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美しいテーブルウェア | 上質なベッドリネン&羽毛ふとん | インテリア、施工例 | スタイリッシュバス | Y's for living | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
の部屋 2015年7月10日~10月10日(土) |
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ようこそ、「リサコラムの部屋」へ。 「リサコラムの部屋」は10(最後に0)のつく日の更新です。 本家の「リサコラム」と同じ作者によりますが、 架空のストーリーに交えてお客様のお部屋のご紹介など、 いろいろなメインディッシュをご用意致します。 それでは、 ぜひ、おいしいお飲み物を傍らにイマジネーションの部屋をじっくり ご堪能くださいますように。 「ワーズワースの前庭」へようこそ。
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「リサコラムの部屋」バックナンバー集です。 この小さな窓から、イマジネーション豊かな世界が広がっているのです。 2015年3月30日~2015年6月30日までの「リサコラムの部屋」「W.T.クラブ」は下の写真より。 2014年11月30日~2015年3月20日までの「リサコラムの部屋」「ホテル・サン・スーシ」は下の写真より。 2014年9月10日~11月20日までの「リサコラムの部屋」 「アドラーに聞きに行こう」は下の写真より。 2014年5月30日~8月30日までの「リサコラムの部屋」 「時はやさしく、時につめたく」は下の写真より。 2014年2月20日~5月22日までの「リサコラムの部屋」 「カーテンの向こう マダム・ワトソンのひみつ」は下の写真より。 2013年11月14日~2014年2月14日までの「リサコラムの部屋」 「Café *After The Rain」は下の写真より。 2013年7月25日~11月7日までの「リサコラムの部屋」 「楡の木の叔父」は下の写真より。 2013年4月16日~7月18日までの「リサコラムの部屋」 「シーサイド・ビレッジ」は下の写真より。 2013年1月8日~4月9日までの「リサコラムの部屋」 「HOTELS」は下の写真より。 2012年10月2日~2013年1月1日までの「リサコラムの部屋」 「AAA」は下の写真より。 2012年6月25日~9月24日までの「リサコラムの部屋」 「5分の人生」は下の写真より。 2012年3月26日~6月18日までの「リサコラムの部屋」 「失われた明日を求めて」は下の写真より。 2011年11月21日~2012年3月19日までの「リサコラムの部屋」 「露店マイヤー・倶楽部」は下の写真より。 2011年9月5日~11月14日までの「リサコラムの部屋」 「N氏の場合」は下の写真より。 2011年6月13日~8月29日までの「リサコラムの部屋」 「ノンちゃんカフェ」は下の写真より。 2011年6月6日までの「リサコラムの部屋」は下の写真からバックナンバーをご覧頂けます。 * PAGE TOP * 「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年10月10日(土) 第10回 Room No.00010 名画「マグノリアの前庭」 幼なじみの亜希子に久しぶりに会ったのは、ホテルのティールームでした。 弾むような声に聞き覚えがあって、つい振り向いたとき、 彼女も同時に振り向きました。 彼女もまた私同様に友人を連れていましたが、 私たちはそれぞれの友人そっちのけで後ろ向きの姿勢のまま、 その場で話が弾んでしまったのです。 しかし、いい意味でライバルだった彼女との親交の第2幕が開いてしまうなんて、 さらに、私の人生の大きな節目になるなんて、 ハイソなティールームでは思ってもみないことだったのです。 私たちはまた高校生時代までの懐古の時を紡ぎ直すように つきあいを始めました。 彼女は結婚後も実家の近くに住んでいることがわかりました。 彼女の実家の庭にはキンモクセイ、ギンモクセイ、もくれん、椿などのたくさんの花をつける木々が 生垣を作っていました。だから今も植物をいとおしむ暮らしをしているようでした。 そして、猛暑の夏が終わり、額の汗に冷たさを感じるようになったとき、 彼女から自宅でのお茶に誘われました。 彼女は買った絵を私に鑑定してほしいと言ったのです。 私は絵の鑑定士どころか、絵に関する仕事についているわけでもなかったのですが、 高校時代までずっと美術部に所属していたことを彼女はしっかり覚えていたのです。 彼女が住んでいたのは生垣のある戸建の家ではなく、高台にあるマンションでした。 彼女は主寝室のほかに「自分だけの個室があるの」と言って、 その寝室に私を案内しました。 そこには文字通り花が咲き乱れていたのです。 6畳ほどの角部屋は秋の昼下がりの穏やかな日差しを受けていました。 私はまるでヨーロッパの素敵な小さな街のホテルに来たような錯覚に陥り、 「わ~」と言った後、しばらく言葉が出ませんでした。 彼女はベッドの脇にひざをつくと、 「マグノリアを生地から解放させてあげたくて」と言ったのです。 私は見事にカットワークされたベッドスカートを見て、触ってようやく納得しました。 そこにはマグノリアの枝に螺旋を描くように大小の花をつけた絵が描かれ、 その螺旋から花や枝がはみ出すよう切り抜かれて、 その先端を下のとろんとしたベージュのレースが優しく保護しているようでした。 「アウトラインカットっていう方法なんだけれど、ほら、こちらも」と、 たくさん並ぶ枕の手前の小ぶりな枕を示しました。 その角の先端にも、生地の中から解放されて自由に花を伸ばした咲き始めの マグノリアがいました。 花の中にはうっすらとわたが入っているようで、ぷっくりと膨らんでいました。 これから大きく花を広げるかのようにすらに見えたのです。 そして、ベッドスローの長方形の先端にもまた群れから離れたはみ出し者の花が、 半分生地から背伸びをするように花を広げ、葉を広げていたのです。 ランプシェードのカバーには「私の美しいこの姿を見て!」と言わんばかりに 白い大きな孤高の花は香りを放っているようにさえ見えたのです。 ころんとしたネックロールの中でさえ、マグノリアの花は その美しい肢体をアピールしているようでした。 そしてマグノリアの花々はよく見ると、いろんな咲き方をしていました。 まだ咲き始めのものも、今を盛りに咲き誇っているものも、 最後の香りを放ちながらこれから散りゆく花も。 そして自分が花咲くその時をじっと辛抱強く待っている固い青いつぼみもいたのです。 それはマグノリアが描かれた同じデザインの壁紙から抜け出して、 想像という自由に向かって枝葉を広げているように見えました。 「壁の花」 私はその時、そんな言葉を思い出しました。 いつも壁の中におさまっていて、出て来られない目立たない存在の人間。 高校生時代、集団の中で浮いた存在だった私は、まさその「壁の花」だと、 そう見られていると勝手に思い込んでいたようでした。 でも、実は集団という安全で快適な場所にいるほうがよほど「壁の花」のはずです。 そんなメッセージを感じて、私の胸はドキンとしました。 彼女も間違いなく集団から抜け出た一人でした。 「目立とう精神」と批判する人は必ず群れの中にいて、 なのに、正々堂々と自分の意見を表明しないだけじゃないの? そんな気持ちを持ちながらも孤独な高校生時代を過ごしていた私は その時の思いがいきなり湧いてきて、ひとりタイムスリップしたような 幻覚さえ感じたのです。 「私はいったい、いつから群れの中で目立たないように、 普通の人の行動をする人間に変わってしまったのだろうか?」 亜希子の家を出てからその日の晩、 彼女自ら壁紙を貼り、彼女の協力者たちが作り上げた彼女の寝室の写真が メッセージとともに送られてきました。 「眠る前に、手前のこの部屋で私の愛おしい寝室を眺めながら、 今日一日と未来のことを考えるようになったの。カモマイルティ片手にね」 と書き添えてありました。 そして、これが 彼女の部屋にやって来る前に並べて撮影されたマグノリアたちの記念写真です。 亜希子はそのマグノリアたちのことを 「私のマグノリアシスターズ」と呼んでいました。 それ以来、彼女は 自分の周りの出来事をわくわくするような口調で語り、時には爆笑するような 楽しい話題で私たちの間の時間を縮めてゆきました。 それは彼女曰く、「浪花節風」にアレンジしたまさに 彼女の日々のユーモア小説のようでした。 そこには、必ず子供のようにかわいい彼女のアイドルたち、 マグノリアシスターズの姿が添付されています。 「ああ、それはそうと、私に絵を見せたいと言ってたじゃない? あれってどうなったの?」と私は思い出したように切り出すと、 彼女は「名画 マグノリアの前庭」と題名をつけられた 写真を送って来たのです。 彼女の寝室の写真でした。 デジタルで額装された写真は息をのむほどに美しく そして、一言添えられていました。 「名画の前では夫婦喧嘩なんてとてもできません。 それに訪問者はバチカンの教会の天井画を見るみたいに、 みんな足元の段差に気づかずにつまずくのよ」と。 実を言えば、私もつまずいてしまったその一人でした。 亜希子さま、いつも楽しく、愛情たっぷりのメッセージと、 たくさんの素晴らしいアングルのお写真をありがとうございます。 近くのカーテン専門店さんの製作された美しいカーテン、 そして、亜希子さま自らで貼られたマグノリアの壁紙を見たときから 私たちが微力ながら、この名画に最後の筆を入れるのだなと思いました。 完成までにずいぶん多くの人の手とお時間がかかったことでしょうけれど、 「マグノリアの前庭」は、亜希子さまの愛着というメンテナンスで 常に美しく、ミケランジェロの名画にも負けない輝きを放っています。 本日は、亜希子さまの「マグノリアの前庭の名画」というユニークで最高のアイデアと 数々の名文句を拝借し、心よりの感謝と尊敬をこめて、 拙い架空の物語を作ってしまいました。 いつの日か亜希子さまの名画に実際にお目にかかれますことを祈っております。 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。 お問い合わせは、こちらから ontact us
「マナーハウスへようこそ」 第2部 「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年9月30日(水) 第9回 Room No.0009 「マナーハウスへようこそ」 第2部 こんにちは。 ワーズワースの前庭チームのバトラーでございます。 本日は、前回の続きで わたくし、バトラーのKがマナーハウスのお部屋のメイキングを お見せ致します。 さあ、じっくご覧いただけますように。 カーテンをかけ終わりましたら、 いよいよ、お待ちかねのベッドメイキングでございます。 あらかじめ、ベッドスカートのセットは終わり、 シーツ、カバーのかかったおふとんも用意済みでございます。 さて、私が手に持っておりますのは、 ベッドスプレッドでございます。 それを中表にしております。 中表と申しますのは、中が表になるようにたたむという意味です。 単純ですね。 しかし、単純なことが大事なことは何事も同じですね。 中表のたたみ方は長い方を2つに折り、さらに、4つに折り、 8つに折りという具合に折った後に、 細長くなった状態で2つに折って置きますと、 ベッドの上でとてもスムーズに広げてゆくことができます。 このベッドスプレッドの場合は、 スカラップのある部分が下ですから、 足元のスカラップの位置を決めます。 ベッドスカートを隠さないように、そしておふとんもきれいに隠れるように 調整してくださいますように。 スカートの見え方のきれいなバランスが作れたら、裾を直線に整えてから ずれないように裏に返ったものを元に戻すようにゆっくり広げます。 そして全部、表に返し終わったら、 今度は襟元から足元に向けて約60~70cmほど戻すように 裏に返します。 つまり、ここに枕を置いて包み込むためなのです。 枕の後ろに約30cmほどスペースを空けて枕を置きます。 つまりヘッドボードと枕の間の30cmのスペースに 今回はリラクシングピローを2列に並べるためなのです。 その上で、裏に返した約20cmほどの部分が枕の下に入り込むように、 枕を置きます。 そして、一気に枕を包み込むようにかぶせます。 枕の部分がここにいるよと主張するように きれいにぴったり包み込みます。 さて、いよいよ、仕上げです。 ホテル・センチメンタルの フリル付きのピロケースをかけたリラクシングピローを置きます。 う~ん、さわやかですね。 今回はほかのベッドリネンと同じ、「ブルー・アジュール」という色です。 イエローのローズ、ブルーのライラック、そして葉っぱのグリーンが 醸し出すイングリッシュガーデンの雰囲気は いつまでも見ていたいくらい心地よいものですね。 そして、ブルー・アジュールのリラクシングピローの手前に ベッドスプレッド、カーテンと同じ柄のリラクシングピローをさらに2個置いて ラグジュアリーな背もたれを作ります。 4個のリラクシングピローを背に、本を読んだり、 瞑想にふけったり、もちろんタブレット端末を 持ち込んで読書もよろしゅうございますね。 ネックロールをさらに2個、そしてブレックファストピローもさらに 1、2個置けば完全無敵のベッドメイクです。 ランプシェードにもデコレーションを施しましょう。 これは、カーテンやピロケースなどを作った後に残った生地を使って 作ったランプシェードカバーなのです。 周りにはベッドスプレッドと同じスカラップが施されています。 明るさを確保するために全部覆わないデザインにしています。 お洗濯も、もちろんお色直しもOKのランプシェードです。 そのために、わたくし共のマナーハウスでは、シンプルなデザインで 真っ白の陶器のものをよく選びます。 これは、ひも式のスイッチでさらに豆電球がついているという 細やかな心配りのランプなのです。 さて、絨毯を敷きこんで、 同じ柄のソファカバーを着せた一人掛けのベッドルームソファを置いたら、 素敵なベッドルームがいよいよ、完成します。 ヘッドボードから絨毯を敷きこんだ部分まで約6畳のスペースです。 カーテン、ベッド、ベッドスカート、ベッドスプレッドなどを コーディネートして、美しいお部屋の完成です。 こちらはBeforeです。 ものの小一時間でこんなに変身するものなのです。 60分の勇気をワーズワースの前庭チームにご依頼いただければ、 あなたさまは ちょっと夕飯のお買いものに出ている間に、 つまり、このなにもないベッドだけの状態が、 美しい 本物のイングリッシュガーデンを見渡すマナーハウスの ベッドルームのように変身してしまうということです。 家に帰って来て、 「えっ?ここはどこ?私の家はどこ?」 と言ってしまうことになりますことでしょう。 それからの毎日は、 「私のベッドルームは誰にも負けないわ」と言いたくなる、 世界一いとおしいベッドルームになるのです。 完璧なベッドルームはトータルでおよそ100万円~ほどでできます。 軽自動車と同じくらいのコストであなたが「もういや!」とおっしゃるまで あなたのお部屋はあなたと共に眠ります。 あなたのご予算に合わせて必要なものを取捨選択をして、 美しいベッドルームを手に入れてくださいますように。 それでは、次回も ますますパワーアップしたワーズワースの前庭でお目にかかります。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年9月20日(木) 第8回 Room No.0008 「マナーハウスへようこそ」 第1部 涼しい風も少し肌寒く感じられるすばらしい秋がやってまいりました。 さて、みなさまお元気で素敵な日々をお過ごしでしょうか? さて、ここは、シャンデリアと白いブラインドが下がる幅約2.8mの部屋です。 ここを ワーズワースの前庭チームによる素晴らしいパフォーマンスで 美しいマナーハウスのベッドルームに変えてお見せしようとわくわくしているのです。 本日はその第1部ございます。 それでは早速、スタートいたしましょう! 幅2.8mと言えば、 京間、中京間、江戸間と多少違いがありますが、 6畳のお部屋の短い方の一辺の近似値です。 この2.8mを背にして、セミダブルのベッドをその中心に置きます。 実はこれがゴールデンバランスなのです。 左右に80cmの余裕ができます。これが一般の家屋のドアのサイズに近い幅ですから 人が余裕をもって通れるサイズ、つまりベッドメイキングをするにも 余裕のサイズというわけです。 ここにキングサイズのベッド、幅180cmを置こうとすれば、 左右50cmの余裕。そしてハリウッドキング200cmなら、 左右40cmとだんだんと狭く厳しくなってまいります。 しかし、ポイントはベッドの左右に必ず余裕を設けるということです。 さて、ワーズワースの前庭チームのバトラー氏が手に何かを持って登場です。 さて、何から始まるのでしょうか? なるほど、ベッドの背後の白いブラインドの手前に レースカーテンを掛けるつもりのようですね。 両開きのカーテンを掛ける際のポイントは中心のマグネットから 掛け始めるということです。 その理由は最後でわかります。 あまり過ぎたランナーを左右の端にヒダとヒダの間に隠しておく こともできるからです。中心あたりでランナーががあまったら カーテンを開け閉めする度、あまり過ぎたランナーを引きずることになるからです。 「う~ん、わかるような、わからないような」でしょうか? この辺はちゃんとしたプロに任せた方が美しいカーテン掛けになります。 たかがカーテン掛け、されどというところがたくさんあるのが 窓装飾、そしてレール取り付けなのです。 さらに、左手の出入口にも素敵なレースカーテンで 間仕切りをしてみましょう。 バトラー氏は意欲満々でレースカーテンを持って直立態勢です。 脚立を動かして、さて、レールにかけます。 こうしてみると、この部屋のカーテンレールは手を伸ばしても掛けられない位置から 下がっていることがお分かりでしょう。 そうなのです。 美男子の条件にバトラー氏のように足長という要素があるとしたら、 カーテンにもやはり足長という要素があります。 天井に近い位置から下がっているカーテンなら、 美しいことはまず間違いないでしょう。 それにはまず、諸条件が必要になります。 エアコン、下地、梁のでっぱり、段差による問題などなど。 特に複数のレールの取り付けはそんな難題との終わりなき戦いなのです。 さて、次にバトラー氏、花柄のカーテンを手前に持って直立しております。 ブラインドの手前のレールにかけようという算段のようです。 さっさと素早い動作でどんどん掛けてゆきます。 両開きのカーテンのかけ方のポイント、中心から掛けるを 押さえたら、ヒダを飛ばさないように気を付けながら一つ一つランナーの リングに掛けてゆきます。 このドレープカーテンにはストロングフックという金属製のフックが ついているようです。 プラスチックフックのように丈の微調整はできませんが、 その名の通りストロングなので重たいカーテンに向きます。 白い空に映える黄色いローズとライラック。 香りまで伝わってくるようなすがすがしいイングリッシュガーデンの カーテンですね~。さらに奥にはチュールレース。 美しいコンビネーションです。 カーテンの合わせ部分には、タテ一列に半円を描くスカラップ。 なんとエレガントで美しいことでしょう! さらにお次はバトラー氏、何でしょうか? 今度はどこに取り付けようというのでしょうか? はい。正面のカーテンのさらに手前で、3つ目のレールにです。 飾りカーテン用のレールにカーテンを取り付けようとしているようです。 バランスレールといいます。 一番最後に取り付けるこのような短いデコレーションカーテンを 「バランスカーテン」、別名、「上飾り」とも言います。 これはまだ取り付ける前の段階です。 段差のある天井の下から薄いレールがついているのがおわかりでしょうか? ここにマジックテープのオスがついた薄いレールが取り付けられているのです。 そして、バランスカーテンのギャザー部分の裏にはメスのマジックテープがついています。 つまりお互い引き合うということですね。 簡単にくっつき、簡単に外れます。 まさにテレビドラマの男女のようですね。 はい。きれいに張り付いたようです。 しかし、まだ実は微調整があるようですね。 そうなのです。 このバルーンタイプのバランスカーテンは半円に丸くなった下の部分を 膨らませてあげないと美しさは半減してしまうのです。 もっと膨らませたい場合は、わたやティシュペーパーを裏から 詰めるという裏技もあります。 撮影ともなれば、知恵を使って小技、大技を絞りだすのもインテリアの醍醐味ですから。 さらに、ヒダ山が一定にきれいに並ぶように一番上のギャザー部分を 手で調整します。 ひとまずカーテン掛けはこれで完了です。 何もなかった部屋がいきなりマナーハウスのお部屋に華やいで見えませんか? カーテンの威力のすごさを感じていただけたなら幸いです。 次回はベッドメイキングと最終の仕上げを致します。 それでは、どうか次回も ワーズワースの前庭チームによる素晴らしい パフォーマンスをお楽しみに。 そしてオリジナルなインテリアをぜひ私共と一緒にお楽しみくださいますように。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年9月10日(木) 第7回 Room No.0007 「海辺のリゾートホテルで 挑戦の秋」 夏休みを終えた受験生の子供たちにとって、 ひと雨ごとの涼しさは、本番に向けて集中力を発揮する絶好の環境ですね。 さて、あなたさまはどんな秋をお迎えでしょうか? 大人と同じく厳しい競争社会の中でも、 ぶれず、悠々と、そして優雅に、 お勉強に集中している子供たちもいるようです。 今日はそんな受験生の女の子のお部屋にお邪魔させて頂きます。 出迎えてくれましたのは大きな窓のシャリ感のある白いカーテンです。 それをミントシャーベットのような柔らかなギャザーが キュッとたくし上げて、なんてきもちよさそうな景色なのでしょう! ペチコートの裾のフリルがちらっと見え隠れする女王様のドレスの裾みたいな 優雅で清涼感いっぱいの窓辺ですね~。 そして、美しい髪はやっぱりティアラの王冠をかぶっていました。 紺の縁取りにさらにパールが点々とつながる真っ白いレースのカーテンは 「いったい何のためにあるの?」と尋ねたら、 「うっとり眺めるためによ」とそんな答えが返ってきそうです。 大きな窓からは大濠公園の花火をゴージャスに一望できる絶好の場所。 そして、 海を見渡す高層のマンションから眺めは、 まるでビーチリゾートのホテルに来たようです。 しかし、ここは 集中してお勉強に励むために、 まずは眠る場所を美しく整えて、 再来年の受験に備えるMさまのお嬢様のお部屋なのです。 ブルーをパートナーにした白いカーテン、白いベッド、ベッドスプレッド、 パリのお店で買ってきたブルーのリボン柄のベッドリネンと 白いフリルのピロー 濃紺のリボンで髪の毛を結ぶようにカーテンをキュッと束ねたら、 すう~っとお勉強に集中できそうです。 そして将来は有能なドクター。 世界に羽ばたく夢だってきっと叶うでしょう。 集中できる環境は気持ちの雑音を取り払えるこんな真っ白い 美しいお部屋から始まるのですね。 ワーズワースの前庭チームは、 Mさまとお嬢さまのこの先の1年半を見守り、そして心より応援しております。 「Mさまご家族に良きことが雪崩のように起きますように」 (このおまじないは実は効果抜群なのです。) それでは本日は海辺のリゾートホテルのようなMさまの受験生のお部屋から 名残り惜しくも、失礼をいたします。 また次回をお楽しみに。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年8月30日(日) 第6回 Room No.0006 センチメンタル・ステーション・ホテルの舞台裏にて 長い残暑の日々、きっとお疲れでいらっしゃいますよね? ここにお越しくださったということは、 きっと、そうでしょう。 あらためまして、こんにちは。 本日もご案内をさせて頂きますのは、「ワーズワースの前庭」のバトラーのKと申します。 それでは、わざわざお越しくださったあなたさまに 夏のお疲れを癒すとっておきの対処法をお教えいたしましょう。 それは「ベッドリネンを替える」という実に簡単な対処法です。 今日は、「シャンパーニュ」、別名「そめいよしの」という 魅惑のピンキッシュオレンジのベッドリネンから 癒し効果抜群の色、スノーホワイトに交換してみようと思います。 それでは、まずはシーツから。 ヘッド側の方向からシーツをかけてゆきます。 両角に両手を入れて角を確認いたします。 シーツをかけ始めても、 上のおふとんはそそまま2つ折りにしておき、移動しながらのメイキングでもOKです。 お部屋のスペースに余裕があれば、おふとんや枕をオットマンやテーブルの上などに 避難させて頂ければメイキングはさらにスムーズです。 クイックシーツはゴムの力でメイキングを簡単に美しくする とても重宝なシーツですね。 フラットシーツに慣れておられないなら、このクイックシーツを おすすめ致します。 きちっと押し込めば、この通りきれいにおさまります。 ヘッドボードのすぐ手前には、スノーホワイトにお着替えを 済ませましたリラクシングピローを置いておきます。 大きな背もたれの枕はいち早くセットしておくと置き場に困りませんね。 それでは、おふとんのお着替えに参ります。 まずはコンフォーターケース(おふとんカバー)を外すことからお見せいたしましょう。 そして今回はちょっとマル秘の技を使います。 ファスナー側から手を入れて、 おふとんカバーとおふとんをつないでいるひもを全部外してしまいます。 ひもは結ぶのは難しくても外すのは簡単です。 ベッドメイキングがおっくうと言われる方の多くはおふとんカバーのお着替えが 面倒と言われますようです。 それなら、まずはテンポのよいジャズやポップスをかけて、リズミカルに ダンスでもするような気分でスタートしませんか? それではゆきますよ!手前のおふとんを引っ張る要領で、 「えいやっ!」の気持ちで持ち上げます。 でも実は、 「フランソワーズ・アルディ~」と叫んでいま~す。 でも、今の気分は「ジェーン・バーキ~ン」 羽毛ふとんとはこんなにも飛び上がるものなのです。 そして、「ZAZ、ジュテ~ム~!」 はい、見事着地致しました。 「ほ~、きもちい~」 それでは、冷静になって、おふとんを平たく整えます。 スノーホワイトのおふとんカバーをかけ始めましょう! まずは、タテ、ヨコの方向の確認です。 ダブルサイズのおふとんは特に方向を間違いやすいので要注意です。 ファスナーの位置がヨコ方向に来るようにして、 ファスナーから中に手を入れたら、奥の両角をつかんでくださいますように。 しっかりと! そして大きく手を広げるように、鳥が羽ばたくように、 一気に広げま~す。 おふとんの上にきれいに広げたら、全部のひもを結びます。 そして今度は裏返したコンフォーターケースを表にひっくり返しますよ。 前と同じ要領でファスナーから手を入れて、反対側のおふとんの両角をしっかりつかみます。 「フランソワーズ・アルディ~!」と叫び、 「ZAZ~」と華麗に舞い、 「ジェーン・バーキ~ン!」 と着地させました。 はい。見事に着地成功です。 襟元を折り返すのは、「いつもでお休みください」という 就寝準備、ターンダウンです。 今回は、スノーホワイにフリルつきのブルー・アジュールのリラクシングピローと ブレックファストピローを足して、ブルー&ホワイトのベッドルームに しつらえました。 そして頭の上から下がる天蓋カーテンは 3色のグレイッシュなシフォンレースです。 手前に行くほど濃くなっているのがお分かりでしょう。 それでは、ノーブルなホワイトベッドで どうか、癒しのひと時をご堪能くださいますように。 私はお邪魔でしょうから、これにて失礼いたします。 それでは、次回もどうか、お楽しみになさってくださいますように。 「ほ~、いい汗かきました~」 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年8月20日(木) 第5回 Room No.0005 センチメンタル・ステーション・ホテルにて ほとんど24時間、目まぐるしく行き交う人の波を静かに 見つめるホテルが実は都会の真ん中にありますね。 そのホテルは、 近年美しく麗しく変身を遂げたようです。 そうです。 それは、東京駅の真上の東京ステーションホテル。 高い天井からシャンデリアのほのめく灯りを受けて 喧噪の中でまるで別世界のように過ごせる隠れ家です。 こんにちは。 本日、ご案内をいたしますのは、ワーズワースの前庭のバトラーのKと申します。 それでは、さっそく、 東京ステーションホテルのお部屋風にアレンジ致しました センチメンタル・ステーション・ホテルのお部屋に案内させていだきます。 こちらは、 クリーミーで穏やかなインテリアが大変人気の “シャンパーニュ”という名前のお部屋でございます。 ヘッドボード上の天井から下がる天蓋レースカーテンが何とも優美です。 淡いオレンジ系ピンクのベッドリネンに ゴールドの刺繍糸のふっくらしたホワイトベッドスプレッドが ゴージャスで、まさに記念日にぴったりのお部屋でございます。 喧騒から離れ、美しい環境の中で 心地よさを味わうリゾートとはまた違った 都会の中の癒しを味わっていただけますことでしょう。 シルバーの大きなシャンデリアの光の下で ひときわ、エクスクルーシヴな気分に浸れること請け合いでございます。 さて、ここは、 ダークグレー、ブルー、淡いグレーの 3色の天蓋カーテンが下がる少しクールなお部屋です。 題して、“百閒ルーム” 夏目漱石のお弟子さんのひとりの内田百閒も、東京ステーションホテルを愛した作家だそうですが、 数々のユーモラスな随筆はこんなグレイッシュな ホワイトインテリアの部屋で書かれたのでしょうか? センチメンタルな気分を片手に、高見の見物で駅のコンコースを眺めるのも 覗き見気分できっとこころよいものだったことでしょう。 そんな大正ロマンの馨る小説を持って、 クラシカルで清楚なお部屋を訪れるというのはいいものですね。 これも、ワーズワースの前庭的な道楽者の好む趣向ではございます。 そうか!と思い立って、 東京ステーションホテルをネットで予約しようものなら、 まずは高倍率の部屋取り合戦に勝たなくてはなりません。 素敵なお部屋の連泊はなかなか難しいくらいの人気で、 それなら、空きを待つ間に、 自宅の中にこんな大正ロマン風の“百閒ルーム”を作って、 いつでもスタルジーに浸れるようにするという、代替案はいかがでしょうか? それでは、次週は私バトラーのKがあなた様に こんなホテルの作り方をお見せ致しましょう。 どうか、お楽しみになさってくださいますように。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年8月10日(月) 第4回 Room No.0004 A様邸の避暑地の別荘ホテル再び 残暑お見舞い申し上げます。 8月8日の立秋も過ぎてなお、酷暑の日々が続きます。 お元気でお過ごしでしょうか? 今日は、お盆休みを海外でお過ごしのA様のお留守の間に またそっとお邪魔して、束の間のリゾート気分を味わってみたいと思っております。 旅先のいいホテルの第一印象は何で決まるとお思いでしょうか? 外観、周りの景色、インテリア、スタッフ、そうですね。 実はその前にちょっと別の強い何かがありませんか? まず一歩、ホテルやリゾートに足を踏み入れた時に感じる「匂い」も ありませんでしょうか? ほら、いかがでしょう? う~ん、いい香り、 エキゾチックで涼しげな花の香りを感じませんか? 人間の五感の中で一番動物的な嗅覚とは 一瞬にして、これから先の情景さえイメージさせてしまうものですね。 清浄な香りを嗅げば、そこがリゾートでなくても、都会の中のホテルであっても その先には非日常の楽園に限りなく近い情景が待っていると想像できます。 それは、 街中の雑貨店の店先からぷ~んと流れ出てくる匂いに、 「この香り、あれあれ、シンガポールのあのホテルのスパのシャワールームに 置いてあった、あのシャンプーの香りに違いない!」 なんて、記憶の扉がいきなり開くそんな瞬間がありませんか? すると 頭の中には、その記憶の香りとともに、木漏れ日の下の芝生の中庭とか だれもいない静かな日中のプールサイドとか、 いろんな情景がイモずる式(この表現はあまり実感がありませんが)に 引き出されて、しばし自分のノスタルジックな世界に 入り込んでゆくものですね。 中と外の境目のない楽園なのかリゾートなのか、 ホテルなのかわからないような そんな場所に連れて来られて、 まだ不安な気持ちででラウンジの椅子に腰を下ろせば、 すぐにジャスミンのようなさわやかな香りのするおしぼりを持った 笑顔のスタッフがやって来て、 しばし軽く会話を交わしたことなんかを思い出すかもしれません。 そして、今日から数日、自分の部屋となる楽園の部屋へ 長い回廊を通って案内される間、ふと廊下の窓から中庭の緑に目をやると、 なんて、素敵な窓辺なのかしら?とやっと落ち着いて、 繊細なレースカーテンや、いにしえの時を感じるアンティークなプリントのシェードに 感嘆の声を上げるものではないでしょうか? そして、案内された広々とした場所は重厚なダイニングテーブルと アンティークなシャンデリアに調度品、美しい手織りの絨毯と 青い文様を浮かびあがらせたカーテンの窓辺が魅惑的な、 静かなコテージのようです。 自分の影が映るような光り輝く床、太い木の梁。 落着きとおもてなしを感じるスタッフの対応に 長い道のりをやって来てよかったと思う瞬間です。 すぐに、部屋の中を散策すると、 小さなプールのある緑濃い庭を見渡す窓からも午後の光がここちよく降り注いています。 キュッとネクタイに結んだ青いアラベスク文様のカーテンのタッセルに センスを感じたり、 生地から自由になった楽園の花びらが微笑むようなクッションに小さな大発見をしたみたいに 「キャッ」とちいさく驚いてみたり.... 紺碧の海はすぐそこにあるのに、 部屋の中にまでその藍は入り込んできたような碧く白くたゆたう空間で さあ、どんな秘密のディナーが始まるのでしょうか? そんな思い出と現実と空想の間を行き来きしながら、 気持ちはほっと安らいでいるのを感じませんか? インテリアの持つ奥深い魅惑の武器のせいですね。 さて、次なるお楽しみは、ぜひ、 あなたさまのご自宅で再現なさってくださいますように。 今日は、このあたりで、 いつもわくわくを抑えられないA様の秀でたセンスがいっぱいの広~いダイニングより 失礼をさせて頂きます。 A様、2回に渡り、ほんとうにありがとうございます。 毎年、毎季節、いえ、毎週のように目覚ましい進化を続けるA様のお宅は お掃除にやってこられる方をもわくわくときめかせているようですね。 *** それではまた、次回もお楽しみになさってくださいますように。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
第4回 「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年7月30日(木) 第3回 Room No.0003 A様邸の避暑地の別荘ホテルにて 都会の街中でも大きな木の下に行くとほっとします。 夏を告げるの合唱、 せみのオーケストラが奏でる音は昔から変わらずですから。 本日、ワーズワースの前庭チームはあなた様を酷暑の街から、 避暑地の別荘のようなA様のリニューアルしたお部屋に ご案内しようと思っております。 静かな避暑地の街並みを見下ろす出窓には、 ハーバルグリーンのシルクストライプを贅沢に使ったバルーンシェード。 涼しげな光を投げかけるアンニュイな曲線に、 期待が膨らみます。 ダウンライトの光で陰影のついた広いリビングは 季節の移り変わりに沿って常に趣を変える魅力的なホテルのラウンジの顔をしています。 さて、この夏は、どんなお顔に変身しているでしょうか? う~ん、ラグジュアリーリゾートの香りが漂ってきました。 さあ、中へどうぞ。 アダム&イヴの楽園の植物を刺繍したインパクトのあるドレープカーテンの窓辺は 出窓とお揃いのシルクのレースカーテンに見事にマッチして どきっとするほど、ゴージャスですね。 ダークな家具とダークな床もきっと同じくらいどきっとしていることでしょう。 そして、こちら! 明るい光をグリーンの陰影に変える出窓の、なんと美しいことでしょう! 美しい絨毯とボルドー色のカウチとの美しさのせめぎあいも見事です。 この窓辺は昨年の夏はこんな表情だったのです。 朱赤のソファはボルドー色に変わり、 グリーンのストライプのレースカーテンはバルーンシェードに形を変え、 装飾のあるカーテンレールもダークブラウンからオフホワイトに変わっています。 そして、あれ?このミニローズの刺繍のプレーンシェードはどうなったのかな? とご心配でしょうか? それはちょっと後で種明かしをいたしますとして、 こちらが、この夏のリビングの全体の風景です。 リゾートホテルのラウンジのようなしっとりとして余裕の趣を醸し出していますね。 アダム&イヴの楽園の刺繍のカーテンは、ウイングチエアの上にもセンターテーブルの上にも 飛び火して楽園の気分で魅了させようという魂胆のようです。 そして、こちらが昨年までの夏のリビングの様子です。 カーテンと家具、絨毯が変わり、お部屋の様子は大きく進化しているのが お分かりでしょう。 さて、行方が分からなくなった、ミニローズの刺繍のシェードは 別の部屋で美しく清楚に花開いていました。 遠方にお住まいのお嬢様のお帰りをじっと静かに待っている 普段は使われないゲストルームです。 う~ん、いい雰囲気。癒されついでに眠たくなりますね。 南からの強い日差しは二つのシェードを通ると乳白色のこんなせつないニュアンスに変わり、 逃避行したくなる避暑地のリゾートのホテルの雰囲気で満たしています。 実はこのシェードもシングルのプレーンシェードを2枚仕立てのツインのシェードに 作り変えたものです。 さらに、もともとはダイニング用のシェードの予定だった楽園のシェードも 今は、このドレッシングルームにいました。 裾は楽園の植物の大胆な葉の形を切り抜くようにアウトラインカットされています。 年々熟成されてゆく芳醇なワインのように A様の冴えわたるセンスはあらゆるディテールにまで行き渡り、 この夏、また避暑地のリゾートホテルの表情となって結実しましたようですね。 それでは、本日はAさまのすばらしいお邸より失礼させて頂きます。 ひと時、癒しのリゾートで和んで頂けましたらうれしく存じます。 次回もまた、楽しく素敵なお宅に訪問しては、こっそりご紹介をさせて頂きます。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年7月20日(月) 第2回 Room No.0002 Risaco夏のバカンスにて 静かさや 部屋に分け入る 静寂の声 お元気でいらっしゃいますか? 10日間のご無沙汰の間に、汗ばむ季節へと変化いたしましたね。 それでは、今日はぜひ、 ぐっと涼しげなリゾートでひと時、リフレッシュなさいませんか? さあ、 日常という滓(おり)をかき分けて白いドアからどうぞ中へ。 あらためましてこんにちは。 「ワーズワースの前庭」のRisacoと申します。 それでは、今日お泊り頂きますリゾートのお部屋にご案内をさせて頂きましょう。 きみどりの紫陽花もあなた様を心待ちにいたしておりました。 こちらが本日お泊り頂きますベッドルームでございます。 白い木枠で囲まれた天蓋ベッドに、 エーゲ海の海の色を映したリング刺繍の麻のカーテンを掛けてみました。 京都の街並みの碁盤の目のようにエメラルドグリーンのリングが 連なったとでも申しましょうか。 ベッドスロー、天蓋フラットカーテン、窓のフラットカーテン、ピローまでの ちょっと変わったコーディネートは 「ワーズワースの前庭」セレクトらしくございませんか? 壁紙もあなた様をお迎えするために張替えてみました。 シルバーグレーの大きなやしの葉が茂る静かで大胆なパターンです。 そして ベッドリネンは、真珠の白い輝きを放つ「「パール・ホワイト」と 「パリの空」というブルーでもなく、グリーンでもなく、 さらにグレーでもないアンニュイな色を選んでみました。 そして、ブレックファストピロー、リラクシングピローの中心には シルバー&ネイビーでエッフェル塔の刺繍をしてみたのですが、 お気に召して頂けましたでしょうか? さあ、日の高いうちにさっぱり汗を流して、 静かなクラシック音楽を聴きながら、瞑想タイムと洒落れ込みませんか? 静かな瞑想のひと時がどんなにすばらしい効果を与えてくれるかは、 日常で、人、モノ、出来事の煩わしさにストレスを感じておられるあなた様なら、 きっとよくお分かりになられることでしょう。 そして、2、3時間、モバイルも時も忘れて、夢と現(うつつ)の間を行き来しているうちに、 「なあんだ、あんなこと、どうだっていいじゃん」と 心に突き刺さっていたとげがぽろっと取れていることに 気が付いていただけることでしょう。 それでは、お目覚めの頃、 極上のお飲み物をお持ちいたしますから、どうかお気兼ねなく。 ここは、あなたのすぐ近く、 飛行機にも電車にも乗らず、人ごみをかき分けることなく直行していただける あなた様だけの「真のリゾート」です。 ここでかき分けて頂くのは、ただ、心の静寂だけですから。 それでは、 次回もまた、楽しく素敵なお宅に訪問しては、こっそりご紹介をさせて頂きます。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
「ワーズワースの前庭」へようこそ。 2015年7月10日(金) 第1回 Room No.0001 Dr.N氏のパーティルーム 今日はとてもわくわくしております。 なんと言っても、「ワーズワースの前庭」チームとして初めて 訪問するお宅なのですから。 実は、道すがら、おしゃれな眼科ができたんだな~とは思っておりました。 しかし、クリニックの上にこんなに素敵な仕掛けが あるとは思ってもみなかったのです。 どんなに想像力をたくましくしても、 その全貌はわかりませんでした。 しかし、です。 神様はそんな私たちにこんなチャンスを与えてくれたのです。 なんと、その素敵なビルの中のパーティルームの窓に日よけを 付けたいというご依頼あったのです。 私はさっそく、はやる気持ちを期待に変えて行ってきました! そして階段を上がってゆくたびに照度と共に期待は さらに膨らんで、ゆきました。 明るい! 屋上はウッドデッキになった中庭をぐるっと取り囲むように 部屋が並んでいました。 まるで全部がサンルームです。 そしてウッドデッキを見渡すように一枚板のクールなテーブルが ど~んと。 ここでパーティをやったら、食事も会話も弾んで、 きっと盛り上がるだろうな~とすぐに想像できました。 素敵なN氏に引き寄せられた魅力的な方々がやって来て、 この黒いレザーのソファに座ってどんな会話が交わされるのだろうかとか、 う~ん、想像してしまいました。 しかし、これから夏を迎えるにはちょっと日差しが強すぎる。 そこで、 先の?これでございます。 ブラインドでもなく単なるロールスクリーンでもなく、 スタイリッシュに軽やかに日差しを思いのままに操るこのできる 新しいメカ2種類ご提案して、すぐに承諾頂きました。 強い日差しは、まるで白いベールをまとったように優しく、 ソフトに、たおやかに変わりました。 パーティルームは天井高を感じてさらに、さらに 広々とスタイリッシュになりました。 向こうの景色は完全に見えなくなるのに、明るい。 窓との間に空気の層ができて、遮熱効果もあり 省エネ&エコです。 ですから夏は室温の上昇を抑えて、 ひんやと涼しく、エアコンも効きます。 冬は窓から伝わる寒さが緩和されます。 中央の白い柱を挟んで右は調光スラット付きロ-ルスクリーン。 羽ひとつひとつが立体的に膨らんで間に空気の層を持っているので、 強い光をこんなに穏やかな表情に見せているのです。 まるで、ふくよかな人格を持った人間のようですね。 左はスライドさせれば、ボーダーが現れるロールスクリーン。 光は白いボーダーの隙間から涼しげな顔を見せます。 さらに、仕切られた引き戸を開けると、 琉球畳が和モダンなリゾートを思わせるような和室にも、 ボーダーのロールスクリーンなら、こんなにマッチしています。 もちろん、普通のロールスクリーンのように軽い力で開閉もOKです。 それでは、美しきパーティルームよ、さようなら。 私共もこの場所に招かれるような人になれるように、 日々、努力を続けたいと思います。 Dr.N氏のこのビルの素晴らしい設計は マツダグミ・松田満成さん(37歳)によるものだそうです。 N様、 とてもすばらしい空間を見せていただき、そして私共もその空間のお手伝いに 参加させていただき、とてもうれしく存じます。 長いお付き合いを本当にありがとうございます。 次回もまた、楽しく素敵なお宅に訪問しては、こっそりご紹介をさせて頂きます。 お問い合わせは、こちらから ontact us 写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますようにお願い申し上げます。
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