リサコラム「もの、こと、ほん」バックナンバー集
2018年7月No.849~
7月 8月 9月
2018年3月No.727~2018年6月No.848
3月 4月 5月 6月
2017年11月No.667~2018年2月 No.726
2月 2018年 1月 2017年 12月 11月
2017年10月 No.606~2017年7月 No.485
2017年6月~2017年3月 No.484~363
2017年2月~2016年11月 No.362~244
2016年10月~2016年7月 No.243~123
2016年6月~2016年3月 NO.122~001
No971
2018年10月31日(水)
こと
「読書体験 3」
Eテレの『100分で名著』は
とても優れた番組だと思います。
今は赤毛のアンですが、
読み違えていたことばかりだと感じます。
私のとてもダメな読書体験は
読書感想文によるものです。
読書感想文は、
感想文の書き方が決まっているようで
決まっていないために、
いずれの本にも賛同し、共感し、感動するのが当然だと
思い込んでいました。
子供の頃、
読書感想文コンクールで賞を取る味をしめてしまったために、
賞を取るための書き方を心得てしまいました。
よって、
学校の推薦図書で読んだ(読まされた)ほんは
偏った読み方をしたはずです。
今はその頃に読んだ名作をもう一度
今の意識で読み直したいと思っています。
いよいよ、明日から11月。
暖房が必要になってきました。
ふかふかのおふとんにくるまれて、
ベッドで昔読んだ本をもう一度、読み直してみませんか?
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No970
2018年10月30日(火)
こと
「読書体験 3」
社会人になるとビジネス書や自己啓発本を
読むのが当然のように言われます。
私もたくさん読み、
その間長い間、小説から離れた時期がありました。
しかし、先日
高校講座の徒然草をラジオで聞いていた時、
700年前の人の言葉が
とてもシンプルですっとわかる気がしました。
徒然草については吉田兼好さんが
書いたものであるのかも定かではないようですが、
それでもAIの時代まで読み継がれているですから
人間関係から生まれる問題も
苦悩も結局は累々と昔から変わらないものなら、
徒然草を読んで見ようかと思った次第です。
このコラムもつれづれなるままに書き続けているのですが、
面白いものになっているでしょうか?
それでは、いよいよ、11月。
寒くなってきました。
暖かくしてベッドで先人の知に触れたいと思います。
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No969
2018年10月29日(月)
こと
「読書体験 2」
小学生に上がると、
文字を読むことがとても楽しくなりました。
図書館にずらりと並んでいたのは、
百科事典やマリー・キューリー、ガンジー、野口英世など
偉人達の伝記が多くてつまらなく、
家の書棚に並んでいた
叔父や叔母が残して行ったほんばかりを
手当たり次第に全部読んだのが、
私の読書体験part.2と言えると思います。
マクドナルド創業者の藤田田氏著の
『ユダヤの商法』という名著がありますが、
藤田田氏の著者名の下に
カッコで(デンと発音してください。)と書かれていたことを
よく思い出します。
田がふたつ続くから、「フジタタ??」とまずは不思議に思い、
次に、「デン」かと納得する。
しかし、どうしてそんな面白い名前を
つけられたのかなと今度は不思議に思う。
そしてなんだか妙に好奇心に駆られたのです。
書棚にぎっしり並んでいたほんの中でも、
カーネギーの『人を動かす」
ルース・ベネディクトの『菊と刀』
柳田邦男の『マッハの恐怖』など、その子供でさえ、
センスを感じるタイトル惹かれ、
わけもわからずページをめくりました。
小学から高校生までの懐かしい読書体験です。
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No968
2018年10月28日(日)
こと
「読書体験 1」
「本は読みたし、じっと手を見る」
秋もだんだんと晩秋に近づき、
早くもあかぎれになった自分の手を見ながら、
本を読む時間がもっと欲しいと思う日々です。
読みたいという気持ちは、
未知の知を知りたいという好奇心と
同義語ではないでしょうか。
それが一番盛んな幼児時代はみな、
見るもの、触るものすべてが興味の対象に映ります。
しかし、そんな未知との親和はまずは、
外の世界に向いていたような気がします。
ほんをブロックのように積み重ねることを
覚えたら、そこに上って、
高窓の外を見る、
それが、
初めてのほんとの出会いだったように思います。
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No967
2018年10月27日(土)
こと
「自分をケア 3」
地上の幸せな星になりたい。
自宅の寝心地のよいベッドに
さらさらなめらかなベッドリネンに包まれて
あたたかでふかふかのおふとんで
ぐっすり眠る。
この気持ちよさのまんまを地上ではなく、
空で味わいたいと思えば、
大変なお金がかかることでしょう。
まずは大統領専用などに乗れる立場の方でなくては
難しいかもしれません。
それなら、ランクを落して
お金を出せば誰でも乗れるファーストクラス。
それでも
ヨーロッパ路線だと100万円では足りません。
地上だとこんなに簡単にできることなのに、
地面から上になると大変な
費用がかかります。
宇宙は重力がないから簡単にできることも
多いようですが、
地上なら重量はあっても簡単にできる幸せはもっと
たくさんあると思います。
空か宇宙で贅沢をする前に
先にそちらからいたしませんか?
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No966
2018年10月26日(金)
こと
「自分をケア 2」
自分ケアと言えば、自慢できるものが
ありません。
まずはメイクをしない。
マニュキュアもめったに塗らない。
しかし、最近、
「5本指ソックスを履いて眠るといいのよ」と
お客様から教えていただき、
5本指のシルクの靴下をお買いになられました。
私は早速、持っていた5本指のソックスを
10月20日から履いて寝てみました。
さらに、
冬になるとマフラーと手袋をして眠ります。
シルクの靴下とのどを守るマフラーで
きっとこの冬から美しくなれるかもと
少々ならず期待をして、
気持ちよい自分のベッドでぐっすり眠る日々です。
ウェブショップの
「ものことほん」に久しぶりにUPいたしました。
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No965
2018年10月25日(木)
こと
「自分をケア 1」
パーソナル・ハイジン
(personal hygiene)
という言葉を「実践ビジネス英語」で知りました。
自分自身を身ぎれいに清潔に保つこと、
たとえば相手に不快な印象を与えないように、
体臭、口臭を防ぐ、ツメを切る、
清潔な衣服を身につけるなどのケアのことだそうです。
毎日お風呂に入っているし、
清潔な服を着ているし、歯も磨いてはいても、
体臭、口臭というものは、
自分ではわかりません。
あくまで主観。ここが難しいところですね。
しかも、
パーソナル・ハイジン
身ぎれいに清潔に保つこと、
それなしには、
すばらしいメイクも先端のファッションも
奇異に見えます。
そのパーソナルハイジン、
そのままインテリアにも当てはまると思います。
美しいカーテンをかけても、
美しいベッドスプレッドで覆っても、
部屋が不衛生であれば、
不気味な印象を与えます。
やはり清潔であることからインテリは始まるのだと思います。
『美しい空気、美しいベッドルーム、美しい人生』
これは私の好きな言葉で
いつも自分のほんに書く、
常に忘れないでいたい私自身の指針です。
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No964
2018年10月24日(水)
こと
「モップブレイク」
モップでブレイク?
失礼いたしました。
造語でございます。
自宅の掃除はロボットではなく、
紙のモップと掃除機の2本立てで、
人間の私がやっております。
モップにつける紙、不織布は、厚みにもよりますが、
3枚から4枚重ねます。
すると
クッション性が出て、いい拭き加減になります。
この、
モップの真っ白い不織布ですが、
外側のビニールを外すと、見事にきれいに並んでいますから
裸で引き出しにきちんとしまうと
別もののように美しいものに変身します。
ショップの掃除は、
業者さんにはできない商品棚、商品を
ポンポンと呼んでいる刷毛のようなもので、
毎日夕方5時から6時の間で行います。
どんなに忙しくても、
仕事を中断してでもやるようにしていますので、
仕事の中断というより仕事の休憩ですね。
コーヒーブレイクならぬ、ポンポンブレイク。
秘かにエクササイズもかねています。
さて、今日も、一足先に
休憩してまいりま~す。
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No963
2018年10月23日(火)
こと
「アイロンアディクション」
アイロンで一休みと言うと
ちょっと不思議な感じでしょうか?
私のパジャマはホテル・センチメンタルの
テイラーパジャマばかりなのですが、
アイロンがけの中でも、このパジャマにかける
アイロンがことに好きです。
単独で乾燥機に入れ、
ごく軽く乾かすとかなりのしわは取れますが、
さらにアイロンで完璧にピカピカに平たくして
クローゼットに掛けるのが
とてもとても楽しいのです。
仕上がりの美しい輝きに毎回、魅了されます。
わずかな電気代だけで
コストもかからず、達成感も得られ、
そして、ほっと一息つけるのですから、
このアイロンブレイクをやらないと
落ち着かないのです。
これも、
私のアディクションです。
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No962
2018年10月22日(月)
こと
「コーヒーブレイク」
陽の光が差し込む明るいカフェに
人々が集まります。
ひとりでも、友人、デートでも
スタイリッシュでかっこいいです。
その代わり、
重たいドアを開けると
常連のお客さんが必ずひとり
二人はいるような薄暗い
喫茶店を見つけるのは難しくなってきました。
しかし、カフェまで行かなくても、
会社でも自宅でも、
『ちょっとコーヒーブレイク』というのは
とてもいい習慣だと思います。
日本には、本格的な吞み会はあっても、
ヨーロッパのように
仕事帰りに同僚や友人とコーヒーやケーキを食べるとか
ちょっとだけワインとおつまみを食べてさよなら
という習慣がありません。
フェイスtoフェイスのコミュニケーションが
難しくなっている今、
”スマホ抜きで”というルールを作って、
こんなコーヒーブレイクをする
心もちと習慣は、
とても素敵で貴重なことだと私は思います。
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No961
2018年10月21日(日)
こと
「ローブアディクション」
スマホアディクションという
言葉はすでに新しい言葉ではなくなって言いますが、
こんなに問題になっているのですから、
きっとスマホ依存症、スマホ中毒と言っていい人の数字は
年々と言わず、日々世界中で増加しているのでしょう。
これがもし、150年前なら
アヘン中毒のような問題かもしれないと思います。
明治維新より少し前のイギリスでは
ウイリアム・モリスの時代です。
当時の清に
密輸されたアヘンにより多くの中国人が廃人になり、
それがもとでアヘン戦争に発展します。
結果的に清は
香港を渡すことになり、悪名高い南京不平等条約を結ぶことに
なったひどい戦争だったようです。
こんな殺戮のきっかけを作った「アヘン」も
きっとそれまではなかったものに人々が
好奇心を持ったことから始まったのでしょう。
好奇心から依存に発展しない何かが必要なのですね。
私自身は個人のスマホもタブレットも持たず、
自宅では、iPhoneを脱ぎます。
そして替わりに
ローブを羽織り、モップをかけ、
アイロンをかける、ソファで紙のほんを読む、
そんなローブアディクションにはかかってはいますが。
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No960
2018年10月20日(土)
こと
「クリスマスディスプレイ」
いよいよ、10月も残り10日。
インテリアショップが
最も慌ただしくなる季節です。
店内のレイアウト変更も進み、
クリスマスの香りやグッズも順次入って来て
もう、気分は盛り上がっています。
次は
カーテンなどのウインドウトリートメントを
クリスマスにむけて変えることに
なりました。
月末にはフランスの生地のメーカーさんが見に来られるから
力が入っています。
生地サンプルとにらめっこして
iPadで色を付けて描いていたら、
”なんだか、そこはかとなくものぐるおしけれ~”
になって来ました。
自画自賛ではありませんが、
とっても素敵になりそうです。
早くお客さまに、外を行く方にお見せしたいです。
10月末からクリスマス仕様に
マダム・ワトソンは
進化いたします。
わくわくして待っていてくださいませ。
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No959
2018年10月19日(金)
こと
「ダンディな男性に贈る」
中年男性が若かりし頃を思い出して
また大きなバイクに乗り始めることを
『オヤジの暴走』と言うらしいですが、
そんな若いマインドを持つ『ダンディな男子』への
贈り物って、ほんとうに難しいですね。
しかし、先日、そんな男子に贈る
『ダンディな部屋着セット』
をみつけました。
あまり数量がないようなので、
すぐになくなるでしょうけれど、
ヘリンボーンのしなやかな綿生地のパンツと
クルーネックの長袖シャツ、
Vネックのライトガウンがセットになったものです。
温泉宿でくつろぐ時も、
長いフライトの機内でもいいかなと眺めていました。
ミラ・ショーンの3ピースセットの内訳
Vネックショートガウンポケット2付き
ポリエステル100%
+
クルーネックの長袖シャツ 綿100%
+
ツイードの長ズボンひも付きポケット2付き
綿92% ポリウレタン2%
ガウンの色で2色:グレー(写真)とエンジ
サイズ M,L ¥15,000(¥16,200)
こんな女性版があればいいのに、
それが残念。
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No958
2018年10月18日(木)
こと
「何やさん?」
以前はよく、何やさんかわかるように
お店の前に目印がありました。
特に表現するのが難しいお店は
カッティングシートや、ガラスに印刷するなどして
取り扱い品目やブランドなどを列記するお店がよくありました。
しかし、最近のお店はそのようなことを
しないところが多くなって、
一見して何やさんだかわからないお店が
増えてきたようです。
マダム・ワトソンでご新築の時に
カーテンをご注文なさった方にとっては
マダム・ワトソンは「カーテン屋」さんで、
おふとんやベッドリネンをご購入のために
お越しの方にとっては
「おふとん屋」か「ベッド屋」さん。
いつもパジャマをお買いになられている方には
「パジャマ屋」さん。
いつもギフトを探しにお越しの方にとっは
「ギフトショップ」
いつもの香りを継続的にお求めの方には、
「香りもののお店」です。
と、マダム・ワトソンは
大きくはインテリアショップですが、
ホテルかなと思われた男性もおいででしたので、
見かたは常に主観でいいのだと思います。
こんなにいろんな側面があるとは、
まるでマルチ人間のようで、
うれしい限りです。
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No957
2018年10月17日(水)
こと
「なんでこれだけ?」
一所懸命にやったつもりでも、
「なんでこれだけしかできていないの?」と
言われたり、自分で思ったり。
なんとなく、やりたくなくて
気づけば後回しにしていることは
ありませんか?
私は結構あります。
しかし、今やAIの時代、
できないなら、
AIにやらせるからいいよと、
普通に言われる日はもう来ているようなのです。
AIは人間のように、したい、したくないという感情で
仕事をする、勉強をすることを決めることなく、
学習を続けることができるようですから、
なんとも強敵です。
「なんでこれだけしかできないの?」
と言われて憤慨したり、
落ち込んだりしていては、
きっと簡単にAIにとって代わられる
時代になるのでしょう。
AIとの対決は人間の感情の処理がキーワードに
なるのではないかと思うこの頃です。
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No956
2018年10月16日(火)
ひと
「ダンディなふたり」
マダムワトソンのリサコラムの部屋などに
時々登場する
ダンディなふたりの男子はご存知でしょうか?
もちろん、スタッフでございます。
ひとりはマネージャーの元村、
通称、ラ・フランス店長と呼ばれ、
セミプロのカメラマンです。
服の好みはヨーロピアントラッド。
襟付きのタイトなベストがお好みのようです。
レジメンタルタイがお好きで時々は蝶ネクタイ。
靴とベルトは常にコーディネートが鉄則。
インテリアも服も派手好み。
そして手にはいつもスケールを持ち
店内のあらゆる場所を計測し、
什器の移動やレイアウト変更が隠れ趣味。
日常はお客様のお宅とショップを
めまぐるしく出入りしています。
Kはベッドメイクのバトラー役として
すでに有名ですね。
魔法の手を持っているとして、ネット上で人気上昇中。
100均とブランドに精通。
自己申告では手と脚が長いそうです。
ストライプのシャツがお好みで
お客様にいつも褒められているようです。
パンツはピタピタのスリムタイプ、
靴はいつもとがっています。
好みの色は「茶」茶であれば、まあ、なんでも好きだそうです。
熟年マダムに、ことに人気です。
ということで、
マダムワトソンの看板男子、ダンディな二人を
これからもどうぞよろしくお願いします。
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No955
2018年10月15日(月)
こと
「ZAZとアズナヴール」
「フランスでは詩人は決して死なない」
マクロンフランス大統領が、
10月5日金曜日に国葬された
シンガーソングライターで歌手のシャルル・アズナヴール氏に
追悼演説の中で贈った言葉。
葬儀はフランス国旗に包まれた棺が
ゆっくりと霊廟に運ばれる中を
アズナヴール氏の代表作、”Emmenez-moi"(『世界の果てへ』)
が演奏されたのです。
その葬儀に参列した人々の数、
目に涙を浮かべている人々の様子を見て、
やはり日本との文化の違いを感じました。
そのアズナヴール氏が1950年に作詞作曲した、
『パリは5月が好き』を2014年に
人気歌手、ZAZがカバーした時、実はデュエットしていたのです。
アズナヴール氏は当時90歳。
奥ゆかしく歌う男性の声がアズナヴール氏だとは
知らずにずっと聞いてました。
そのレコーディングで、ZAZの歌唱力に感動した氏は、
二人のデュエットを
Zaznavour(ザズナヴール)にしようと言ったとか。
そして、
94歳の現役歌手は『世界の果て』に逝く一か月前の
2018年9月、
東京でも公演していたとのこと。
歌手、詩人、作家、画家、たくさんのアーテイストが
フランスを、パリを目指すのですが、
「フランスでは詩人は決して死なない」
その言葉の意味はほんとうに深いですね。
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No954
2018年10月14日(日)
こと
「フューシャ色のツメ」
私はここ15年ほど、
ほとんどマニキュアをせずにきました。
ネイルサロンを何軒もお持ちのお客様の
お部屋やお店をコーディネートさせていただいているのにです。
その頃からメイクもしなくなりました。
メイクはお正月に着物を着る時と
たまに撮影などがあるときだけの年に1、2回です。
しかしです。
先日BSプレミアムで 『エレガンスの舞台裏
パリのマダムを彩る世界最高峰の宝飾メゾン』という
ドキュメンタリーを見ていたとき、気づきました。
高級宝飾のメゾン、ショーメの女性マネージャーも
カスタムメイドの下着の販売員の女性も
フューシャ色の赤ピンク色のツメをしていたことです。
その指の動きをとても美しく感じました。
今まで、しても、ベージュの地味な色のマニキュアしか
したことがなかった私は、
その優雅な手に感動したのです。
そして、試供品でもらった
フランス製のフューシャとレッドのマニュキュアが
あったことを思い出して、
早速、塗ってみました。
こころなしか、手が白くきれいに見えます。
部屋だけでなく、たまには手にもおしゃれを
させるべきだと反省した出来事でした。
ほんとうに、今さらなのですが。
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No953
2018年10月13日(土)
こと
「秋の眠り、最高なのです」
寝苦しい夏から一転、
20度を下回る気温になってきました。
気持ちよく眠れる季節、秋です。
昨日は、都内にお住まいのH様邸のベッドルームが
とても素敵になりました。
毎回感じることは
ベッドルームは布で構成されているため、
カーテンやベッドリネンが変わるだけで、
とても美しくなることです。
それは、
「夢のよう!」という感動の言葉でしか
言い表せないくらいに劇的です。
その美しい自分の寝室を、
用もないのに、日に何度も「訪れて」みたり、
「じっと鑑賞して」みたり、
見慣れた名画よりずっとエモーショナルな感動なのです。
さあ、ぐっすり眠るには最高の季節。
メイキングしたベッドにすっと滑り込んで
やがて眠りに落ちるまでの至福のひと時を味わいましょう。
これは、
全く贅沢ではない、最高の贅沢です。
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No952
2018年10月12日(金)
こと
「秋の保存 梨」
秋の味覚はたくさんありすぎて、
困るほどですが、
果物の梨もこの時期の旬ですね。
最近、梨の産地のお客様からお送り頂きました梨を
スタッフや来客の方と分けて、
巨大な1つを自宅に持って帰りました。
とても大きな梨はとても一度では食べきれず、
最近はコンフィチュールなどと言うようですが、
ジャムにしました。
小さく切った梨を土鍋に入れて
時々、水を足しながら煮詰めて、酢を足しただけですが、
ヨーグルトにもぴったりで、
幸せな秋の味覚を味わいました。
今年は夏が厳しかった分、
秋の涼しさは癒しです。
同じ月でも美しく感じ、
同じ空でも高く感じ、
同じ空気さえおいしく感じます。
しかし、この気持ちよさもほぼあと1か月で
手放さなければなりません。
とりあえず、秋をひとつ保存しました。
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No951
2018年10月11日(木)
もの
「秋を探して」
猛烈な夏の暑さからやっとひと月半経ちました。
しかし、季節は一気に秋から冬へと
向かっていいます。
山も街の紅葉のシーズンですね。
私たちインテリアショップでは、クリスマスの
準備のための準備、そして
それに伴う、ショップのレイアウト変更に
いそしんでおります。
間もなく、来春の展示会が始まり、
一気にクリマス、お正月、そして、新築
リファーム、お引っ越しシーズンへと突入です。
これから半年がこれまでの何倍も忙しくなる季節です。
きっと多くの職場でもそうでしょう。
そのためには、
いろんなことを前倒しして
あるものを大事に使うことがあります。
その大事なものとは?
先日知った、
ベンジャミン・フランクリンの素敵な言葉から。
"To love life is to love time.
Time is the stuff life is made of."
「人生を愛することは時間を愛すること。人生は時間で成り立っているのだから。」
人生という袋にパンパンに詰まっているものが
時間という感じでしょうか?
大事に小出しにしながら、
1年で最も心地よい季節、秋を楽しもうと思います。
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No950
2018年10月10日(水)
もの
「秋のとろみ感 ストール」
センチメンタルな秋にふさわしい
ロマンティックなストールが
マダム・ワトソンに入って来ました。
体もすっぽり包めるほどの、
100X200cmの大きさで、
グラデーションです。
こんなに大きので、
ベッドスローにもしても素敵でしょうね~。
イタリアのトリノ製です。
ストールと一緒だと、
銀杏を踏みしめて
ひとり歩き、ひとりディナー、ひとりカフェ、
ひとり出張だって寂しくありませんね。
もちろん、センチメンタルジャーニーでなくても、
パートナーがいればさらにホット。
もちろん、
女子会では目立ちそうです。
ベビーメリノの柔らかなガーゼのようなウールで
思わずほおずりしたくなるとは
このことだと思いました。
誕生日に贈られたらうれしいですね。
*グラデーションストール
ベビーメリノウール100%
100x200cm \20,000(21,600)
ブラウン系、ウォーターブルー系
*ウォッシャブルコットン&ウールタートル
ウール70% シルク30%
\18,000 (\19,440)
*↑私は超愛用*
どちらも自宅でウォッシャブル
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No949
2018年10月9日(火)
もの
「秋の色 りんご」
秋、10月、
この季節になると、
「りんごが赤くなる赤くなると医者が青くなる」
ということわざを
ドクターの奥様が笑いながらお話しされたことを思い出します。
りんごは百薬の長とか、
1日1個のりんごが医者を遠ざけるとか
医学的根拠はわかりませんが、
最近の健康食品の氾濫の陰で、
民間伝承のそんな言い伝えに
信憑性を感じている方も多いように思います。
白雪姫がかじった、このりんご、
また児童文学もよく出てくる親しみやすい姿形ですが、
フランス語では ポム (la pomme)と言い、
ちょっとイメージが変わります。
でも「大地のりんご」(la pomme de terre)と言えば
じゃがいもになりますから、
何かのつながりがあるのでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、
脱サラして青森で無農薬のりんごや野菜を育てている
「アーユル農園」の
古水さんからりんごやじゃがいもなどの注文書が届きました。
昨年、注文しそびれたことをコラムで書いたら
見てくださったようです。
さあ、りんごの季節、みんなで早速注文して、
白雪姫気分で、りんごをがりっと
かじってみようかなと思っています。
売り切れる前に。
***
みんなの自然栽培「アーユル農園」古水孝尚さん
青森県北津軽郡鶴田町大字鶴田字沖津79-21
email:thanks4@nifty.com
080-3244-3868(農作業中は出られないようですが)
fax: 0192-27-4271
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No948
2018年10月8日(月)
もの
「秋の味覚1 モンブラン」
モンブラン
食の国、フランス語では、
Mont Blancのあとに、aux marronsがつくようです。
使われている主な材料は秋の味覚の栗。
しかし、
モンブランとは、雪をかぶった白い山なので
栗のイメージとはちょっと違います。
と考えると、
先端に白い生クリームではなく、
栗が乗っているのは、もしかしたら日本ならでは
なのかもしれません。
そんな理屈は置いといても、
ケーキの中で1位、2位を争うのがモンブランでは
ないでしょうか?
そのため、秋の味覚とはいえ
ケーキ屋さんには1年中並んでいます。
食欲の秋、グルメの秋、
今日の体育の日を境に秋は一気に深まりますね。
ホテル・センチメンタルの2018年秋の新色
”シャルトリューズ・レモン”も
ウェブショップにお目見えいたしました。
モンブランの季節いに合う
フランスのリキュールの女王の色です。
さて、今年はどんな素敵な秋にしましょうか?
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No947
2018年10月7日(日)
ひと
「サミュエルさん」
Eテレの番組はどれもおもしろいですが、
オリンピック、パラリンピックにむけて
インターナショナルに頑張っている人をピックアップする番組
『2020eye バンバンジャパーン!』で
先日、おもしろい外国人の方を見つけました。
(と言っても日本人から見て変った”ガイジン”(’差別用語です)という
だけではありません。)
お祭りの出店で慣れた手つきで焼きそばを焼いている男性が
その方。サミュエルさん
日本語も流ちょう。
しかし、本職は会計士、バークリー音楽大学出身のピアニスト、
音楽家、コンサートにも引っ張りだこで、
時に(本業のひとつ)ストリートミュージシャン。
あれ?
なんか変った楽器を演奏しているなと思ったら、
それは耳かきピアノでした。
たくさん並んだ耳かきが楽器を構成しているのです。
そのなんとも澄んだ音色に道行く老若男女、
子供も引き寄せられてゆきます。
この耳かきピアノ、
開発から製造まで一貫してご自身でなさるという
こだわりのすごさ
サミュエルさん曰く、「ピアノの音には不満がある」と!
今では新曲のレコーディングを取材しようと
ご出身地のアメリカから取材班が駆けつけるほど。
人生の舞台を鳥のように飛び、
魚のように泳いでいる
サミュエルさんには、
『忙しい』という言葉はないでしょう。
なんと自由で素敵な生き方!
肩書はひとつというのはなんだか寂しい気がしました。
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No946
2018年10月6日(土)
こと
「お休みの日の読書風景」
「毎日、お忙しいことでしょう?」
「いえ、そんなでも」と言いながらも
ほんとうは忙しいと感じているあなた様へ。
秋の夜長、台風の夜、
自宅ホテルでゆっくり読書でなんていかがですか?
癒しの読書タイムの4種の神器は
1.ストレスのないパジャマ
ホテル・センチメンタルのテイラーパジャマがおすすめです。
120番手極細のエジプト綿糸の
超なめらかな綿サテン(400本の打ち込みです)
疲れたあなた様にノンストレスで
フットいたします。
2.オードリーのベッドルームソファ&オットマン
もちろんリビングでもOKです。
ホールド感抜群のソファに身をゆだねて
オットマンに長々と脚を乗せれば、
リゾートのおもてなし気分です。
伸縮ポリエステル生地の
カバーリングですから、汚しても安心です。
3.オードリーのナイトテーブル。
キャスター付きの引き出し付きで4方美人
4面とも同じ意匠の美塗装なので、
どの向きでも使えて裏表がありません。
ランプとお好みのお飲み物を傍らに。
オードリーのソファ&オットマンには
ブレックファストピローとネックロールがついてきますから、
それらのご準備は不要です。
これで、読書タイムの準備が整いました。
秋の夜に休日に、こんな読書風景、
いかがですか?
気持ちよすぎて眠らないようにご注意を。
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No945
2018年10月5日(金)
こと
「成長曲線はブーツの形」
ピアノ、バレエ、テニス、水泳、スケート、卓球など
若い音楽家、オリンピック選手など
たくさん活躍していますね。
14、5歳でどうしてそこまでに達するのだろうかと
びっくりしますが、
しかし、3歳から始めれば、15歳ですでに12年。
普通に過ごす12年と、彼らの濃度は
全く違ったはずでしょう。
3歳から始めたオリンピック選手が
30前で引退したくなる理由も
わかります。
すでに、27年ほどもやっているのですから。
24歳で仕事を始めた人は、もう定年です。
起業した人の8割が3年以内に倒産する
世の中ですが、3年と言えば、2歳で始めた人が
まだ5歳になったばかり。
10年でも、まだまだです。
やはり、普通にやっていたら、
25年はかかるのだろうと思います。
よく言われる成長曲線はやはり
全ての分野において真なりだと感じます。
私事で言えば、
2006年9月20日から始めた
リサコラムも12年、627回です。
仕事もイラストも文章も語学も、密度から言えば、
まだまだだなと日々思っています。
よく伸びるゴムのように、細く長く、生きている限り、
しつこく続けるつもりです。
こんなしつこさなら自信があります。
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No944
2018年10月4日(木)
ほん
「おやすみブック
『1日1ページ、読むだけ身につく世界の教養365』」
Eテレ
2355(月曜から金曜までの23時55分からの5分間の番組)
ファンのひとりとして大好きなコーナーが
『今夜のおやすみソング』です。
かわいいイラストに穏やかな音楽で『DREAM』を作る工場、
イラストが動く小泉今日子さんのお休み前の体操、
終電前の電車の社内を外から撮った映像など
おやすみ前の音楽で
日本のたくさんのひとたちは癒されているのだろうと思います。
しかし、このおやすみソング、
毎日ではないところがちょっと残念。
そこでわたしはのおやすみソングならぬ、
毎日のおやすみBOOKを見つけました。
『1日1ページ、読むだけ身につく世界の教養365』です。
月曜は歴史、火曜は文学、水曜は視覚芸術、
木曜は科学、金曜は音楽、土曜は哲学、日曜は宗教という風に
海外の13人のその道のエキスパートが、
1日1ページで、その日の講義をしてくれます。
1ページだから3分もあれば読めて、
おやすみBOOkにぴったり。
月曜日から始めれば、ちゃんと52週目の日曜日で
364日で終わるようになっています。
3分で知る概論ですが、
何も知らないよりは概論でも知っているほうが
21世紀にこの地球に生きる上では
いいのではないかと思って読んでいます。
『1日1ページ、読むだけ身につく世界の教養365』
デイヴィッド・S・ギター&ノア・D・オッペンハイム著
小林朋則訳
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No943
2018年10月3日(水)
こと
「『旅するドイツ語』新学期です」
ずっと楽しみにしていました、
ドイツ、イタリア、フランス、スペイン語を使って巡る旅
旅する『ユーロシリーズ』がEテレで10月から始まりました。
『旅するドイツ語』は、
昨年と同じ俳優の前川泰之さんと
先生はラプシュ・麻衣さんの穏やかなコンビ。
今回もなかなか大人の味わい深い旅になりそうです。
旅の場所はミュンヘン。
わくわくしながら始まった1回目は、
ビールで始まるミュンヘンの朝食からでした。
古都の面影をたくさん残す美しい街並と
人々の文化を肌で感じられそうです。
太田先生と
モーツアルト、ベートーヴェンのかわいいキャラクターが
おもしろおかしくく教えてくれる
文法コーナーも楽しみの一つ。
今回こそ、旅する気分だけでなく、
ドイツ語の表現を増やしたい!
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No942
2018年10月2日(火)
こと
「秋は読書がお似い」
なぜでしょうか?
スマホをいじっている人を見すぎたからでしょうか?
公園のベンチやカフェで読書をしている人を見つけると
うれしくなってじっと見てしまうのです。
とても美しいシーンを見つけたような
感覚になってしまうのです。
それが美しい女性であればさらに、
神々しい感じさえします。
こんな騒々しい時代になって、
活字と言うものにじっと向き合う読書と言うものが
こんなにも難しくなるとは10年前に
思いもしませんでした。
わたし自身はホームページ上ではあれこれ
書きまくっていますが、
双方向のSNSは好みません。
メールのやり取りも仕事上でしかやっていません。
メールマガジンの配信は私の担当ですが、
ウェブショプからメールマガジンのご希望と
書いてくださっておられる方に
実はまだ一度もお送りしておりません。
ほんとうに申し訳なく思っております。
ということで、
この『ものことほん』をしばらくは
メールマガジンの代わりとさせていただけたらと思っております。
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No941
2018年10月1日(月)
こと
「パリのマダムのフレンチエレガンス」
NHKBS3 スーパープレミアムで
『エレガンスの舞台裏
パリのマダムを彩る世界最高峰の宝飾メゾン』という
とてもすばらしいドキュメンタリーを見ました。
予告の宣伝を見ながら
どんなものだろうと期待していましたが、
想像以上の内容でとても楽しめました。
そのエレガンスの意味を探る旅をするのは、
脚本家、大石静さん。
高級宝飾のメゾン、ショーメのパリお店では、
花嫁を飾るティアラやネックレスなどの
オーダーメイドができます。
お客様の納得がゆくまで何度でも話し合いは続き、
デザインは極細部まで手書きです。
しかし、
最後まで決して語られないことがあるのです。
それは「金額」。
一体いくらになるのか心配な人は
そのお部屋にはやって来ないということですね!
時には億の金額になることがあってもです。
しかし、
そのオーダーのお部屋は意外にシンプルで
狭いお部屋でした。
さらに、
「手」と呼ばれる芸術を紡ぎ出す
職人と
その制作過程も見ることができました。
手作りであるので当然ですが、
つまり「手」こそがメゾンを形作るものなのですね。
最後に大石さんが訪れたパリに40年住む日本人デザイナー、
島田順子さんのお家がすばらしかったのです。
飾らないけれど、飾りがたくさんのインテリア。
JUNKO SHIMADAとは
こんなざっくばらんで素敵な女性だったのかと
今さらながら知りました
まさに”メルベイユ~!”とため息が出る美しい庭で
大石さんと島田さんがシャンパンを開けて
語り合うシーンは映画のセットのようでした。
しきりに「今が一番幸せ!」と自宅の庭で感嘆する島田さん。
パリのマダムのエレガンスとは、
相手を大事に思う人が漏らす余裕のため息にようなものではないかと
私自身は思いました。
25才で憧れを胸に単独渡仏した島田さん曰く、
フランスは期待を全然裏切らなかった。
それどころか、
扉を開ければまた向こうに扉がある、さらにまた
扉がある、そんな果てしない奥深さがあると。
そんな奥深さが今の日本にあるだろうかと
私はちょっと心配になりました。
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