なベッドルーム、とても心が和みます。

ピンクのミニ薔薇の鉢植えを窓辺に飾ったところ、
3つついている小さなバラの
花と葉っぱが、
陽の光を浴びてキラキラして
とても綺麗です。



カーテンやベッド周りにも
調和しています。
ぼんやりと窓辺やカーテン類、
照明器具など、
お部屋を眺めているだけで、
心が癒されるのです。

日常生活で疲れを感じても、
このような癒しの空間が
家の中にあるだけで
気持ちが楽になるのですね。



これから鉢植えをどれだけ増やそうかとか、
部屋のどこに何を飾ろうかなどと
考えているうちに、
普段のストレスも忘れて気分が
高揚してきます(^^)

このベッドルームは、
今年の春までは収納に使っていて、
陽も射さない暗い空間だったのですが、



今、家の中で
私の一番のお気に入りの空間です。
春前に急に思いついて実行に移した
リフォーム計画でしたが、
本当に行ってよかったと思っています」



夢を見続けて、4か月、
ご協力を頂き、本当にありがとうございます。
そして、感動というエネルギーを
頂きましたことに感謝致します。

最高の2013年のクリスマスを
この寝室で
お迎えくださいますことを祈っております。













バラを愛する優しくて、しかし、努力家の智美様の挑戦は
すばらしい新年へとつながることでしょう。







お送りいただきました愛おしさいっぱいのお部屋のお写真を見ていて、

そうつくづく思います。



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2013年12月12日(木)
 第5回 アマンよりアマン
 
K様のリゾート







小高い丘を登った先に
そのリゾートはありました。







駐車場に上がるスロープも美しく、
右手に建物を見ながら、
見上げる先は
スカイブルーの空だけでした。







室内は、静かにこの部屋のレジデンツを
待つように
隅々まで心を配ったインテリアと
そして、
完璧なお掃除がなされていました。

窓枠を覆うような天然石のタイルは
天然の木の天井と
すばらしい調和を作り出しています。

そして、
自然に生まれたような意匠の
カーテンボックスの間に
大胆に開閉できるパノララマビューのために
私共はパネルカーテンつけました。







なめした革のような質感を持つ生地は、
ご主人さまの
ファーストインプレッションで選ばれたものです。

すばらしいインテリアに
見事に溶け込んで、機能性と
そしてインパクトを与えていますね。

感動的です。







そして、ご夫妻の
高い審美眼で選び抜かれた家具と、
考え抜かれた美しいひかりは、

部屋の中に穏やかで
知的な陰影を作り出していました。


窓の外を見ると、
ブラインドのように見える木の
固定の ルーバーは
うまく西陽をさえぎるように計算され、
設置されたものだそうです。





ふんだんに使った木の香りは
清浄な空気に、ほのかなアクセントを添えて、
それがなんとも、
アマンリゾートのようなイメージの香り!
なのです。





出窓の方には繊細な光の線を落とす
縦型のブラインドだけを取付け、
端正なインテリアに磨きをかけた
窓辺になりました。





部屋内のパネルスクリーンと
外のルーバーで光をうまく調整して、
ここでも、清浄なリゾートのニュアンスを
感じます。

世界中に多くのファンを持つ、
エクスクルーシヴな
アマンリゾートより、
さらに美しいリゾートのエッセンスは
外にも、
部屋のインテリアにも、
そして、中に流れる静謐(せいひつ)な
空気にも満ち満ちています。
すばらしいです。





洗練された高いセンスをお持ちの
Kさま
素敵なリゾートハウスを日々、
心より楽しんでおられますことでしょう。

この度はご出演いただきまして
ありがとうございます。

いつかまたお邪魔できますことを
願っております。























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2013年12月5日(木)
 第4回 Aloha! リゾート
 
H様のリゾート


火山の島、ハワイ島のコテージ。
あるいは、ラナイ島にひっそり建つ
ハイダウェイリゾート...







この窓辺に立ったとき、そんな気分になりました。

でも、実はここ、福岡市の中でも
人気の百道浜(ももちはま)という場所なのです。

玄界灘につながる
博多湾に面した入江と波穏やかな人口の浜辺を
ロケーションにもつ
リゾートのような場所なのです。







おいしいレストランはそこかしこに
たくさんあり、
ヤシの木もあちらこちらに植えられた、
シーサイドタウン、憧れの場所なのです。






そんなうらやましい場所でさらに、
リゾート気分に浸れるインテリアのお部屋は
完成いたしました。







小さなヤシの木がプリントされた壁紙と
それに合わせた生地を選び、
そしてそれに合ったレース生地を選んで、
できたインテリアです。

Hさまとお母さまに壁紙、生地を選んでいただいた
時間はほんの一瞬でした。
スタッフみな、
決断の早さにびっくりいたしました。







ベランダに出なくても
コーナー窓からは遠くまで見渡せる海は、
絵になる光景です。

一人がけ椅子に腰かけ、
夕日のオレンジの光を浴びながら、
夕食前のカクテルタイム。
静かに本のページを繰りながら
過ごせる夕べ。

幸せをひとり占めした気分です。







飾りカーテン(バランスカーテン)からも
たっぷりリゾート気分を感じられるように、
丁寧なアウトラインカットをしてみたら、
こんな楽しいカットワークになりました。

生地の中からリゾートの葉っぱが
生きて飛び出してきたようです。







そして、日が暮れてご家族4人揃ったら
ディナータイム。
そして、リラクシングタイム。

夏は浜辺でジャスのにぎわい、
冬は波の音で癒され、テレビもいらない、
リゾートの夜の素敵な晩餐は
毎日繰り返されます。


人の波も静かになったら、
スパイシーなハーブの香りを焚きしめて
波の音を傍らに瞑想に耽る時間。
目が覚めてからも、
静かな波の音に心鎮める日々の
なんて、贅沢なことでしょう!





ミントアイスのような色に
小さなヤシをあしらった
壁紙とカーテンはリビングと色違いでベストマッチ。

このあたりの統一感の作りかたは、
いいホテルをたくさんご経験された
Hさまのセンスの証です。





リゾートの代名詞として
心地よいイメージを持つ
ロイヤルハワイアンなホテルの
ベッドルームのようです。





だから、タッセルだって、ロイヤル仕様。
ドレープカーテンの裏使いで、さらに
細やかな工夫を凝らしたこれもリゾートの小道具。
Hさまとお母さまTさまのセンスから生まれました。





ホワイトジャスミンのシャーベットに
チョコレート・ミントアイスを
上からトッピングしたような
おいしそうな上飾りカーテンは
バレリーナの広がったスカートのようで
とてもキュートです。





仲のいいお二人は
きっとこれからさらに、
インテリアを思いのままに
楽しんでくださることだと
感じております。

「出かけなくても、リゾートはここにあった」





リゾートは日々の生活のシーンに
過ぎないなんて、贅沢すぎます。


Hさまとお母さまのTさま、お二人の高い感性に
私共はお応えできたでしょうか?

この度は「リサコラムの部屋」にご出演下さり、
心より感謝申し上げます。

またお二人の斬新なアイデアを
どんどん形にしたいと願っております。













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2013年11月28日(木)

 第3回 楽しきはわたしの部屋
Mizuho様のスイート

 こんにちは。

また今週もMizuhoさまのお宅にお邪魔いたします。


「もう楽しくて、ここもあちらもあるから..」と
ふいにおっしゃったそのお言葉を
とても印象深く思い出しております。

そして、
とてもうれしく思いました。






Mizuhoさまのように
自分の好きな物を上手に表現できたら
どんなに幸せだろうと思います。


大好きバラのモチーフはカーテンにだって、
付けたたらいいのですね。


レース生地でバラを作って、
それをカーテンに付けたいとおしゃった時、
なんてすばらしいアイデアだろうと思いました。







そしてでき上がって来たバラのコサージュを見て、
これはとても素敵なデコレーションカーテンに
になると確信いたしました。







ほら、どうでしょう。
レースの額ふちに縁取られた
ウォーターブルーとブルーグリーンのバラは、
同じウォーターブルーとブルーグリーンと
ホワイトのレースのハーモニーに
さらに、
コケティッシュなかわいさをプラスしていますね。







雑誌のインテリアの写真は驚くほど
カーテンの写真がないのですが、
美しいカーテンは、モデルのように、
どのアングルから撮っても絵になります。







そして、天井のクラシカルな美しい影を描く
クリスタルなシャンデリアも
直観で選んでくださったものですけれど、

ついつい、カーテンと天井を見てしまうほど
美しく、
アーティスティックに完成した
お部屋になりました。

住む方の芸術的なセンスをそのまま表現していると
思います。




わずかにグレー帯びた紺のレースの
とろんとしたシェード。
溜息が出るほどに美しい陰影をもつ窓辺です。
外の強い日差しに陰りを与える
ハイダウェイリゾートホテルの色ですね。

最近、「空気感」という言葉をよく耳にするように
なりましたが、
その漠然としたニュアンスのある言葉は
きっと
こんな感覚のことを言うのでしょう。




ひっそりとたたずむ海辺か森に囲まれた
大人のホテル。そのゲストになった気分を
昼下がりの週末、
このカサブランカの椅子の上で
楽しんでおられることでしょう。



そして夜は、
コバルトブルーのベースから
キャンドルの光を手元の明かりにして、
きっと読書タイムですね。
なんて贅沢な時間なのでしょう。
ほんとうにうらやましい限りです。



今年の夏の日、



この風通しのよいけやき並木の
緑を眺めながら



私たちも自分の部屋のように完成を
楽しみにいたしておりました。



2匹のわんちゃんがいるとはとても
思えない清潔な美しいお部屋に、
毎日帰って来れるから、
ハードな日々を安心して、そして穏やかな
心もちで過ごしておられるのだろうと
思います。



これからも素敵なマダム&ムッシュウと
2匹のワンちゃんの楽しい楽しい暮らしを



ちょっとだけ離れて見守って行けたらと
僭越ながら願っております。

Mizuhoさま、
2回に渡り、「リサコラムの部屋」にご出演下さり、
心より感謝申し上げます。







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Café After The Rain
2013年11月21日(木)


 第2回 美しき書斎
Mizuho様のオフィス







この夏、けやき通りのこの場所にお部屋の採寸に
お伺いした時、6年前、すぐ近くのまだ未入居の
Mizuhoさまの事務所を訪れた時のことを
思い出しました。
ガラス越しのけやきの緑は鮮やかで
部屋の中にも緑いろの木陰を作っていました。






この部屋をどんな風にしようかと
スケッチブックに向かって、
何か絵を描いたことを今でもよく思い出します。






それから今年の夏、同じ、けやき通りの
新築のマンションを購入されて、その一角を仕事部屋に
なさる予定の新築のマンションを訪れた時も、
やはりけやきの緑が鮮やかな8月でした。






外は猛暑でしたが、木陰のせいで、
部屋の中はまだ涼しい感じでした。






いつものように職人さんとあちこちの壁や天井を
丁寧に採寸しました。
下地のあるところを探って、
カーテンレールを付けるためです。

この何もない空間を見るときが一番わくわくする時です。
どんな風に変身するだろうかと
つい絵を描きたくなります。






このお部屋のオーナーは、若くて美しい女性社長さん。
2匹のとても愛らしいプードルと
インテリアにご理解ある
すてきなダンナさまのご家族です。






そして、完成したのは、
イマジネーションあふれる
ブラックとホワイトの書斎です。
手のひら程もある大なシンプルな花のモチーフと
その一回り小さい花のモチーフが
黒いメッシュのレースの上にデコラージュされた
素材を使って、
スライド式のシェードを作り、
さらにその後ろにダークグレーのレースカーテン、
さらにブラインドと3連のマルチパース間仕切りを
作りました。





仕事にかける熱意とエネルギーは

こんな楽しい、
美しい環境から始まるのですね。
そんなお手本だと思います。

このお部屋を見ながら、
高所の綱渡りの名人パパ・ワレンダ

(カール・ワレンダ)の
非常に有名な名言

「人生は綱の上にある。その他は待ち時間だ」
を 思い出していました。




常に花の香りにあふれた清潔なお部屋は、
隅々まできれい。



靴箱からリゾートでかぐような
ジャスミンが香ります。




整然として
美しいシューズクロークも圧巻でした。




残り生地での花のモチーフを
カットワークして、カーテンや
壁にピンナップしたら、




ファッションデザイナーの
こだわったお部屋のように見えました。

ブラックの花の中心の
抜けた部分から見える
シャンデリアの光の幻想的なこと!

仕事で成果を上げるための準備の場所
=美しき書斎
=美しき楽屋
=ご自宅なのですね。

Mizuhoさまの整然として美しいお部屋を
これまでもずっと見させて頂き
これまでの成功人生は
清潔で美しいお部屋にあるのだと

納得致しました。


  すてきな長いお付き合いをして頂き、
ほんとうにありがとうございます。
















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2013年11月14日(木)
 第1回 見方を変えてみたら


Y様のホテル


「ほんとにホテルみたいです」






こんなファーストインプレッションを
頂戴しました。


私たちの仕事の大きな部分は
自宅にホテルルームを出現させること。
リゾートホテルのような部屋を作ることです。


お目にかかったこともない方の
お部屋のプランを立てて、
カーテンレールを現地の職人さんに付けてもらい、
さらに2度目でカーテンをかけてもらい、
そしてご自分でメイキングをして
頂くのですが、

この第一声を聞けるとほんとにほっとします。
そして当然のことながら、
一番うれしいお言葉です。

ホテルの部屋になった感動は
「、これはほんとに私の部屋?」
という感じが一番近いです。

感嘆詞でしか表せないものは
あるものですね。






「朝からベッドのメイキングできるかな?」
と思っていましたが、案外楽しくできています。
綺麗になると気持ちがいいですものね」

「以前は一応整えてはいたのですが、
あまり綺麗にならなくて」

朝一番にメイキングしたくなる気持ちは
メイキングしたお部屋の気持ちよさを
味わうと、やみつきになりますね。
そして、一日中気分は最高ですね。



「見方を変える」
こんな言葉を
今までよく聞きましたが、
Y様のこのお写真でその意味がわかりました。

「枕の後から回り込んで見える風景を
写真に撮る」



撮るのではなく、撮りたくなるのだと
思います。

Yさまのお写真からも
ベッドルームへの底知れない
「愛」を感じます。

「写真を撮るのは難しいです。
中々うまく撮れません^^;
朝は逆光になってしまいます。」

いえ、いえ、とてもきれいに撮れていると
思います。



「ベッド、枕はとても寝心地がよく、
今までは寝ても疲れていた感じで、
起きたら体が痛かったのですが、
今は柔らかく包み込まれる感じで、
本当に気持ちいいです。
(コメントはすべてそのままです。)



この度は、リサコラムの部屋へのご出演、
ほんとうにありがとうございます。
エアコン位置の変更から、いろんな
問題も乗り越えて、ホテルルームの完成まで
ずっとご一緒にご協力くださり、
ほんとうにありがとうございます。









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