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リサコラム



令和6年 2024年6月1日~30日


私自身の好きなもの、こと、ほんを

日々、つれづれに語りたいと思います。


木村リサコ


写真、文章の無断転用はご遠慮くださいますように

お願い申し上げます。

下のロゴからウェブショップに飛びます。

「もの、こと、ほん」からこのページで

紹介したアイテムをご覧いただけます。





「リラコラム」


ご愛読ありがとうございます。

4月から毎週火曜日更新に変更いたします。


2024年 6月25日号

木村リサコのイラストストーリーです。


『Audrey』 第11回 921号











6月の定休日

通常通り:毎週水曜 最終週の火、水

6月5日(水)12(水)19(水)

25(火)26(水)



OPEN:10:30~19:30


phone 092-542-0788






『ラ・フランス日記』6月27日更新しております。


最新号 7月へ

No.2970
2024年6月29日(土)

No.2971
2024年6月30日(日)
No.2972
2024年7月1日(月)

こと

「いろいろ並べる」


こと

「見返りを

手放す」



もの

「玄関マットの

デザイン」


No.2966
2024年6月25日(火)


No.2967
2024年6月26日(水)

No.2968
2024年6月27日(木)
No.2969
2024年6月28日(金)

こと

「貼り付ける収納」


こと

「うちのあじさい」



ほん

「眠る前と

起きた時に

読むほん」


こと

「ベジタリアンの

オフィスランチ」



No.2962
2024年6月21日(金)


No.2963
2024年6月22日(土)

No.2964
2024年6月23日(日)
No.2965
2024年6月24日(月)

こと

「シンプル&優雅」


もの

「ベッドスカートの

役割」



こと

「アナログか

デジタルか」


こと

「ハイビスカスに

ぞっこん」


No.2958
2024年6月17日(月)


No.2959
2024年6月18日(火)

No.2960
2024年6月19日(水)
No.2961
2024年6月20日(木)

こと

「パジャマで

接客ですか?」


ほん

「トルーマン

・カポーティの

超有名になる前の

小説」



こと

「寝室の

マルチ収納棚」

こと

「次は、

モリスで」


No.2954
2024年6月13日(木)


No.2955
2024年6月14日(金)

No.2956
2024年6月15日(土)
No.2957
2024年6月16日(日)

こと

「ホテルステイの

まねごと

No.2」

こと

「ホテルステイの

まねごと

No.3」

もの

「さくらんぼ」
こと

「ゴールドブレンド

の瓶」


No.2950
2024年6月9日(日)

No.2951
2024年6月10日(月)
No.2952
2024年6月11日(火)
No.2953
2024年6月12日(水)


こと

「エクスクルーシヴな

フリンジ、

タッセル」


こと

「モリスの部屋で

お待ち頂けます」
ほん

「パリに暮らす人の

部屋づくり」
こと

「ホテルステイの

まねごと

No.1」


No.2946
2024年6月5日(水)


No.2947
2024年6月6日(木)

No.2948
2024年6月7日(金)
No.2949
2024年6月8日(土)


こと

「元に戻すことが

リサイクル」



もの

「幸せ感は

ルリエーブルか

ピエール・

フレイ級」



ほん

「武者小路実篤の

『友情』」
もの

「新しいモリスは

こんな感じ」


No.2942
2024年6月1日(土)


No.2943
2024年6月2日(日)

No.2944
2024年6月3日(月)
No.2945
2024年6月4日(火)


こと

「気分が上がり

放題!」


もの

「楽しく、

ラクして

ラグジュリー枕」

もの

「ラグパ」

こと

「朝5時の

幸せな時間」




リサコラム「もの、こと、ほん」バックナンバー集


2024年3月No.2850~5月No.2941

3月        4月         5月

  



2023年11月No.2730~2024年2月No.2849

 11月
       12月        2024年1月      2月

   



2023年7月No.2408~10月No.2729

7月          8月        9月       10月


   



2023年3月No.2486~5月No.2607

3月          4月         5月         6月


    


2022年11月No.2369~2023年2月No.2485

11月        12月         1月         2月

   


2022年7月No.2259~10月No.2368

7月        8月          9月        10月


    



2022年3月No.2037~6月No.2258

3月          4月         5月       6月


   


2021年11月No.2018~2022年2月No.2136

11月       12月         1月        2月

   


2021年7月No.1895~10月No.2017

 7月         8月        9月          10月


   


2021年3月No.1775~2021年6月No.1894

3月          4月        5月        6月

    


2020年11月No.1655~2021年No.1774

11月        12月        1月         2月



    


2020年7月No.1531~10月No.1654

7月          8月          9月       10月

      


2020年3月No.1409~2020年6月No.1530

3月        4月           5月           6月

  


2019年11月No.1337~2020年2月No.1408

11月        12月        1月          2月


    


2018年7月No.1214~2019年10月No.1336

7月           8月          9月         10月


      


2018年3月No.1092~2018年6月No.1213

 3月         4月         5月          6月

      
                                                                                         


2018年11月No.972~2019年2月No.1091

11月       12月     2019年 1月       2月


    


2018年7月No.849~2018年10月No.971

7月         8月         9月        10月


      


2018年3月No.727~2018年6月No.848

    3月        4月        5月          6月


  


2017年11月No.667~2018年2月 No.726

2月       2018年 1月  2017年 12月      11月


 


2017年10月 No.606~2017年7月 No.485

    


2017年6月~2017年3月 No.484~363  

   


2017年2月~2016年11月 No.362~244


   


2016年10月~2016年7月 No.243~123

    


2016年6月~2016年3月 NO.122~001

    




No.2971

2024年6月30日(日)

こと

「見返りを手放す」



先日、姜尚中さんの「日曜カルチャー人間を考える」という

ラジオ講演会を聞いていました。

親子関係などで悩める人の悩み相談について

お話しされていました。

その中でずっと両親の面倒を見てきた50代の女性が

あるとき、自分のこれまでの人生を振り返って、

これから先は老老介護になるのではないか、

自分の人生は一体…と思われたそうです。

そこで、両親を介護施設に入れてこれからの人生を

考え直したいと両親に相談したところ、

親を捨てるのか?的な罵詈雑言を浴びられたとのこと。

姜さんは難しい問題として解決策を提示はされなかったのですが、

よくあることではないかと思います。





そしてまた別のラジオ番組で

「息子のトリセツ」という本を出されている黒川伊保子さんは、

一人息子を持つひとり親の母親が息子の結婚を機に

これからは自分のことは忘れていいからと自ら、

黒川さんの言葉では、「ポ~ンと」介護施設に入られたのだと、

話しをされていました。

親としての役割は終ったのだから

別の人と新たな人間関係を作りなさいとの意味で、

手紙のやり取り以外、その後一切、会われることもないそうです。


そんな折り、つい先日、中谷彰宏さんのインスタグラムの投稿で

こんな言葉を見つけました。

「見返りを手放した時、イニシアティブを持てる。」


子供を大事に命がけで育てて来たのだから、

きっと先々は自分の面倒を見てくれるだろうとか、

○○をしてあげたのだからという気持ちから解放されれば、

主導権をにぎれる、相手に対しても、

自分自身に対してということですね。

深いです。そして、真なりだと思います。







余談ですが、

見返りという言葉はいい言葉ではないと思います。

私は学生の時に、「見返りブス」と言われたことがあり、

今なら笑えますが、それでも未だに覚えているので、

これは言うべき言葉では絶対にないなと思います。

「見返り美人」ならもちろんOK!(笑)







6月9日投稿しています。

#マダムワトソン
    



6月28日投稿しています。

#risacokimura木村里紗子
 


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No.2970

2024年6月29日(土)

こと

「いろいろ並べる」



収納のヒントになるようなインスタ投稿を時々やっていますが、

1日も早く収納のほんを出してくださいと言われて、

収納に困ったり、迷ったりされている方が

多いのかなと思いました。







インテリアショップでいろんな商品や生地サンプルが

整然と並んでいますが、

その通りにと言っても、確かに実生活とは違のだろうと思います。







写真の右の箱のように、生地のサイズは色ごとにまちまちのものを

畳むサイズを合わせて並べてみると、

見やすくきれいに見えます。

左隣のレースカーテンのサンプル生地は

まさにそのようになっています。

色の配置も収納の美しさには関わってくると思っています。







ベッドルームの天蓋カーテンの奥のバックカーテンは

この手前のサンプルのレースですが、

グリーンが手前の「モネの庭」のベッドリネンとコーディネートしています。







センスよく、ちょっとアートに見える並べ方には

いろんな方法があると思いますが、

雑多なものを並べるなら、

①色とカタチで揃える、

②一番取りやすいゴールデンゾーンにお気に入りを置く。 

③左右対象&少しくずす

かなと思います。






6月9日投稿しています。

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6月28日投稿しています。

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No.2969

2024年6月28日(金)

こと

「ベジタリアンのオフィスランチ」



ベジタリアンにとって難しいのがランチだろうと思います。

私もその一人です。

自宅でお弁当を持ってくるのが一番だとわかっていても

毎日は手が回らず、

かと言って、外で食べる料理は食べられるものが少ない。


フランスのある県の小学校では週1回は

ベジタリアンメニューと義務付けられているところもあるそうですが、

日本では、ベジタリアンレストランの全体数も

ベジタリアン用テイクアウトもまだまだ少なく…

となると、

オフィスで自分が食べられるものを

さっと作るしかない!ということになるのです。







今日のランチメニューはこちらです。

オーブントースターで焼いたものです。

私はビーガンと呼ばれる、乳製品も食べない最も厳しい

ベジタリアンではなく

牛乳、チ―ズは大好きなラクトベジタリアンなので

材料は、冷凍うどん、とうふ、野菜ジュース、チーズです。

インスタグラムで詳しくご説明していますが、

約15分から20分でできます。

見た目はイタリアンですね。

自己満足ですが、なかなか美味しいです。





6月9日投稿しています。

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6月28日投稿しています。

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No.2968

2024年6月27日(木)

ほん

「眠る前と起きた時に読むほん」


私のナイトテーブルには

眠る前に読むほんと起きた時に読むほんが入っています。

その内、休日用のナイトテーブルには

今はこの2冊が入っています。


フランス語版『アンネの日記』


朝のすがすがしい気分の時も、昼間の慌ただしく家事を

している時もどうしても合わないので、

眠る前に数行から数ページ読みます。


アンネ・フランクは1929年6月12日、

ドイツのフランクフルト生まれましたが、

ナチスのユダヤ人迫害を受け、

オランダのフランクフルトへ逃げ、隠れ家に潜んでいるところを

1944年8月4日

密告者により見つかって強制収容所に移送されます。

そして、半年後の1945年2月、姉と共に強制収容所で亡くなります。

15才です。







その彼女が隠れ家で書いた日記が『アンネの日記』です。

後に家族の中で一人生き残った父の手で出版されます。

もしも、まだ、アンネが・フランクが生きていたら、95才。

世の中には95才で元気な人はたくさんいます。

そんな遠い時代のことではないのです。







『アンネの日記』を通して

戦争の無意味、悲惨、運悪くその時代に生まれた人のことを

世界中の多くの人が嚙みしめてきたのだろうと思いつつ、

フランス語の勉強を兼ねて少しずつ少しずつ読んでいます。







そしてもう1冊が『ニーチェの言葉』です。

頭に超訳と付けられています。

訳者の思想が加味されているという意味だと思います。

ニーチェの書物から抜粋した1ページ弱の短い文章で190の

示唆に富んだ文章が綴られています。


その朝、パッとめくった時に出会う言葉にふふん~と思ったり、

考えたり、学んだりできるのです。


その中の一節

「朝起きたら考えること*

一日をよいスタートで始めたいと思うなら、この一日のあいだに

少なくとも一人の人に一つの喜びを与えてあげられないだろうかと

思案することだ。(中略)

この習慣を多くの人が身につければ、自分だけが得をしたいと

いう祈りよりも、ずっと早く世の中を変えてゆくだろう」

すばらしいほんだと思います。






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No.2967

2024年6月26日(水)

こと

「うちのあじさい」


あじさいもだんだんと季節の終わりを迎えつつありますが、

「うちのあじさい」はこれからです。






先がとんがった花を咲かせます。

細い茎に重たい花をつけるので、

花が咲き始めるとだんだん首が垂れてきます。






このあじさいが3鉢ありますが、

その内、赤い花のあじさいは去年は咲きませんでした。

なんとか、今年は咲かせたいと思っているところです。


とまあ、必ずしも花に限ったことではありませんが、

他人様には面白くも、興味もないことが

この「うちの○○」という花自慢だと思います。







ちなみにこの「うちのこの花たち」は満開を過ぎそうですが

5月から未だに咲いています。

冬はじっと根っこだけで生きて、越冬する頑強な花です。







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No.2966

2024年6月25日(火)

こと

「貼り付ける収納」


貼り付ける収納という方法があります。

スタンダードな方法は

冷蔵庫にマグネットで

メモ、ペーパータオルなどを貼り付けることですね。

さらに玄関ドアにマスクケース、

カギ、バッグ、かさなどを引っ掛けるものを貼り付ける

やり方もあります。







マダム・ワトソンのスタッフルームのスチールのロッカーには、

やはりいろんなものが貼り付けられて置かれていますが、

実はこのアクリルのトレーのようなものは

以前、マダム・ワトソンでも使っておりました

コンビニ什器と言われるスチール什器で使用されている

商品どうしての仕切り板なのです。






本来は仕切りなので、貼り付ける向きが違うのですが、

その板の5㎝ほどのわずかな平面を利用して

照明やエアコンのリモコン置き、メモ置きにしています。

そのため、アートを意識して並べています。







整理整頓とアートは同一のことではないかと

思っていますが、 貼り付ける収納には

あるとき、

貼り付けること自体が美しくないと感じる時があります。





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No.2965

2024年6月24日(月)

こと

「ハイビスカスにぞっこん」



ハイビスカスのささやかな木を二つ持っていますが、

その内のひとつは赤と黄色の花がひとつの木に咲きます。







ハイビスカスの美しさは

1日花という、はかなさもあると思います。

朝、やっと花が開いたと思って喜んでも、

夜、帰ってきたらすでにしぼんでいます。







そのはかなさ故に美しいとは言っても、

もうちょっと長くもってくれないかなと思います。

2日間くらい持つように品種改良されたものもあるようですが、

それでも、この南国の花の命は短いです。







3輪同時に咲いたハイビスカスをバルコニーでたくさん写真を撮ってから

泣く泣く出勤することにしました。

それでも、名残惜しくて、

ショップに持って行くことにしました。

続きはインスタグラムでまた、しつこくご紹介したいと思っています。






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No.2964

2024年6月23日(日)

こと

「アナログか、デジタルか」



コミュニケーションもスケジュール管理も

体調管理までアップルウォッチなどの

デジタル端末で

行っている60代の方がいらっしゃいます。


その一方で、打ち合わせのとき

ちょっと厚めの手帳にスケジュールを

きちんと書き込まれる20代の方も

いらっしゃいます。

さらに、寝具のメンテナンス方法などの

ご質問を封書の手紙にしたためて

こられる方もおいでです。







きれいな揃いの封筒と便箋に

万年筆でお礼状を書いてこられる30代の方もおいでですから

デジタルかアナログかは年齢だけの問題ではないかも、

その方の趣向によるものではないかと考えるように

なりました。


さらに、

コロナ渦では、リモート化が加速しましたが、

また、コロナ前のような会議、パーティ、演奏会、展示会が

復活しています。

アナログの紙のカタログもたくさん送られてきます。


フランスのテレビ番組でちょっと前、SNS離れが進んでいるという

若い人の話しがありましたが、


22世紀になると、反動と疲れでSNS、デジタルは

収束に向かうのか?

SNSは流行のひとつだったとなるのか?

流行であれば、別の流行に取って変わられる時かもしれません。

私は掃除や家事が好きなのでアナログ人間のデジタル志向(?)かな?






6月9日投稿しています。

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No.2963

2024年6月22日(土)

こと

「ベッドスカートの役割」



ベッドのマットレスは

ホテルによくある仕様の

ボトムスプリングと呼ばれるベースマットレスの上か、

床板と呼ばれるすのこ状の板か、平板の上、

もしくは、

海外のものによくあるワイヤースプリングの上に乗せます。





        オテル・ド・ルーブル2020・01
シンプルな白いフラットベッドスカート


そのベースの側面をぐるっと3方向あるいは4方向を

囲むものがベッドスカートです。

特に高い位置にマットレスがあると、床まで

風通しがよすぎてス~スする感じがします。

そんな時、ベッドスカートがあるとしっくりと落ち着くのです、


ベッドスカートの仕様、形状はボトムによって変わりますが、

デザインを入れれば、

それがひとつの装飾アイテムになります。




K様邸の2段フリルのベッドスカート



ス~ス~防止と、装飾という役目の他に、もう一つの重要な

役割をベッドスカートは持っています。


例えば、寝起き状態のベッドであっても、ベッドスカートだけは

しゃんとしています。






そのため、寝起きでもベッドスカートのおかげにさまになるのです。

どこかが乱れて美しさを欠いても

別の部分がきちんと整っていれば、

全体をプラスに想像できるので整った印象を与えるのだと思います。





N様邸のゴールドのドットで直線を描く
フラットベッドスカート



ベッドスカートはホテルライクなベッドルームには

欠かせないアイテムのひとつです。






6月9日投稿しています。

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6月21日投稿しています。

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No.2962

2024年6月21日(金)

こと

「シンプル&優雅」



『シンプル&ラグジュリーに暮らす』というほんを

ダイヤモンド社から出版してから、今月で丸18年が

経ちました。

濃縮したエッセンシャルオイルのような

充実した、しかし、あっという間の18年でした。

未だに「本を読みました」とか、「読書です」と言われる度に

ありがたくも、すごく恐縮してしまいます。







今、シンプルとは、ラグジュリーとはと考えると

自分の生き方はシンプルで、

空間、インテリアは優雅ということではないかなと

思います。

優雅なホテルに宿泊して、至れり尽くせりを堪能しても

何ひとつ、自分のものではないし、得ることはたくさんあったとしても

カタチには残らない。それなら、その優雅を

自宅でやればずっと優雅な暮らしの中で

シンプルな生活を楽しめる。

その方がお得かな?

ということです。

このあたりが18年経っても変わらない部分だと思います。






6月9日投稿しています。

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6月21日投稿しています。

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No.2961

2024年6月20日(木)

こと

「次は、モリスで」



6月も3分の2が過ぎました。

福岡市はまだ梅雨入り宣言が出ていませんが

今週はずっと雨模様のようです。


さて、マダム・ワトソンのカレンダーの

6月はモリスで森の別荘を

コーディネートしてくださった、香蘭女子短大の

坂元先生のお部屋です。

グリーンのウイロウボウが鮮やかです。







私たちはドレープカーテンとレースカーテンをお作りしただけで

凝ったフラットバランスやクッションカバー、ベッドスローなどは

ご自分で製作なさったものです。

さらに、レールはご主人様がすべて取り付けられたという

2人三脚によるすばらしい作品です。


背もたれのパッチワークのクッションもすべてモリスです。

はぎれやサンプル生地から作られています。







モリスの生地もクロスも植物や小動物をモチーフにした

大胆、あざやかな色柄と、シックな単色の柄があり、

それをさらに、後世の人々が現代風にアレンジを加えて

新しいモリスをたくさん生み出していますので、

そのバリエーションの豊かさと160年続く歴史で

他のデザイナーのブランドを凌駕するはずです。







ひとつカーテンを作ったら、今度は別の柄で

クッション、テーブルランナー、ランプスタンド、

ティシュケースカバー、

さらに、別の季節用のカーテンと、どんどん柄の種類を増やしていっても

ごちゃごちゃにならず、なぜかしっくりさまになる。


モリスのラディルデザインの最大の魅力と魔力は

ここにあります。







私はピンパネルという柄が好きなのですが、

これでランプスタンドやベッドスプレッドやシェード、

ドレープカーテンもいいな~、クロスもいいな~

どう合わせようかな~と、妄想が妄想を産んでいます。






6月9日投稿しています。

#マダムワトソン
    



6月17日投稿しています。

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No.2960

2024年6月19日(水)

こと

「寝室のマルチ収納」




寝室のクローゼットの収納を変えてみました。







元々はタオルクローゼットが2つあったのですが、

古いタオルをぞうきんにして減らしてゆき

ひとつに集約しました。







そして残ったひとつのクローゼットを空にしてから

バスグッズやキャンドル、今、読みかけている本など

寝室の近くで使う物を並べてみました。

買い置きのシャンプーやサボン・ノアールは

本のブックエンドになっています。





大好きな香りの石けんばかり並べていますので

扉を開けるといい香りに毎回、うれしくなります。

またインスタグラムにも投稿いたします。





6月9日投稿しています。

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6月17日投稿しています。

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No.2959

2024年6月18日(火)

こと

「トルーマン・カポーティが超有名になる前の小説」



トルーマン・カポーティと言えば、

有名なものが、『ティファニーで朝食を』、『冷血」

私はそれ以外は知りませんでした。

生まれは

1924年、差別が公然と残るアメリカ南部

両親は子供の頃に離婚、親戚の家を転々として、17歳で

学校を辞めて社会にでています。

今、もしも生きていたら100歳を迎える年齢です。

そして、10歳前後から書き始めたという

小説は未だにあちこちから未発表原稿が出てきて、

その度に天才作家として新たな注目を集めてきたようです。





時代は少し前になりますが、

『グレイトギャツビー』で有名なフィッツジェラルドや、

ほぼ同時期のフランスの作家、フランソワーズ・サガンと似て

若くして文壇にデビューし、その後は社交界で

華やかな交友関係を持ち、ゴシップには事欠かなかったようです。

晩年はドラッグとお酒の依存症で友人宅で59歳で急死

ドラマのような、いえ、事実は小説より稀なりのような運命を辿った

作家のようです。







今、ちょうど、フランク・ロイド・ライト作の自伝と

合わせて読んでいますが、

フランク・ロイド・ライトも日本では帝国ホテルの設計で有名ですが、

内縁関係の相手とその子供たちが使用人に皆殺しされるという

悲劇を背負っていました。







世界に名を馳せた人には特に光と影が付きまとうものでしょうか?

巻末の解説で村上春樹さんは

トルーマン・カポーティはアマデウス・モーツァルトに似ていると

書いておられます。

神童の運命はその後に厳しい試練が待ち受けているものなのかも

しれません。

そんな作家の若い頃の未発表の短編が

この『ここから世界が始まる』に集めれています。

村上春樹さんはこれらの短編小説を習作と呼ばれていますが、

確かに青青しい尻切れトンボのようなものもありますが、

それが、また天才作家の手法なのかもと思って読みました。

1950時代のアメリカの差別社会の空気も感じられる

今の10代にも読ませて感想を聞いてみたいほんです。






6月9日投稿しています。

#マダムワトソン
    



6月17日投稿しています。

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No.2958

2024年6月17日(月)

こと

「パジャマで接客ですか?」



2024年春夏のナルエーのパジャマ、部屋着は

先にご紹介したトワル・ド・ジュイなど

伝統的な柄を取り入れてインテリアに近寄っていきていると思います。

さらに、ピンタック、切り替え、変わり襟などアウターのデザインに

進化してもいます。

しかし、部屋着、パジャマなので

ゆったりサイズで体のラインを隠せるけれど、

隠しているようには見えない。

さらに着心地もいいと、かなり秀逸だと思います。







そのため、

部屋着ではなく、アウターとして着られている方が

半数ではないかと感じています。

昔、ワンマイルウエアという言葉が流行りましたが、

これで宅配便の受け取りに、新聞取りに、ゴミ出しに、

コンビニへ、パン屋さんへ、散歩に、

スポーツジムにと

どんどん、遠くまで行けるようになっています。





7分袖、7分丈丈パンツ付き部屋着 13,200yen


実は、私もそのひとりです。

今日はズボン付きのパジャマ(部屋着)の上着だけを

仕事着として着ています。

ブルーのミモザのような花が涼し気で、実際に

細番手のダブルガーゼはさらっとしてとても涼しく

最高の夏のブラウスになっています。

これでお客様の接客もしていますが、

「外着でも着れるのね!」とおっしゃってくださいます。

これに自信を深めてこれからも、どんどん、パジャマで接客

させていただきます。


他のデザイン、カラーは

ラ・フランス店長の日記でもご紹介予定です。






パット付きロングワンピース(11,000yen)





ピンタックローブ 13,200yen





6月9日投稿しています。

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6月17日投稿しています。

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No.2957

2024年6月16日(日)

こと

「ゴールドブレンドの瓶」



子供の頃から飲み続けている

ネスカフェ・ゴールドブレンドのファンです。

レギュラーコーヒーをメインに飲みますが、

それでも忙しい時にはインスタントコーヒーは重宝します。







愛飲のもう一つの理由はその瓶なのです。

ゴールドブレンドの瓶は昔は円筒形でしたが、今は直方体です。

ヨコにもタテにもきれいに並びます。

中にはまだちょっと高さが高いものもありますが、

サイズは一定化してきたようです。






そうなると、こんなに便利な収納の瓶はなく、

飲み終わった後は、ラベルをきれいに外して洗い、

さらにまとめて食洗機で熱湯消毒して、

乾物、お茶、調味料など食品の保存用に使っています。







もちろん、ショップでも、スプーンなどカトラリー用、

カーテン用部品、ビスなどの保管、収納容器として使っています。

水は、私のお絵描きの用です。

ふたに水を移して、筆洗いに使っています。


もっとおしゃれな瓶はあると思いますが、

廃盤になったら、継続して揃えられないところが残念です。

その点、ゴールドブレンドの瓶ならおそらくずっと

継続的に購入できるはずです。

しかも、なぜか、紙筒に入った詰め替え用より安価なのです。

リユースせずにはいられません。


続きはインスタグラムでどうぞ。





6月9日投稿しています。

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6月16日投稿しています。

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No.2956

2024年6月15日(土)

こと

「さくらんぼ」



山形ブランドのさくらんぼは有名ですが、

それを毎年、今の旬の季節に持って来て下さる方が

いらしゃいます。

時々、一緒に仕事をするTさんです。

お嬢さんの嫁ぎ先の実家から送られて来るそうで、

そのおすすわけをいつも頂戴するのです。







ちょうど来店された70代と80代のすてきなマダムに

小さなカクテルグラスに入れて、紅茶と一緒に

お出ししました。

さくらんぼを出されてうれしくない人は

おそらくいないと思いますが、

「上流階級のおもてなし」(笑)と

とても喜んでくださいました。


今年は粒が小さかったそうですが、

カクテルグラスに入った姿はなおさら可愛くて…

こんな風にみんなに愛される、ひとをハッピーな気分できる人で

いられたれら、そして、全ての人がそうであったら、

世界は幸せになるのにと思います。

まず、私自身がさくらんぼのような存在になることを

目指さなくては。






6月9日投稿しています。

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No.2955

2024年6月14日(金)

こと

「ホテルステイのまねごとNo.3」



インスタグラムに投稿した写真ですが、

ホテルステイの醍醐味のひとつはいつもとは

違う部屋で過ごせるということだと思います。


実は、最近、二人のお客様から、セカンドベッドルームを

作りたいのよと言われました。

私は自分のほんの中で

2ベッドルームのすすめというコンテンツを作っていますので

お仲間ができたようでとてもうれしくなりました。







お家が複数ある方は、セカンドでもサードでも

ベッドルームが作れるでしょうから、

同じ家の中にがんばって別の風景のベッドルームを

作らなくてもすみますが、

そんな羨ましい住環境になくても

壁紙、カーテン、照明などのインテリで違う風景は作り出せます。

しかし、

すぐできるもっと簡単な方法もあります。






それが、くつろぐ場所を変えてみることです。

ちなみにここは私の廊下の一部です。

突き当りと右手がベッドルームに入るドアですが、

その手前にオットマンとスタンドを置いただけです。

今まで廊下だった場所も寛ぎスペースになりました。

他に、アイロンをかけたり、部屋干しの洗濯物を干したり、

畳んだりする洗濯部屋&クローゼットルームに

テーブルと椅子を持ち込んでコーヒーブレイクをすることもあります。

もちろん、バルコニーにも。

くつろぐ場所は意外な場所に作れるものです。

それでは、続きはインスタグラムで!





6月9日投稿しています。

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6月14日投稿しています。

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No.2954

2024年6月13日(木)

もの

「ホテルステイのまねごとNo.2」



週末はホテルステイという方も多いようです。

上げ膳据え膳で、何もせず、

溜まった疲れを取りたい。

この気持ちもよくわかります。

私は都内でOLをしていたはるか昔、

月曜日が大雨や台風の予報だったりすると

日曜日の夕方には会社近くのホテルに泊まっていました。

月曜日の朝のラッシュアワーはほんとうに辛いですね。


しかし、今は自転車で15分以内。

雨の日はタクシーで10分、

という職住近接なので、通勤のストレスはありません。

そのため、近所のホテルに泊まることはありません。







というより、ホテルに泊まることにストレスに感じます。

満足行くレベルかな?

バスルームの隅が汚れているとか、

カーテンにほこりが溜まっているとか、

枕が、羽毛ふとんが…とかチェックインしていきなり

クレームを言わなちゃいけないかな?とか、

そんなことを先に心配してしまうのです。


だから、自分の部屋をホテルルームのようにしました。

そして、ホテルに泊まっているまねごとは大好きです。


最近のまねごとはナイトテーブル(6台もある)の

1つをホテルのキャビネットにみたてて

引き出しにコーヒーセットをいれておくことです。

ネスカフェのドルチェグストとかいうコーヒーメーカーを

最近ずっと使っていませんでしたが。

キッチンの棚の上から下ろして、その上に設置しました。

コーヒーはポットで淹れたほうが美味しいと思うのですが、

このコーヒーメーカーは、汚れものも少ないし、簡単ですから

ホテルステイのねまごとになります。

こんなことでも楽しめます。

続きはインスタグラムをご覧くださいませ。






6月9日投稿しています。

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6月12日投稿しています。

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No.2953

2024年6月12日(水)

もの

「ホテルステイのまねごとNo.1」



これまで長年、お客様のベッドルームのコーヒーを

させていただいて来たのですが、

常にまっさらな状態から始めるわけではなく、

もともと、物置にしていた部屋とか、

リビングのとなりの畳の部屋で

洗濯物をテレビを見ながら畳む部屋だったとか

お子さんが独立したからあまった部屋とかなので

広さは5畳から7畳以下が多いです。







さらに都内ではどんどんお部屋が狭くなっていますので

分譲マンションでも40㎡以下のワンルームというケースもよくあります。

しかし、広いお部屋でもワンルームでも

ホテルの部屋と考えれば簡単です。

つまり、

中心はベッド、ナイトテーブルやランプスタンド

ベッドの寝心地は常に最も重要視されるものです。

そんな視点で考えると、

お部屋はとてもすっきりと心地よくホテル化します。

ホテルのまねごとから始まるのがベッドルームづくりだと思います。







6月9日投稿しています。

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6月12日投稿しています。

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No.2952

2024年6月11日(火)

もの

「パリに暮らす人の、部屋づくり」



まず、ピンクにスミ文字とスミ一色のParisという文字が

書店で目を惹きました。

雑誌、プレミアムは好きなほんですが、

やっぱり、 雑誌は表紙で買うものだな~といつも思います。







イラストはパリの狭いキッチンで

椅子に腰かけて何かを食べている女性。

飾らない感じと自分スタイルを楽しんでいる雰囲気が出ています。







パリに23年住むライターがコロナ渦の2021年から

3年かけて取材したパリのアパルトマンに暮らす

普通の人々の日常生活が満載でとても楽しいです。







また著名人のかつての部屋も巻末に紹介されています。

著書『第二の性』

フェミニズム、ジェンダー論の最初の女性旗手であり、

サルトルとの結婚を伴わないパートナー関係で

自由恋愛による男女関係のありかたを世に示したその時代の先駆者、

作家シモーヌ・ド・ボーボワールのかつての部屋も

紹介されています。

怖そうな雰囲気とは似つかわしくない、人形集めが趣味だったという

ごちゃごちゃした部屋の一角から意外な側面も見られます。







処女作『悲しみよこんにちは』で19歳の若さで時の人となり

巨額の印税を手にし、最後は巨額の借金を抱えていたという

波乱万丈の人生を送った作家、

フランソワーズ・サガン。その比較的安定期の部屋も

センスあります。







2023年に亡くなった歌手のジーン・バーキンは

フランスの老舗のファブリックや壁紙のメーカー、ブラクニエの

壁紙を好んでいたとか、私もいつか、ブラクニエのカーテンと

壁紙を貼った部屋にしたいと思っています。

好きな歌手と趣味が一致したようでうれしくなりました。







パリオリンピックを前にして、

政治面でフランスは揺れに揺れていますが、

モダンスタイル、クラシックスタイルと形に全くはまらない

パリの人々のセンスとほとばしる個性が

パリという古くて最新の街を形作っているのだなと

感じさせられます。





毎晩、数ページづつ、パリのモニュメントの壁紙を貼った

自分のベッドルームでゆっくりじっくり読みたいと思っています。

写真だけでなく、細やかな取材文も面白いです。


今日のインスタグラムはこの部屋から。

『オー・シャンゼリゼ』に乗せて♪






6月9日投稿しています。

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6月11日投稿しています。

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No.2951

2024年6月10日(月)

もの

「モリスの部屋でお待ち頂けます」



インテリアのご相談にお越しになる方の

約99%が女性の方です。

そのため、ご夫婦でお越しの場合は、たいていその間、

ご主人様は別の場所に行かれて、

奥様の「終ったよ」の合図でお迎えに来られることが多いです。







先日は駐車場の車の中でお待ちになっておられたご主人に、

インテリアのご相談が長くなりそうなので、

駐車場のドアからすぐの『ホテル・モリス』看板のある

小部屋にご案内しました。







約6畳の小さな部屋の中で

コーヒー片手にクラシック音楽を聴きつつ、

お待ちいただいたのですが、









約1時間半後、

ご相談が終って、お二人、車で帰られた直後、

奥様から、

「『最高の気分だった』と主人が言っていますよ」と

メッセージが来ました。

うれしいですね~。







モリスの部屋はドアを締めれば個室になりますから

BOSEのスピーカーから流れる

クラシック音楽を聴きながら

静かに過ごされておられたのでしょうか。

普段は大きなお家に住まれているから、

かえって狭い空間の方が籠れる感じで

落ち着かれたのかしれません。









お待ちになられるご主人様、車の中や、

近くのスタバに行かれなくても

モリスの部屋で美味しいコーヒーをお出ししますので、

ぜひ、お申し付けくださいますように。

きっと最高の気分に浸って頂けると思います。






6月9日投稿しています。

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6月10日投稿しています。

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No.2950

2024年6月9日(日)

もの

「エクスクルーシヴなタッセル、フリンジ」



2020年1月、コロナが日本で騒がれ出した直前、

パリでのインテリアの展示会に行きました。






こちらはその内の1軒、”HOULES”と書いて

「ウレス」と読む、カーテンのタッセル、フリンジの

老舗トップブランドのショールムです。







「ものことほん」でも過去に何度かご紹介したことも

ありますが、







おびただしいほどのタッセル、フリンジが

さほど広くないショールームに所狭しと

ディスプレイされている大変人気のショールームです。







そのウレスから2024年最新のコレクションが

マダム・ワトソンのショップにやって来ました。







黒い布張りのふたを開くと

浅黄色の内側に

『IMPERIAL』と書かれています。

その中にフリンジのサンプルが色ごとに

きちんと納められているのですが、

まず、箱の美しさにびっくり。










中身はインペリアルの名の通り、

エクスクルーシヴなフリンジ、トリムなどのサンプルと

さらに

エクスクルーシヴなあしらい方の冊子が納められています。

私はこのサンプルボックスごと欲しくなってしまいました。







繊細なフリンジは卓越した技術者による手仕事によるもので

サンプルとはいえ、貴重なものです。







フリンジと同じ色でタッセル、テープなど

コーディネートできるところが、さすが、おフランスです。







フリンジの価格も1m単価で1万円前後からと、

贅沢なものですが、







シンプルな無地のカーテンをフリンジやタッセルだけで

ゴージャスに変身させられますから、

服につけるネックレス、ペンダント

ブローチなどの宝飾品と捉えると

決して高くないと思います。







カーテン、クッションカバー以外でも、ソファ、 ベッドスカート、

その他、壁の装飾に使ってもステキです。

フランスのフリンジ、タッセルは見ていると

わくわくが止まりません。





6月9日投稿しています。

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6月9日投稿しています。

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No.2949

2024年6月8日(土)

こと

「新しいモリスはこんな感じ」



先日、マナトレーディングのショールームに行って

未発表の新作モリスの生地を見てきました。









モリスはコレクションを重ねるごとに

様々に変化してきていると思います。







後世のデザイナーが モリスの図案をトレースしながら、

手を加える度に、それぞれのデザイナーの個性が

反映されてどんどん魅力が深まっています。







モリス商会設立から160年余り

その不思議不思議の魔法は底なし沼のようです。






正式な発表は少し先ですが、

今回はモリスの一番弟子とも言われた、

イギリス人 建築家、家具、テキスタイルデザイナーの

Charles Francis Annesly Voysey

チャールズ・フランシス・アンズリー・ヴォイジー (1857-1941)

とのコラボレーションのようです。

詳細はまだ後日。お楽しみに!







5月11日投稿しています。

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6月6日投稿しています。

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No.2948

2024年6月7日(金)

ほん

「武者小路実篤の『友情』」



武者小路実篤という作家については雑誌『白樺』を

創刊したという教科書的な知識しかなく、

高校生の頃、家の書棚にあったほんを2,3冊は読んだ気がしますが、

今は全く憶えていません。







そして、武者小路実篤という

この硬い名前からはとても想像できない

絹糸のような文章を綴る作家だと知ったのは

実は、1、2年以内です。

それも、NHKラジオの『朗読』で聞いただけでした。

そしていつか読んでみようと思いながらもすっかり

忘れていましたが、先日、書店で目に留まって

表紙をみたら、

なんて、レトロですてき!と思い、他3冊と合わせて購入しました。







武者小路実篤は、1885年 明治18年、

今の千代田区一番町に父、子爵の8番目の息子として生まれたそうです。

父実世は明治4年に岩倉具視使節団の一行に加わった人でしたが

実篤が2歳の時になくなっています。

その後、実篤は6歳で学習院初等科に入学と

順調に優等生への道を歩み始めます。

お育ちのよさは確かに、文体にも現れています。


『友情』というこのほんはまだ読み始めたばかりですが、

ほんの定価は370円でした。

物価高、物価高、と今、声高に叫ばれていますが、

370円は

スタバのコーヒーの一番安いもの1杯分くらいの価格です。

しかし、この1冊から得られる想像力、思い、感性は

果てしないでしょう。

ほんはほんとうに安すぎるくらい安いと思います。

スタバのコーヒー1杯分と思って、もっと、明治、大正、昭和の

作家の小説を買って読んだ方がいいですね。






5月11日投稿しています。

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6月6日投稿しています。

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No.2947

2024年6月6日(木)

もの

「幸せ感はルリエーブルか、ピエール・フレイ級」



先日、パラペン、シリコン、パラフィン、石油鉱物無添加の

イタリア製のオーガニックシャンプー&コンディショナーが

ショップにやって来ました。

私も早速買って使ってみました。


ささわしシャンプーをずっと愛用していましたが、

これは癒し系のオーガニックシャンプーだと感じました。

香りでまず、すごく癒されます。







弱酸性のシャンプーですが、きしみ感も少なく

少量で適度に泡立ち、コンディショナーも少量で

髪の毛全体に行き渡る感じです。

洗っている間中、お風呂に入っている間中、

そしてお風呂から出て、髪の毛を乾かしている間も

幸せ感がずっと続くことに自分でも驚いています。

仕上がりはふわっとなめらかな感じ。

シャンプーでこんなに幸せな気分になったのは初めてでした。







ホテルセンチメンタルのエンブレム刺繡の

バスマットの上に転がしたり、

ルリエーブルのハイソな壁紙の前で

eセクレタリーの上に

ピエール・フレイのゴージャスな生地の上に置いてみたら

なんだか雰囲気はぴったりでした。

香りはお伝えできませんが、幸せな感じ、伝わるでしょうか?


500mlで1900(2,090)yenという価格は

ハイ・コストパフォーマンス!





5月11日投稿しています。

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No.2946

2024年6月5日(水)

こと

「元に戻すことがリサイクル」



先日、私のインスタグラムで

おふとん類が工場からやって来るときに入っている

大きな紙袋を小さく畳んでごみにする投稿をしましたが、

それから、

リサイクルということを世界中の人々が意識し始めて

どのくらいになるのかなと考えていました。







新聞紙はずっと昔からリサイクルでしたし、

布の回収業者さんも昔はありました。

セーターはほどいて別のものに作り変える編み物屋さんもありました。

もともと、紙がそんなに簡単に手に入らなかったのかもしれませんが、

チラシの裏紙は必ず別のものに利用したり

新聞紙で洋服の型紙を取ったりもしていたと思います。

新聞紙に直接お習字の練習をしている映像を見たことがあります。


買い物はかごをぶら下げて、

お豆腐屋さんにはボールを持って、買いに行っていたそうですから、

そう考えてみると、使い捨ての時代からバブルの時代のあとまでが

リサイクルを忘れていたのかも、それをこの20年くらい前から

思い出しているのかもしれません。


リサイクルというのは結局、元に戻して何度か使うことだと思います。

大きな紙も元の折り方に戻して、畳む、すると小さくなり

また利用できます。ゴミにしかならなくても

元の状態に戻すことでかさを減らすことができます。

まずは、身近なものを元の状態に近づけてから

リサイクルできるかゴミかを

考えたらいいのではないかなと思っています。





5月11日投稿しています。

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6月5日投稿しています。

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No.2945

2024年6月4日(火)

こと

「午前5時の幸せな時間」



インスタ日記として4月中頃からできるだけ毎日

投稿しようと連載を始めたのですが、

気づいたことがひとつあります。

それは、朝型の方と夜型の方ははっきり別れているということです。

朝の5時に投稿して反応をされる方、

夜中の2時頃投稿しても反応される方は

いつもほぼ同じ方です。







私はコロナ前は長く午前6時頃出勤していましたが、

職種によってもどちらかにならざるを得ないことも

ありますから、朝型、夜型はどちらがいいかではなく、

どちらが心地よいか、そして両方でもいいのではないかと思っています。







特に今の時期

晩春から夏に向かう5月、6月の朝の空気はとても心地よいので

夜型で朝型になります。

外がまだ静かな時にバルコニーに出て、花を見て、枯れた花を摘んだり

水やりをしたりしながら、からだが起きたら






ベッドを整え、キャンドルをつけ、

コーヒーを飲みながら本をよんだり、

英語の予習をしたり、アイロンをかけたり、

何も特別なことをしない静かな時間が最高のひと時だと感じます。

そこに幸せを感じます。






5月11日投稿しています。

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6月4日投稿しています。

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No.2944

2024年6月3日(月)

もの

「ラグパ」



夏が近づくとどういうわけか、

ベッドパッドのご注文が一気に増えます。

汗をかく季節になるからでしょうか?

それとも、寝ている面が不快に感じるようになるからでしょうか?







オリジナルピュアニューウールのベッドパッドは

ウールの1層式のスタンダードと、2層にした

ラグジュリーというものがあります。

その製造方法は企業秘密なのですが、

「スタンダードとラグジュリーはスタンダードが夏用で

ラグジュリーが冬用でしょうか?」

というご質問をよく受けます。







メインのウールに関しての最大の利点は

熱伝導率の低さにありますから、

室温に影響を受けることが少なく

ウール自体の温度はあまり変わらないのです。

そのため、夏でも暑くならず、

反対に冬は温かく感じるのです。

つまり、厚みに関係なく1年中、

ラグジュリーでももちろんOKです。


どちらが気持ちいいかと言われたら

やはり、ラグジュリーです。

通称、ラグパと呼んでいます。





ふくらんでる部分の厚みは約8cmから10cmほどもあります。

寝ている間にだんだんと落ち着いてきますが

この上で眠って気持ちよくないわけはありません。


洗濯はクリーニング店の直噴式の水洗いが適しています。

コインランドリーで洗う場合は、綿切れしないように

丸めてひもで縛って洗うことになります。

何度か浴槽で足踏み洗いをしたこともあります。

すすぎの後、浴槽の縁にかけておけば、数時間で水が抜けて

軽くなりますが、

重労働と思われる方も多いかもしれません。






ラグパを毎日、天日干しされるというすばらしい方が

いらっしゃいましたが、

シーツを替えた時に日当りのいい部屋で部屋干ししても、

ぷくっと膨らみが戻ってきます。

私はラグパを2枚重ねにしている時もあります。

つまり4層です。

理由は1枚洗濯に出している時でもラグパで眠れるからです。

夏を気持ちよく乗り切るためにボトムは常に清潔でいたいですね。





5月11日投稿しています。

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6月3日投稿しています。

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No.2943

2024年6月2日(日)

もの

「楽しく、ラクして、ラグジュリー枕」



仕事、家事、いろんな作業のやり方を工夫して

ラクにしたい、でも、ラグジュリーでありたい。

そんなちょっとしたアイデアのひとつがこれです。







ロングセラーで人気No.1の「洗える枕ラグジュリー」には、

つぶわたがぎっしり詰まっています。

高さを調整できるように脇にファスナーがついていて、

そこから中のわたを出し入れするのですが、

多くの方は高すぎるようで、中のつぶわたを抜いて低くなさるようです。







その際、あまったつぶわたを別の新たな側袋に移し替えれば

新品の枕がもうひとつ以上作れます。

しかし、その詰め替え作業をちょっと大変に感じる方も

いらっしゃると思います。







先日、枕とブレックファストピローの側袋を

ご購入されたお客様は

移し替え作業にちょっとご不安そうでした。そのため、私たちで

代わりに移し替えて差し上げました。







そのつぶわた移し替えの際に使ったひみつ兵器が

上の絵のものです。

厚紙をメガホンのようのくるっと丸めただけのものです。


側袋に差し込んで開いた方からつぶわたを入れて

漏斗(ろうと)のように使うと、スルッときもちよく入ります。

きれいにするっと移し替えるためには

ツルツルした厚紙がおすすめです。






ラグジュリー枕をお買いになる際は

余ったつぶわた用に別の小さいサイズの側袋を用意しておくと

一個の枕で2個できておトクです。

お手製の「漏斗」もぜひ、ご用意くださいませ。

楽しく、ラクして、ラグジュリー枕のアイデアでした。






5月11日投稿しています。

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6月2日投稿しています。

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No.2942

2024年6月1日(土)

こと

「気分が上がり放題!」


昨年の春夏の最終SALEでも残っていた

ロマンティックなダブルガーゼのピンストライプのブルーローブを

買ったまま、ずっと袖を通さずにいましたが、

先日、初めておろしました。







たっぷりの生地を使ったそのデザインは

くるっと回ると円形になるくらいです。

さらに、7分袖の先にたっぷりの長いフリル付き、

その先端はスカラップ。

胸元には小花の刺繍と、デザインが重なった

凝ったディテールは感心するほどです。

なのに、このローブはなぜ、どなたにも気に入られなかった

のだろうと考えました。







多くの方にはロマンティック過ぎると映ったのかもしれません。

そんなローブに丁寧にアイロンをかけて、羽織ったとき、

気分が自分レベルで最高になりました。







よく、お客様から、「自分には可愛すぎる」と

ロマンティックなものに対してコメントを聞くことが多いのですが、

可愛すぎると感じる理由は、わくわくエネルギーを

たくさん発散しているからではないかと思います。







そのため、そのエネルギー量に自分自身が負けるような

感じがするのではないかと思います。







しかし、

そんな可愛すぎ、ロマンティックすぎのものを身につけると

そのわくわくエネルギーを一気に吸収したように

気分はとても晴れやかになるとことを実感しました。







すると、今度は吸収したわくわくが体から出てきて

保留していたこともどんどんやりたくなるのです。







悲観的になったり、不機嫌になったり、

落胆したりするマイナスの出来事があったときのためにも

可愛い過ぎるくらいロマンティックなものは必要では

ないかと思います。

新たな勇気やモチベーションを与えてくれる

そんなわくわく感を持つものは強力な助っ人であり、

マイナス気分を打ち消す武器になると思います。






5月11日投稿しています。

#マダムワトソン
    



5月31日投稿しています。

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